WWE:TV Matches Best of NXT 2019 part.3の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | マット・リドル、キース・リーvs.アンディスピューテッド・エラ(ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー)(10/30/19) ウォー・ゲームス出場権争奪戦、ラダー・マッチ:イオ・シライvs.ミア・イム(NXT 11/13/19) |
@タッグ王座戦:アンディスピューテッド・エラ(ch)vs.ストリート・プロフィッツ(NXT 10/2/19)
前半にCM2回。
画面隅に小さな枠で放送されカットではないので、
会場の観客とTV視聴者で差がないのは
TV視聴者にとって嬉しく思えそうなものですが、
中途半端でレスラーからすると処理が大変難しい。
間延びしてクオリティが上がらない方向に左右しているので
CMタイミングが上手いWWEに限っては
この仕様はTV視聴者の為になっていない気がします。
躍動感あるSPにUEのキレのあるムーブでの制圧で
確かなクオリティはありつつ上記制約を受けていた前半。
アブナミドル・ストレッチを決めてセコンドと手を繋ぐとか
手垢のついた演出手法も目立ちましたね。
しかし後半は本領発揮。
ホット・タッチのアンジェロが迫力あるムーブを見せると、
1対2の攻防、脚攻め、立体的交錯、と
線で繋がった一進一退に大きく盛り上がりました。
中々良い試合。
Aウォルターvs.KUSHIDA(NXT 10/9/19)
KUSHIDAは相手の体格に対し
相手のペースに持ち込ませない為の試合運びができていますね。
単純に体格差をスタイルに反映させただけのものとは違う深みがあります。
タイミングはずれましたが、ウォルターがビッグ・ブーツ一発でKO。
KUSHIDAは動かないという受け、
意思疎通が重要な選択をしましたが、
先ほどのような齟齬は起こらずしっかりとした試合進行。
終盤の反撃の方法も先を見据えたもので良かったですね。
TVマッチとしては十分の充実の一戦。
よりスケール・アップさせられる可能性、余地も残っていたので
王座戦でリマッチを是非見たいですね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:10/?/19)
Bダミアン・プリーストvs.ピート・ダン(NXT 10/16/19)
体格差のダイナミズム。
体格差を埋める方策をピートの手攻めに求め、
ピートが上手くやるのはいつものことながら
ダミアンも自分を弱く見せない為の
アクションを繋げる為の受けが出来ています。
CM中も適度なアクション。
場外、コーナー上、と立体性の作り方も良いですね。
NXTを代表するピート、と無敗のプリースト。
そのマッチアップにふさわしい
勢いある一進一退に観客も最高の呼応を見せ、
観客含めた相乗効果で盛り上がっていきましたね。
好勝負に少し届かず。
Cノース・アメリカン王座戦:ロデリック・ストロング(ch)vs.キース・リーvs.ドミニク・ダイジャコヴィック(NXT 10/23/19)
前半はロデリックがヘタレ。
ヘタレなりに存在感を示して欲しいですが、微妙。
キースとダイジャコヴィックの数え歌メインですが、
CMにすぐ入ってしまうので、技も使うに使えずスロー・スタート。
しかし、その後ロデリックがギアをあげてくると
3ウェイらしさに出てきて迫力満点。
そしてスポットだけではない面白さも出てくる。
ロデリックがスライディング・キックを受け止められ、KOされるシーンは良く
キースとダイジャコヴィックが邪魔者抜きに改めて対決だ、続くのは熱い。
右肩上がりの素晴らしい試合。
好勝負に少し届かず。
試合後防衛を祝うUEにチャンパ、ガルガーノが相対。
そこに出戻りのベイラーが登場し、4対3かと思いきや
ベイラーが衝撃のヒール・ターン。
Dマット・リドル、キース・リーvs.アンディスピューテッド・エラ(ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー)(10/30/19)
インディーでは1回しか実現しなかった
このライバル・タッグがNXTで一定期間見れそうなのは楽しみ。
唯一無二のスター・タッグとあって
UEはいつもより80年代ヒール的にヘタレておもてなし。
ただ技を続けさせるだけでなく、
CM明けのリドルとの攻防はノー・モーションで鋭さが増しているし、、
ホット・タッグ後のキースに対する受けもスケール感を高めていました。
コールの介入もキースに跳ね除けられたので、
何とか掠めて逃げ切ったようなフィニッシュ。
そういう意味では通常放送として抑えていますが、
リドル、キースの魅力がひしひしと伝わってくる試合です。
PPVでリマッチを組んで名勝負を生み出して欲しいですね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/?/19)
Eウォー・ゲームス出場権争奪戦、ラダー・マッチ:イオ・シライvs.ミア・イム(NXT 11/13/19)
ラダーを引っ張られターン・バックルにぶつかるなど
ラダー絡みの下限を引き下げて増やした攻防で
細かな一進一退を行うことで女子の弱みが出ない領域で勝負しています。
それでいながらラダーの痛みはちゃんと伝わってきます。
CM中は攻防を温存するといっても少し停滞・平面的。
CMが明けるとコーナー・ラダーへのベリー・トゥー・ベリーなど
派手なスポットもありますが、
彼女らの柔軟性があってこその構築・試合運び。
終盤はダコタ・カイとKLRによる乱入絡みながら
ミアのラダー上からのエプロン橋渡しラダーへの落下が
Holy Shit!過ぎて、すこはマイナス印象にまったくならない。
シライはダークでクールな感じがわめき振舞うキャラに
いつの間にか変わっていてそこがどうかと思うものの
WWEでも最高のパフォーマンスを見せてくれていますね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:11/?/19)
注目試合の詳細
なし試合結果
@タッグ王座戦:アンディスピューテッド・エラ(ch)vs.ストリート・プロフィッツ(NXT 10/2/19)Aウォルターvs.KUSHIDA(NXT 10/9/19)
Bダミアン・プリーストvs.ピート・ダン(NXT 10/16/19)
Cノース・アメリカン王座戦:ロデリック・ストロング(ch)vs.キース・リーvs.ドミニク・ダイジャコヴィック(NXT 10/23/19)
Dマット・リドル、キース・リーvs.アンディスピューテッド・エラ(ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー)(10/30/19)
Eウォー・ゲームス出場権争奪戦、ラダー・マッチ:イオ・シライvs.ミア・イム(NXT 11/13/19)