WWE：Wrestlemania 37 Night One 4/10/21の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | セザーロvs.セス・ローリンズ SD女性王座戦：サーシャ・バンクス(ch)vs.ビアンカ・ブレア |
①WWE王座戦：ボビー・ラシュリー(ch)vs.ドリュー・マッキンタイア
ラシュリーと真っ向からぶつかれる稀有なマッキン。
マッキンの仕掛けにラシュリーがいらつきながらガツガツと攻め合います。
迫力があり感情のアクセントもあります。
一方で序盤も終盤もダメージ状態が同じに見えるのは根本的欠陥でもあります。
アピール加えて変化をつけるにも限界があります。
最後のフィニッシュも悪くはないがもう少しやりようはあったかも。
中々良い試合。
②#1コンテンダーズ・ターモイル・マッチ：ナタリア、タミーナvs.ナオミ、ラナvs.マンディ・ローズ、ダナ・ブルックvs.ライオット・スクアッドvs.カルメラ、ビリー・ケイ
③セザーロvs.セス・ローリンズ
セスが機敏な動きを見せればセザーロがドラスクで止めようとしたりと
相手のアクションに対して１リアクションでそのアンサーをはじき出します。
試合時間が短いならその中で最高の試合をやってやると
ゴングが鳴った瞬間から常に頭と体を全開で動かしていきます。
規定概念に縛られず雪崩式もふんだんに折り込み、
良い意味で置いてけぼりな内容ですね。
思いつきで詰め込むしかできないような密度なのに
最後までアイディアが尽きないイノベイティブな試合です。
ぎりぎり好勝負。
④タッグ王座戦：ニュー・デイ(ch)vs.AJスタイルズ、オモス
⑤ケージ・マッチ：ブラウン・ストロウマンvs.シェイン・マクマホン
⑥バッド・バニー、ダミアン・プリーストvs.ザ・ミズ、ジョン・モリソン
バニーは有名ミュージシャン。
スポーツ選手ではないし、プロレスの呼吸はなく素人の域を出ないものの
ミズがヘタレて接待するだけかと思いきや、
普通に受けにも回っていて、
すぐにこれまでのゲストとは違うな、と彼を見る目が変わります。
ミズ、モリソンも良い味を出して この試合を楽しんでいますね。
プリーストはホット・タッグを請け負いつつも主役はあくまでバニー。
コーナー上からビッグ・フライを見せ、
そして話題になったカナディアン・デストロイヤーですね。
モリソンの受け身も良いですが、これを見たミズの表情が素晴らしかったですね。
これぞエンターテイメント。
初回WMのミスターT参戦以来、この手の試合はWWEの一つの代名詞ですが、
時代の流れを受けて進化しているな、と実感させましたね。
平均的な良試合。
⑦SD女性王座戦：サーシャ・バンクス(ch)vs.ビアンカ・ブレア
試合前から感極まってしまうブレア。
そのブレアの感情を受け止め同調した上で、
ヒールとして煽りビアンカを落ち着かせたサーシャの対応力はお見事。
ビアンカはオールラウンダーですが、今回はパワーを強調。
ボディ・リフトで持ち上げたまま鉄階段を登りリングに投げ入れたのには驚きましたね。
サーシャに肯定された感情に身を任せつつ
素晴らしいムーブを見せてくれました。
ストレートでエモーショナルな試合に
アクセントで付け加えられたのがビアンカのポニー・テール・ネタ。
ストラップ・マッチ的な攻防に利用し、
最後には強烈なむち打ちが会場に響き渡ります。
ここからのフィニッシュの流れが見事で気落ちよかったですね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日：4/?/21)
DVD Rating：★★★★☆
注目試合の詳細
なし試合結果
①WWE王座戦：ボビー・ラシュリー(ch)vs.ドリュー・マッキンタイア②#1コンテンダーズ・ターモイル・マッチ：ナタリア、タミーナvs.ナオミ、ラナvs.マンディ・ローズ、ダナ・ブルックvs.ライオット・スクアッドvs.カルメラ、ビリー・ケイ
③セザーロvs.セス・ローリンズ
④タッグ王座戦：ニュー・デイ(ch)vs.AJスタイルズ、オモス(新チャンピオン!)
⑤ケージ・マッチ：ブラウン・ストロウマンvs.シェイン・マクマホン
⑥バッド・バニー、ダミアン・プリーストvs.ザ・ミズ、ジョン・モリソン
⑦SD女性王座戦：サーシャ・バンクス(ch)vs.ビアンカ・ブレア(新チャンピオン!)