WWE:TV Matches 2014 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ケージ・マッチ:セス・ローリンズvs.ジョン・シナ(Raw 12/15/14) |
@ジョン・シナvs.セザーロ(Raw 7/28/14)
ヘッド・ロックで韻を踏んでスタート。
セザーロがシナのダウンのリズムに合わせて
動きにメリハリつけているのが上手いですね。
セザーロのショルダー・ブロックで
エプロンのシナが吹き飛ばされ場外ダウン。
ここでダウン・モードに一気に入るのかと思いきや
猛攻開始もブルドッグ自爆で失敗したりと、
細かく段階を踏んで高めていきました。
非常にやりがいを感じているようで自由度の高い攻防へ。
ダイナミックでアイディアフルでしたね。
この2人にはPPVで絶対にもう一度戦って欲しい、と思わせる内容。
好勝負に少し届かず。
Aフォールズ・カウント・エニウェア・マッチ:ディーン・アンブローズvs.セス・ローリンズ(RAW 8/18/14)
FCA戦ということで観客席を通ってステージへ。
移動はスムーズでグダづかせません。
FCA戦らしいハードなスポットを挟みながら
アンブローズが被虐の演技で移入感を高めます。
同時クローズラインで両者ダウン。
何脚もの椅子、テーブル、ケイン乱入と
色々な要素を絡めてエンターテインな攻防を繰り広げます。
最後はコンクリートブロックをサプライズで出して
アンブローズを欠場に追いやる非常な一撃。
ストーリー要素が後半は強かったものの見応えのある一戦。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:9/?/14)
BIC王座戦、3ウェイ・ダンス:ドルフ・ジグラー(ch)vs.セザーロvs.タイソン・キッド(SD 11/14/14)
スープレックス・マシーンとしてセザーロのスケール感を加えながら
3ウェイ・ムーブを潤沢に盛り込んでいます。
+1の提案で少し崩れる場面もありましたが、
非常にスムーズで意欲的な内容です。
また、キッドが上手く流れを崩すことなく
脚攻め要素も加えていますね。
決して長くない時間に盛りだくさんで行うので
ややメリハリが弱いのが欠点でしょうか。
セザーロ脱落後、ジグラーvs.キッド。
ヘッド・シザースで鉄階段にぶつけたり
フェンスの上にのって胸を蹴ったりと
キッドが独特なスタイルを提示。
ジグザグによる一発逆転で締めていましたが、
このシングルも中々面白いのができたでしょう。
素晴らしい内容。
通常放送ということで試合時間が物足りないのが残念です。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:12/?/14)
Cケージ・マッチ:セス・ローリンズvs.ジョン・シナ(Raw 12/15/14)
受けによる距離の取り方、
ロープ・ワークの交え方、
そして主導権を握った側の間の取り方、
これらを完璧に相手と一致させながら
上手いこと組み合わせるので独特のスピード感がありますね。
疲労感も決して失われていません。
後半はフォールもありルール及び
J&Jセキュリティで広げていく。
終盤としっかり切り離したクライマックスでは
ビッグ・スポット一つ一つで大きく盛り上げ。
レスナー乱入シーンでさえ試合と乖離していない。
セスが場外に降り立ち、
ステージでJ&Jセキュリティに担がれる
最後の最後までお見事としか言いようのない演出でした。
文句なしに好勝負。
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョン・シナvs.セザーロ(Raw 7/28/14)Aフォールズ・カウント・エニウェア・マッチ:ディーン・アンブローズvs.セス・ローリンズ(RAW 8/18/14)
BIC王座戦、3ウェイ・ダンス:ドルフ・ジグラー(ch)vs.セザーロvs.タイソン・キッド(SD 11/14/14)
Cケージ・マッチ:セス・ローリンズvs.ジョン・シナ(Raw 12/15/14)