TOPアメリカン・プロレスWWE 2019年 →WWE:Royal Rumble 1/27/19

WWE:Royal Rumble 1/27/19の分析


名勝負 なし
好勝負 SD女子王座戦:アスカ(ch)vs.ベッキー・リンチ

ユニバーサル王座戦:ブロック・レスナー(ch)vs.フィン・ベイラー

@キックオフ・マッチ、Rawタッグ王座戦:ボビー・ルード、チャド・ゲイブル(ch)vs.レイザー、スコット・ドーソン
Aキックオフ・マッチ、US王座戦:ルセフ(ch)vs.シンスケ・ナカムラ

Bキックオフ・マッチ、クルーザー級王座戦:バディ・マーフィー(ch)vs.
カリストvs.アキラ・トザワvs.ヒデオ・イタミ

@SD女子王座戦:アスカ(ch)vs.ベッキー・リンチ
 オリジナルの形でそれぞれの意気込みを示していて
 序盤からこの2人の組み合わせによる
 何かが生まれる予感を覚えます。
 ベッキーが場外フェンスへのフォール・アウェイ・スラムを
 初めとして激しい攻めを見せると
 アスカもカウンター・サブミッションを武器に一歩も引かず。
 ハードなスポットでショーをスティールしにいく一方で
 サブミッションのテクニカル性も映えている。
 タフな素晴らしい試合でしたね。
 ぎりぎり好勝負。

ASDタッグ王座戦:ザ・バー(セザーロ、シェーマス)(ch)vs.シェイン・マクマホン、ザ・ミズ(新チャンピオン!)
BRaw女子王座戦:ロンダ・ロージー(ch)vs.サーシャ・バンクス

Cウイメンズ・ロイヤル・ランブル
 ナタリアを最初に配置したのは良いものの
 大局の中心に立つには不十分ですね。
 男性に比べて登場時のスポット力は弱いし、
 人数が溜まる割りに落ちる落ちないの見せ場も弱い。
 前半はラインが見えず凡戦と言わざるを得ません。
 タミーナが出てきた所から意図がはっきりしてくる。
 シャーロットなどトップ・スターも出て充実してきます。
 終盤もリアやナイアなど
 この形式に強いレスラーが今はいるので形を作れる。
 最後もベイリー、シャーロット、ベッキー、ナイア、と
 残るべき4人を残して盛り上げてくれました。
 72分もの長丁場でしたが、
 後半は前半と打って変わって中々の出来栄えでしたね。
 トータルすると中々良い試合といった所か。

DWWE王座戦:ダニエル・ブライアン(ch)vs.AJスタイルズ

Eユニバーサル王座戦:ブロック・レスナー(ch)vs.フィン・ベイラー
 体格差がはっきりしている中で
 フィンが開始直後にアグレッシヴに仕掛けるのは良し。
 受けも大きく吹っ飛ぶ受けで
 非常にスケール・アップされた戦いになっています。
 空間を広く使った構築も良いですね。
 もう一つ素晴らしかったのは
 普通にやるとプロレスの形式で収まってしまう所に
 レスナーが実況席の角にぶつけて腹を痛めるというシーンを加えてきました。
 自分の描きたい世界観の中で
 新しくリアリティを設定できる妙技は見事です。
 受けだけでなく腹を痛めたことを示しながらの攻めもまた良し。
 レスナーのスープレックス・マシーン・タイムがないので
 10分以内の試合時間になっていますが、
 他のレスナーの一級品の試合と比べても引けを取らない。
 ぎりぎり好勝負。
 
Fロイヤル・ランブル
 冒頭でシナ欠場と共にストロウマンが復活することがアナウンス。
 最初はイライアスとJJのギター・キャラ対決から。
 ナカムラ、ガルガーノなどネタだけで終わらない選手も
 ちゃんと序盤から投入できていますが、
 ある程度のタイミングで脱落してしまいます。
 そういう意味ではセスが一番試合時間が長かったように思いますが、
 レスラーが溜まっている中盤において
 魅せることはできていなかった。
 中盤でコフィが相変わらずネタ役を務めていますが、
 両足でなければ良いという曲解で
 バリエーションを作るのは余りに胡散臭すぎる。
 ピートやブラックなどNXT勢も出てくるので、
 世界のプロレス博覧会的な見栄えは素晴らしいものの、
 その割りに中長期的なコアとなる要素が少なかった。
 その中で収穫はマッキンが注目を集める輝きを放っていたことと
 ナイアが男女の壁を越えて巨人の役割をこなせたことか。
 ストロウマン復活からのクライマックスも良かったし、
 印象は決して悪くは無いが後一歩。
 好勝負に少し届かず。

 (執筆日:1/?/19)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@キックオフ・マッチ、Rawタッグ王座戦:ボビー・ルード、チャド・ゲイブル(ch)vs.レイザー、スコット・ドーソン
Aキックオフ・マッチ、US王座戦:ルセフ(ch)vs.シンスケ・ナカムラ(新チャンピオン!)
Bキックオフ・マッチ、クルーザー級王座戦:バディ・マーフィー(ch)vs.カリストvs.アキラ・トザワvs.ヒデオ・イタミ
@SD女子王座戦:アスカ(ch)vs.ベッキー・リンチ
ASDタッグ王座戦:ザ・バー(セザーロ、シェーマス)(ch)vs.シェイン・マクマホン、ザ・ミズ(新チャンピオン!)
BRaw女子王座戦:ロンダ・ロージー(ch)vs.サーシャ・バンクス
Cウイメンズ・ロイヤル・ランブル(勝者:ベッキー・リンチ)
DWWE王座戦:ダニエル・ブライアン(ch)vs.AJスタイルズ
Eユニバーサル王座戦:ブロック・レスナー(ch)vs.フィン・ベイラー
Fロイヤル・ランブル(勝者:セス・ローリンズ)