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WWE:TV Matches Best of OVWの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@カート・アングルvs.ダマジャ(11/13/02)
 エリック・アングルがダマジャ軍を追い払い一騎討ちでスタート。

 カートが鋭いパンチをベースに、
 引き締まった試合運びを見せます。
 OVWだからと手を抜いていないですね。

 一方のダマジャはカートをコーナーに逆さ吊りにしてカートの腕を引っ張ると
 腕攻めを絡めて一本筋を通していきます。
 狙いは的確で、一軍に上げても心配のないパフォーマンスですが、
 カートと比べてしまうとどうしても見劣りしますね。

 クライマックスは両セコンド戻ってきて演出。
 最後は雪崩式アングル・スラムで迫力あるフィニッシュでした。

 平均的な良試合。
 (執筆日:5/?/21)

AOVWヘビー級王座戦、3本勝負:ニック・ディンスモア(ch)vsダグ・バシャム(OVW 4/12/03)
 レスリングをじっくりやって韻踏みしたり
 WWEでは見せにくい基本の中での創意工夫が光ります。

 ダグがこういうプロレスのレスリング、それを使った構築が好きっていうのは
 WWEでの印象になかったので興味深いですね。

 2本目はダグが脚攻め。
 OVWの方針もありそうですが煽り弱く物足りなかったですね。
 3本目も引き続き脚攻め継続、と展開数少な目。

 その中でどうするかを上は見たいんでしょうけどね。
 
 ニックは疲弊感の出し方は良さげですが、
 試合進行へのリード足りず待ちの場面も。
 
 双方有望であることは感じさせつつ
 まだ足りないところもあることを露呈した内容。

 とはいえ乱入合戦などの演出もあり
 OVWの王座戦としてはエピック・マッチ的に仕上がっています。

 平均的な良試合。
 (執筆日:3/?/23)

B30ミニッツ・アイアン・マン・マッチ:クリス・ベノワ、ジョニー・ジーター、ニック・ディンスモアvs.ダマジャ、ダグ・バシャム、ロブ・コンウェイ(OVW 4/11/03)
 ベノワがOVWに降臨。
 レスリングの強度別物ですね。

 コンウェイも意識高い状態で参戦。
 ハードヒットで沸かせました。

 元々連携技も少なく、トリオとしてはフィットしていない感はありましたが、
 ハイ・テンポでベース・ラインのクオリティは問題ありませんでした。

 本当はOVW勢がもう少し自己主張したかったですね。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:3/?/23)

Cブレント・オルブライトvs.ケン・ドーン(9/14/05)
 オルブライトが巨体をするすると動かし、
 敢えて間を排除したハイ・テンポな攻防を見せていきます。
 ドーンも伸びやかな動きを見せていて良いですね。
 オルブライトの痛めている顔を殴りつけてヒール・アピールも出来ている。
 オルブライトのサブミッション・ネタを要所に織り交ぜたり、
 場外戦のダメージ値を他より重く置いたりと
 圧倒的なテンポの中で他の要素を疎かにしているということもありません。
 ただ最後ジャーマン10連発して
 両者の腕が被さりダブル3カウントという終わり方だけはナンセンスで受け入れがたい。
 WWEレスラーがWWEスタイル以外にも
 こんな試合が出来るのかと驚きと感嘆の声をもって迎え入れられるであろう内容。
 当時OVWが特化していたハイ・テンポ・プロレスのトップ・クラスに位置づけられる試合です。
 好勝負に少し届かず。
  (執筆日:2/2/12)

D統一女子王座戦:ケイティー・リー(ch)vs.ベス・フェニックス(12/23/06)
 ベスがヴィクトリア.クロウフォードに王座を奪われるも取り返したのですが
 どちらも公認されなかったようで、なんやかんやで8ウーマン・ガントレット・マッチでケイティーが王者になったそうです。
 しかし私は負けてないとベスが真の王者を名乗り始め、
 本当の王者をラダー・マッチで決定するというもの。
 HBK vs.ラモンのオマージュですね。

 試合は次期リタになれたはずのケイティーが
 アピールするために上ったラダー上からダイブする形でスタート。
 WWEらしい組み立てで
 相手を潰すという意思から中盤ラダーを上る行為から離れたりと
 しっかりした構成になっています。
 また、驚くべきことにラダー上段からのネック・ブリーカー、落下まであります。
 9分ないという試合時間だけで
 中身は男性レスラーの行なうラダー・マッチと何ら遜色ありませんでした。
 中々良い試合。 
 (執筆日:2/2/12)