WWE:TakeOver: WarGames IV 12/6/20の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ウォー・ゲームス:アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー、ロデリック・ストロング)vs.パット・マカフィー、ピート・ダン、オニー・ロルカン、ダニー・バーチ |
@レガド・デル・ファンタスマvs.アシャンテ・アドニス、オーガスト・グレイ、カート・スタリオン
@ウォー・ゲームス:キャンディス・ラレー、ダコタ・カイ、ラクエル・ゴンザレス、トニー・ストームvs.エンバー・ムーン、イオ・シライ、リア・リプレイ、ショーチ・ブラックハート
ムーブの妙もあればケージを使ったラフな要素もあり、
更にはダブル・リングの間も使って様々な攻防で魅せます。
ただじっくりできる1on1の最初のマッチアップだからこそ温存しても良かったですね。
凶器を持ってのリング・インや
ゴンザレス、リアの試合の大勢を変えうる存在により盛り上げ、
人数が増えてごちゃごちゃしてきた所で
イオがリングに入らせてもらえない見栄えのする展開。
ただ明確な展開の中でイオがリングに入れない攻防は少しわざとらしさもある。
イオが扉から入れないならとケージ・トップからダイブ。
こから怒涛のラッシュで盛り上がるも、そこで簡単には終わらせず。
ただこの判断はどうだったか。
凶器を扱うコントロール力の弱さやフィニッシュの唐突感が目立ちましたね。
好勝負に少し届かず。
Aトマッソ・チャンパvs.ティモシー・サッチャー
堅いレスリング。
相手の動きに安易に合わせず強制力を利かせて作り上げます。
チャンパが足を攻撃するもティモシーが主導権。
ティモシーは少し自分の世界の中に留まっている感があり、
今確かなポジションを築いているものの
ここからのステップ・アップにはまだ破らなければならない壁がありますね。
形式的なのと感情的なものを上手く使い分けて
2試合目として確かな仕事をしました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Bストラップ・マッチ:デクスター・ルミスvs.キャメロン・グライムス
Cノース・アメリカン王座戦:レオン・ラフ(ch)vs.ダミアン・プリーストvs.ジョニー・ガルガーノ
ガルガーノの献身的な動きが光りますね。
人の2倍くらい動いて芳醇な展開を生んでいます。
ラフとプリーストも良い動きで存在意義を作り出しています。
ただラフは王者としては少し物足りない。
3人でのスポットも使って盛り上げましたが、
このシーンはこれで作るという画一的さが目立ち、
没入感で後一歩惜しい所がありますね。
最後はゴースト・フェイス軍団の乱入。
その正体はオースチン・セオリー。良いレスラーなので頑張ってほしいですね。
中々良い試合。
Dウォー・ゲームス:アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー、ロデリック・ストロング)vs.パット・マカフィー、ピート・ダン、オニー・ロルカン、ダニー・バーチ
ピートは感覚研ぎ澄まされていて獣のようなオーラがありますね。
プッシュを受けているオライリーとのグラウンドは魅力的。
五分の使い方が上手く見応えがありました。
メンバーが入っていきますが、地力のあるメンバーなだけに
乱戦の強度だけでなくタッグの要素もしっかり織り交ぜられているのが良いですね。
一方でピートの存在感が突き抜けている一方で、
他にスター・プレイヤーとして印象作りが出来ているのは
レスラーとしてキャリアの浅いマカフィー。
良くも悪くもWWEというよりインディーのウォー・ゲームスになっている感があります。
凶器を使うことでその欠点が表にできるだけ出ないようにはしていますけどね。
また、オープニングと一緒でちょっと長いので、
もう少し試合の大枠コントロールをブッカーが利かせても。
NXTの面子を信じて長時間与えて自由にして良いよ、というのも嬉しいことではありますけどね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/20)
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@レガド・デル・ファンタスマvs.アシャンテ・アドニス、オーガスト・グレイ、カート・スタリオン@ウォー・ゲームス:キャンディス・ラレー、ダコタ・カイ、ラクエル・ゴンザレス、トニー・ストームvs.エンバー・ムーン、イオ・シライ、リア・リプレイ、ショーチ・ブラックハート
Aトマッソ・チャンパvs.ティモシー・サッチャー
Bストラップ・マッチ:デクスター・ルミスvs.キャメロン・グライムス
Cノース・アメリカン王座戦:レオン・ラフ(ch)vs.ダミアン・プリーストvs.ジョニー・ガルガーノ(新チャンピオン!)
Dウォー・ゲームス:アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー、ロデリック・ストロング)vs.パット・マカフィー、ピート・ダン、オニー・ロルカン、ダニー・バーチ