TOPアメリカン・プロレスWWE 1995年 →WWE:Survivor Series 11/19/95

WWE:Survivor Series 11/19/95の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

第1試合は メンバーがいまいちながらも
序盤の速い展開など良い試合。

ASvSイリミネーション・マッチ:アランドラ・ブレイズ、長谷川咲恵、チャパリータASARI、井上京子vs.ベルサ・フェイ、アジャ・コング、ライオネス飛鳥、渡辺智子
 飛鳥の初手ニールキックの切れ味と
 ジャイアントスイングの速度には瞠目。
 次元が違いますね。

 この形式で9分という時間設定だからこそ
 詰め込まれたスポットは当然に上質。
 目が離せません。

 やってる凄さに対してリアクションは薄いですが
 気を取られ過ぎず自分がやれることを、
 比較的いつもの等身大で見せれていますね。

 レフェリーのカウント・ワークに
 少し粗さはあったもののアメリカにない女子プロだから仕方ないか。

 終盤はブレイズvs.巨女三人。
 シチュエーション的には美味しいし、
 WWEでやる以上これしかないのですが、
 本格派ブレイズも女子プロの中では
 抜きん出ることは厳しいので限界。
 最後少し伸び悩む結果になりました。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:3/?/20)

4試合目は試合の質は低いが、
盛り上げ方がうまく、見る価値はあり。

Dワイルドカード・マッチ:ショーン・マイケルズ、アームド・ジョンソン、ブリティッシュ・ブルドッグ、サイコ・シッド対オーエン・ハート、ヨコズナ、レイザー・ラモン、ディーン・ダグラス
 ヒール側にベビーのラモンが、
 ベビー側にヒールのブルドッグ、シッドが入っていると言うのはミソですね。
 全体の構築は余り考えてはいませんが
 その分ワイルド・カードならではの組み合わせや脱落方法で
 多種多様な見せ場を持ったファン・マッチです。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/1/09)

EWWF王座戦、反則、カウントアウトなし:ディーゼル(ch)対ブレット・ハート
 いきなりターン・バックルを外し合う光景には
 RRの一戦が思い起こされましたが、あのレベルには到達しませんでしたね。
 背中攻め対脚攻めへの持っていき方の
 展開は良いんだけど、その実行の仕方が浅かったせいでしょうね。
 それでもディーゼルとしては上出来の部類に入る
 中々良い試合です。
 (執筆日:10/1/09)

総評
 平均点で言えば95年の中でもトップ・レベルですね。
 楽しめる大会です。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

EWWF王座戦、反則、カウントアウトなし:ディーゼル (ch)対ブレット・ハート
  ディーゼルがいきなりコーナーのカバーを外す。
  これに対抗してかブレットも同様にカバーを外す。
  ブレットは脚を狙いにいくが、ディーゼルも相手の狙いどころはわかっている。
  ブレットに打撃を叩き込んでいく。
  ブレットはリング外に逃げて回復を図るも
  逆に鉄柱や柵にぶつけられ、ますます劣勢に。
  リングに戻すもブレットがまた場外へ。
  ブレットを殴りつけリングに戻す。
  ブレットに脚を蹴られるも殴り倒す。
  場外に落とすと鉄階段にぶつけ鉄柱に叩きつける。
  椅子を叩きつけるとリングに戻す。
  背中を痛めつけ早々にジャックナイフを狙う。
  ブレットはロープを使って耐え切ると反撃開始。
  脚攻めから早々とシャープ・シューターを決める!
  ディーゼルはなんとかロープに逃れるが、
  ブレットは再び執拗に脚を攻める。
  シャープ・シューターにいこうとしたブレットだが
  蹴り飛ばされ、コーナーの露出した鉄部分に後頭部をぶつける。
  しかしブレットは足攻めをやめず、ケーブルで鉄柱にディーゼルの脚をくくりつける。
  ディーゼルはブレットの椅子攻撃をビッグブーツで一度は防ぐも、
  身動きがとれす椅子攻撃を食らってしまう。
  完全にディーゼルの脚を破壊しようと椅子を持ってコーナーに登るブレットだが
  ディーゼルに体勢を崩され股間を痛打。
  脚のケーブルをとき自由になったディーゼルは
  アイリッシュ・ウィップでブレットをコーナーの金属部分にぶつける。
  ブレットもディーゼルを金属部分にぶつけ盛り返す。
  お得意の波状攻撃を仕掛けるもブランチャが自爆してしまう。
  更にリングに戻ろうとしたところでエルボーをくらい、実況席のテーブルに沈む!
  ここでディーゼルはジャック・ナイフ予告。
  ジャックナイフに行くが、ブレットが倒れ込んでしまう。
  これにディーゼルが勝利を確信し油断したところを
  ブレットはスモール・パッケージに持っていき1,2,3!
  ブレットが新WWFチャンピオンに!
  納得がいかないディーゼルはブレットにジャックナイフ!
  レフェリー達を蹴散らし、もう一度ブレットにジャックナイフ!

試合結果

@(S):1-2-3-キッド、スキップ、ラッド・ラドフォード、トム・プリッチャード対マーティ・ジャネッティ、ハクシ、ボブ・ホーリー、バリー・ホロウィッツ
A(S):ベルサ・フェイ、アジャ・コング、ライオネス飛鳥、渡辺智子対アルンドラ・ブレイズ、長谷川咲恵、チャパリータASARI、井上京子
Bゴールダスト対バン・バン・ビガロ
C(S):ジ・アンダーテイカー、サビオ・ベガ、ヘンリー・ゴッドウィン、ファトゥー対メイベル、HHH、ジェリー・ロウラー、アイザック・ヤンキーム
Dワイルド・カード・マッチ:ショーン・マイケルズ、アームド・ジョンソン、ブリティッシュ・ブルドッグ、サイコ・シッド対オーエン・ハート、ヨコズナ、レイザー・ラモン、ディーン・ダグラス
EWWF王座戦、反則、カウントアウトなし:ディーゼル(ch)対ブレット・ハート(新チャンピオン!)