WWE:Best of TV Matches 2005の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | エッジ、クリスチャンvs.ランディ・オートン、ショーン・マイケルズ(Raw 2/21/05) エッジvs.クリス・ベノワ(Raw 4/4/05) #1コンテンダーズ・トーナメント1回戦:エディ・ゲレロvs.カート・アングル(SD 4/14/05) |
@サブミッション・マッチ:クリス・ベノワvs.クリス・ジェリコ(Raw 2/7/05)
組み合ったまま場外に出たりとライバル関係をアピールし、
いつ決まるか分からないサブミッション絡みの攻防を見せる。
基本的に目指すべき方向性はそれでよいと思うが、
日本というお国柄を意識したか試合構築面は杜撰。
他が簡単に真似できる内容ではないがクオリティは余り高くない。
まあまあ良い試合。
Aエッジ、クリスチャンvs.ランディ・オートン、ショーン・マイケルズ(Raw 2/21/05)
オートンは長身の映える動きで見得を切り、
クリスチャンは勘違いカリスマ・キャラとNWAヒール・タッグを融合させて上手いタッグ・ワークを見せている。
エッジ含め、大局を見ながら相手を孤立させており、
反撃されても動じずに主導権を渡さない事にだけ集中しています。
HBKもハイ・センスを発揮してクリスチャンと良いレスリングを見せたり、
クライマックスで試合をスティールしたりと活躍しています。
個々がそれぞれ独自の魅力を提供しあった素晴らしい内容。
孤立は割かしあっさりと交代させているので、
もっと引っ張ればよりドラマチックになる余地は十分ありましたね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:7/18/10)
Bエッジvs.クリス・ベノワ(Raw 4/4/05)
ベノワがテーピングしている腕の痛みに対して見事な表現を見せました。
攻撃した後休みを必要とするような深刻な負傷度合いに設定、
いつもと違った引きのあるスタイルに変更、技でもチョップに加えてエルボーを導入する等して切迫感を見せています。
エッジがこれに対して情けのないヒールっぷりで良い腕攻めを見せています。
圧倒的なリアリズムで迫ってくるドラマチックな内容でしたね。
もしエッジに腕をターゲットにした決めサブミッションがあれば余裕でクオリティが一段上がりましたよ。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:7/18/10)
C#1コンテンダーズ・トーナメント1回戦:エディ・ゲレロvs.カート・アングル(SD 4/14/05)
流れるようでいて捻じ伏せるようなレスリング。
片時も油断できない緊張感があります。
それ故最初のCM前にはエディが一気に3アミーゴからフロッグ・スプラッシュを狙っています。
この試合の目指す先は昨年のSummerslamと同じですね。
しかしこの試合は地に足がついていて、逸って浮き足がったりしていません。
驚異的なのはこの雰囲気を中盤以降も持続させた方法です。
エディは受動的なカウンターを冴え渡らせる事で、
大技を使い回しと感じさせずに何度も使用する事に成功しています。
カートはジャーマンを連続で打たず、
ガット・レンチを所々で挟む等する事で、
この試合にクラシカルで真剣な勝負観を与えます。
それによりボディ・スラムも決定打になりえる見事なシーソー・ゲームが展開されました。
まさにWMとSSの試合を足して2で割る事で編み出した完成形といった感じですね。
ただフィニッシュが致命的に問題です。
乱入してきたミステリオに対しエディが誤解、
ごたごたから椅子とぶつかり3カウントを許してしまいます。
ヒール・ターンしてのミステリオとの抗争の出しに使われたのも癪だし、
この繊細な攻防の積み重ね故に成立した頂きが
その世界に存在しないはずの物によって崩されるなんて実に愚かしく悲しい事です。
フィニッシュさえ良ければMOTYCレベルでしたよ。
文句なしに好勝負。
(執筆日:4/?/10)
注目試合の詳細
Aエッジ、クリスチャンvs.ランディ・オートン、ショーン・マイケルズ(2/21/05)クリスチャン対オートンで試合開始。
オートンがコーナーに押し込もうとする。
クリスチャンが体勢を入れ替え殴りかかる。
オートンは避けると殴り倒しポーズ。
組むとオートンがロープに押し込む。
クリスチャンが体勢を入れ替えコーナーに押し込む。
胸に張り手を叩き込み蹴りを叩き込む。
殴りつけアピール。
コーナーに振って突進。
オートンはコーナーを使って裏に回るとヒップ・トス。
グラウンド・ヘッド・ロック。
クリスチャンは起き上がると自陣に押し込もうとする。
エッジがオートンのパンツを掴んで引き寄せ援護。
クリスチャンがショルダー・ブロックを決めタッチ。
エッジが殴りつけコーナーに振る。
突進。
オートンがコーナーを使って避けスクール・ボーイ。
カウント2で返されるやリスト・ロック。
捻ってHBKの方へ。
HBKはタッチするとエッジにチョップ。
ロープに振ろうとする。
エッジが振り返しショルダー・スルーを狙う。
HBKはニー・リフト。
チョップで倒しカバー。カウント2。
起こそうとする。
エッジが殴り倒す。
交代したクリスチャンが殴りかかる。
HBKは避けるとチョップ。
パンチにチョップで倒す。
コーナーにもたれさせチョップ。
ターン・バックルに何度もぶつける。
コーナーに振りショルダー・スルーでカバー。カウント2。
クリスチャンが腹にパンチ。
サミング。
交代したエッジが殴りつける。
殴り倒す。
ターン・バックルにぶつけ殴りつける。
HBKが殴り返す。
邪魔しようとしたクリスチャンを殴り倒す。
エッジを殴りつけていく。
チョップを打ちロープに振る。
振り返されるもテーズ・プレスからマウント・パンチ。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
エッジが蹴り上げて倒しタッチ。
クリスチャンがブレーン・バスターを狙う。
HBKがインサイド・クレイドル。カウント2。
グラウンド・ヘッド・ロック。
クリスチャンはカウント2で返すと起き上がり持ち上げる。
HBKが首投げでグラウンドに戻す。
クリスチャンはカウント2で返すと起き上がりロープに振る。
ヒップ・トスへ。
HBKが防いでヒップ・トス。
グラウンド・ヘッド・ロック。
クリスチャンはカウント2で返すと起き上がり髪をつかんでマットに叩きつける。
ロープに振りドロップ・キックを狙う。
HBKが受け止め両足をつかむ。
クリスチャンが蹴り飛ばすとその先のロープをエッジが下げていてHBKは場外転落。
クリスチャンがオートンにレフェリーの注意を向けるとエッジがエプロンからフライング・クローズライン。
(CM)
HBKがエッジを殴りつけチョップ。
ロープに走る。
エッジがカウンターでドロップ・キック。
カバー。カウント2。
殴りつけアイリッシュ・ウィップ。
押さえつけタッチ。
クリスチャンが背中を殴りつけ蹴り。
コーナーにもたれさせ顔に張り手を叩き込んでいき挑発。
HBKは打ち返すと体勢を入れ替えるとチョップ。
コーナーに振り突進。
クリスチャンがカウンターでバック・エルボーで倒す。
コーナーに上りダブル・アックスへ。
HBKがカウンターで腹にパンチ。
ふらついたクリスチャンにネック・ブリーカー。
両者ダウン。
HBKが自陣に這う。
先にクリスチャンがエッジにタッチ。
エッジがHBKを捕まえにいくがその前にHBKがタッチ。
オートンがエッジにアッパーカート。
ロープに振りクローズラインへ。
避けられるもパワー・スラム。
エプロンのクリスチャンを殴り落とす。
エッジのクローズラインを避けると膝をつかせて胸を殴りまくる。
コーナーに上ったクリスチャンを殴り落とす。
コーナーに上りエッジにダイビング・クロス・ボディ。カウントは2。
ロープに振ろうとする。
エッジが振り返すと場外のクリスチャンがロープ越しにパンチ。
エッジがオートンをサイド・スラムの体勢に抱える。
クリスチャンが入りリバースDDTで合体させる。
エッジがカバー。カウント2。
エッジがニーを落とし自陣に引っ張る。
交代したクリスチャンがストンピング。
オートンを起こそうとする。
オートンがジャブにパンチを入れていく。
ロープに振ろうとする。
クリスチャンが振り返しバック・エルボーで倒す。
カバー。カウント2。
顔に手を当てる。
チン・ロック。
オートンは起き上がるとバック・エルボー。
クリスチャンがエルボーを叩き込んでタッチ。
2人でオートンをロープに振りショルダー・スルーを狙う。
オートンがDDTに切り返す。
3人ダウン。
オートンが起き上がりタッチ。
HBKがクリスチャン、エッジを殴り倒していく。
クリスチャンにアトミック・ドロップを決め殴り倒す。
エッジにアトミック・ドロップを決め殴り倒す。
クリスチャンをロープに振ろうとする。
クリスチャンが振り替えしショルダー・スルーを狙う。
後ろに着地したHBKにクローズラインを狙う。
HBKはかわすとバック・ドロップ。
カバーするもエッジがカット。
オートンがエッジにエルボーを叩き込み倒す。
クリスチャンがオートンにアンブリティアーを狙う。
オートンはロープに押し飛ばすとドロップ・キック。
ポーズをとり振り返ったエッジにRKOを狙う。
エッジが押し飛ばすとオートンはレフェリーに激突。
そこに生まれた隙をつきエッジがスピアー。
HBKがエッジの背後を取り振り向いたところにチョップ。
ロープに振ろうとする。
振り返されるもフライング・フォア・アームズ。
跳ね起きるとクリスチャンにボディ・スラム。
コーナーに上るとダイビング・エルボー・ドロップ。
コーナーで前奏を鳴らす。
場外のエッジが脚を引っ張り倒す。
2人でHBKの脚を引っ張り鉄柱に股間をぶつける。
2人は椅子を手にしてリングに入る。
起き上がったHBKにコンチェアトを狙う。
しかし避けられ椅子と椅子がぶつかり合う。
手がしびれて動きが止まる。
オートンがリングに入りエッジに道連れクローズラインを決めて場外に落とす。
HBKがクリスチャンの椅子攻撃を避けスイート・チン・ミュージック。
カバーし1,2,3!
HBK、オートンの勝利!
Bエッジvs.クリス・ベノワ(4/4/05)
ベノワは腕にテーピングをしている。
ベノワがバックを取られるもバック・エルボー。
ベノワがチョップ。
チョップで倒す。
ターン・バックルにぶつけチョップ。
殴りつける。
ニーを叩き込んでいく。
スナップ・スープレックス。
エルボー。
エッジがエルボーを打ち込む。
腕を取ろうとする。
ベノワがロープに振りバック・エルボー。
場外に逃げる。
場外に出てきたエッジにチョップ。
殴りつけフェンスに押し込んでぶつける。
リングに戻る。
戻ってきたエッジにチョップを打ち倒す。
ロープに振りキッチン・シンク。
場外に下りて休む。
追ってきたエッジにチョップ。
チョップにエルボー。
リングに戻るとロープに走りスライディング・キック。
エッジはエプロンに上がると近づいてきたベノワの腕をロープに叩きつける。
リングに戻ると腕にエルボー・ドロップ。
腕にドロップ・キック。
腕を引っ張る。
腕を引っ張る。
ベノワが蹴り。
チョップ。
エッジが殴りつけロープにベノワの腕を絡める。
ベノワをコーナーから引き離すと腕を捻りハンマー・ロック。
ベノワがパンチをいれボディ・スラムへ。
エッジは食らいながらもハンマー・ロックを離さない。
ベノワは起き上がるとバック・エルボー。
エルボーを打ち込みジャーマン。
エッジのクローズラインを避けるとジャーマン。
痛みの余りロックが離れるもクローズラインを避け2発目。
起こして3発目。
ダイビング・ヘッド・バッドへ。
しかしかわされ腕を打ちつける。
エッジがカバー。カウント2。
エプロンに転がったベノワの腕にスライディング・キック。
(CM)
エッジがベノワにアーム・ロック。
ベノワが何とかアーム・ドラッグに切り返す。
起き上がったベノワの腕をエッジが蹴り飛ばす。
コーナーに上る。
ベノワがエッジの体勢を崩しチョップを打ち込んでいく。
ベノワがコーナーに上る。
エッジがヘッド・バッドを打ち込む。
ベノワがヘッド・バッドを2倍返しで打ち込んでいく。
スーパープレックス。
両者ダウン。
ベノワはロープ際のエッジを殴りつけバックを取る。
バック・エルボーを避けると両脚を取って倒しシャープ・シューター。
エッジがロープを掴もうと手を伸ばすもベノワが引き戻す。
エッジがロープを掴む。
エッジが蹴りを入れDDTを狙う。
ベノワが腕を取って倒しクロス・フェイス。
エッジは起き上がると腕を捻りアーム・バー・テイク・ダウン。
コーナーで構えてスピアーへ。
ベノワは避けてコーナーに激突させるとスクール・ボーイで1,2,3!
ベノワの勝利!
エッジはベノワに襲いかかり鉄階段にぶつける。
リングに戻すと椅子を持ってリングに入る。
腕に椅子を叩きつける。
もう1発。
場外に下りるとスーツケースを持って去っていく。
試合結果
@サブミッション・マッチ:クリス・ベノワvs.クリス・ジェリコ(Raw 2/7/05)Aエッジ、クリスチャンvs.ランディ・オートン、ショーン・マイケルズ(Raw 2/21/05)
Bエッジvs.クリス・ベノワ(Raw 4/4/05)
C#1コンテンダーズ・トーナメント1回戦:エディ・ゲレロvs.カート・アングル(SD 4/14/05)