TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:TV Matches Best of NXT 2015

WWE:TV Matches Best of NXT 2015の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@NXT王座戦:サミ・ゼイン(ch)vs.エイドリアン・ネヴィル(1/14/15)
 落ち着きとスピード感が同居していて
 何度も手を合わせた2人ならではのものを感じさせます。
 細やかなフェイントも深みを感じますね。
 後半に入りインパクトのあるスポットに移っていきますが、
 カウンターでの凌ぎ合いが熱く手に汗握りますね。
 ただ最後のフィニッシュの仕方は
 数え歌としてはやや物足りない気がします。
 好勝負に少し届かず。 

A女子王座戦:シャーロッテ(ch)vs.サーシャ・バンクス(1/21/15)
 それぞれ強引さを持って主張したいことを主張していきます。
 他のディーバにない迫力で序盤から惹きつけられますね。
 サーシャのアピール性、TV映りも見事なもの。
 細かく自分のやっていることに気を払えています。
 シャーロットはスケール・アップのせいで
 若干タイミングずれているがずれているものの
 NXTの他のディーバの誰にもない魅力なのでこれは後から改善していけば良い。
 終盤が少しちょっと単調だが、見応えのある内容。
 平均的な良試合です。

B#1コンテンダーズ・トーナメント:エイドリアン・ネヴィルvs.タイソン・キッド(1/28/15)
 基本的な攻防から探り合い。
 サイエンティフィックに動いているキッド。
 ネヴィルもフェイスに戻ってカリスマ感を作り出しています。
 ニュートラルなシーンを混ぜて土台を上手く作りました。
 キッドがヘッド・シザースで
 ネヴィルを鉄階段にぶつけ主導権を握ります。 
 ネヴィルがダイブから反撃を開始すると
 細かい攻防の切り返し合いと 
 インパクトある投げで終盤を構築。
 綺麗にまとめあげました。
 決勝なら更にもう一伸びできる余力すら感じさせました。
 中々良い試合。

C#1コンテンダーズ・トーナメント準決勝:フィン・バロールvs.ヒデオ・イタミ(2/4/15)
 教科書通りのダウンとロープ・ワーク交えた試合運び。
 技セットの認知度が高いだけに
 他よりも優位な条件下で攻防できている印象。
 ただ逆にそういうのを抜きに見ると
 ヒデオはアピール含めWWEへの適用が
 まだ上手く良い形にはなっていないですね。
 まあまあ良い試合。

D女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロッテ(3/4/11)
 サーシャのヘタレ逃げと
 シャーロットのスケール・アップが見事に一致。
 一転して中盤はサーシャが容赦ない腰攻め。
 女性ならではの体の柔らかさ、気性の激しさが出ています。
 シャーロッテは序盤少し動きが硬かったものの
 後半には改善されて大きく盛り上がりましたね。
 最後のフィニッシャーもこのライバル対決にふさわしかった。
 充実の内容ながら、序盤から中盤への切り替えシーンが
 CMでカットされたりとボリュームの物足りなさを感じる。
 終盤ももう少しニア・フォールを作れたはず。
 中々良い試合。

ENXT王座戦:ケヴィン・オーウェンス(ch)vs.フィン・バロール(3/25/15)
 ペイントなしで挑んだバロール。
 オーウェンスもブル・ファイトを封印し、
 一軍を意識したのかな、と思うような
 WWE TVショーのベーシックなスタイルとなっています。
 ヘッド・ロック・ベースの構成から一進一退。
 その時の熱だけに頼らない
 かなり根幹を意識した試合の作り方です。
 オーウェンスが続けて脚攻め。
 序盤中盤終盤もしっかりクオリティのある内容でした。
 オーウェンスはパワー・ボムをフィニッシャーに位置づけてきたようですが、
 今回みたいなカウンターとしての使い方は見栄えがせず微妙かな。
 好勝負に少し届かず。

F女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロッテ(NXT 7/15/15)
 序盤の雰囲気感は何度も手合わしたのが仇となり少し落ちています。
 シャーロッテのアピールに対し、
 サーシャは静かに受けて立ちます。
 サーシャがこういう形を取ったのは
 NXT卒業を前にヒールを脱ぎ捨て
 ライバルともう1試合というストーリーにのってでしょうが、
 それを考慮するとシャーロッテも少し抑えても良い。
 ここはライバル対決と王座戦、
 どちらの体裁に重みを置くかという問題で正解はないですけれどね。
 中盤サーシャの厳しい攻め。
 シャーロッテが長身を持て余して
 やや不自然なリアクションになっているのが残念。
 シャーロッテがカウンターのパワー・ボムで反撃開始ですが、
 ここは正直1回で決めて爆発的な盛り上がりにしたかったですね。
 1回耐えるシーンはむしろいりません。
 サーシャの挑発に怒っての流れも時間設定をもう少し調整したい。
 それでも終盤は執念の4の字対決を始め、
 ライバル対決として本来あるべき姿に落とし込みました。
 中々良い試合。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@NXT王座戦:サミ・ゼイン(ch)vs.エイドリアン・ネヴィル(1/14/15)
A女子王座戦:シャーロッテ(ch)vs.サーシャ・バンクス(1/21/15)
B#1コンテンダーズ・トーナメント:エイドリアン・ネヴィルvs.タイソン・キッド(1/28/15)
C#1コンテンダーズ・トーナメント準決勝:フィン・バロールvs.ヒデオ・イタミ(2/4/15)
D女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロッテ(3/4/11)
ENXT王座戦:ケヴィン・オーウェンス(ch)vs.フィン・バロール(3/25/15)
F女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロッテ(NXT 7/15/15)