TOPアメリカン・プロレスWWE 2020年 →WWE:Money In The Bank 5/10/20

WWE:Money In The Bank 5/10/20の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@SDタッグ王座戦:ニュー・デイ(ビッグE、コフィ・キングストン)(ch)vs.ジョン・モリソン、ザ・ミズvs.ルチャ・ハウス・パーティvs.フォガットン・サンズ
Aボビー・ラシュリーvs.Rトゥルース
BSD女子王座戦:ベイリー(ch)vs.タミーナ
Cユニバーサル王座戦:ブラウン・ストロウマン(ch)vs.ブレイ・ワイアット

DWWE王座戦:ドリュー・マッキンタイア(ch)vs.セス・ローリンズ
 マッキンが機動力のある攻めと
 悠然とした間で魅力的に振る舞います。

 このマッキンの攻めをセスが良い受け身でスケール・アップ。
 間も相変わらず安定していますね。

 セスがトぺやダイビング・ニーに拘り派手な攻め。
 マッキンもトペを受け止め実況席にベリー・トゥー・ベリー、と
 スケール感のある攻防へと発展していきます。

 無観客ということも考慮してか
 少し大技割合が高く、終盤の変化量が物足りないものの
 概して上手くいっており、この1戦だけでは終わらせたくない内容。

 好勝負に少し届かず。

EMITBラダー・マッチ:アスカvs.カルメラvs.ダナ・ブルック
vs.レイシー・エヴァンスvs.ナイア・ジャックスvs.シェイナ・ベイズラー
FMITBラダー・マッチ:オーティスvs.AJスタイルズvs.アレイスター・ブラックvs.ダニエル・ブライアンvs.キング・コービンvs.レイ・ミステリオ
 入場が他と違うぞ、と思っていたらまさかのWWE本社が舞台。
 男性はトレーニング・ルームから、女性は玄関口から同時スタート。

 WWE本社ツアーになりますが、
 流石に大人数のというともあって、
 エッジオートンの二の轍は踏まず激しい乱戦。
 BGMもかけられ良い感じです。

 要所では各レスラーの顔芸と共に
 コミカルなシーンも入っていますね。
 ブラザー・ラブやドインクといったレジェンドから
 ステフ、ビンスまで登場して盛り上げます。

 ただ個人的にはコメディーと組み合わせなくても
 十分に試合として高いクオリティを作れる可能性はあったように思いますね。

 映像プロレスとして寄せれば
 ゴールが屋上であることを予め明示してマップも示せば
 (そのマップが真実である必要性はまったくないのだから)
 そこにどのようなルートで行くのか
 サバイバルゲーム的面白さも出せたでしょう。

 マンネリ化を防ぐために男女同時開催にするなら
 もう1歩踏み込んで、男女間の共闘といったドラマも織り交ぜられたはず。
 男女出くわすシーンもありましたが、ただ同じ空間にいるというだけでしたし、
 最後のコービンがアスカのMITB奪取を阻止しようとするのも取ってつけた感が強い。

 また、最後の舞台である屋上特設リング。
 ライト・アップし、空撮も使った割に
 ここのラダー・マッチはオーソドックスな攻防で
 それまでのハチャメチャぶりは鳴りを潜めていましたね。

 十二分に楽しませてもらいましたが、
 もっともっと凄い試合にできる可能性を感じました。
 
 これはコロナ限定と言わず、もう一度チャレンジしてもらいたい。
 
 好勝負に少し届かず。


 (執筆日:4/?/20)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@SDタッグ王座戦:ニュー・デイ(ビッグE、コフィ・キングストン)(ch)vs.ジョン・モリソン、ザ・ミズvs.ルチャ・ハウス・パーティvs.フォガットン・サンズ
Aボビー・ラシュリーvs.Rトゥルース
BSD女子王座戦:ベイリー(ch)vs.タミーナ
Cユニバーサル王座戦:ブラウン・ストロウマン(ch)vs.ブレイ・ワイアット
DWWE王座戦:ドリュー・マッキンタイア(ch)vs.セス・ローリンズ
EMITBラダー・マッチ:アスカvs.カルメラvs.ダナ・ブルック
vs.レイシー・エヴァンスvs.ナイア・ジャックスvs.シェイナ・ベイズラー
FMITBラダー・マッチ:オーティスvs.AJスタイルズvs.アレイスター・ブラックvs.ダニエル・ブライアンvs.キング・コービンvs.レイ・ミステリオ