TOPアメリカン・プロレスWWE 2019年 →WWE:TLC 12/15/19

WWE:TLC 12/15/19の分析


名勝負 なし
好勝負 アレイスター・ブラックvs.バディ・マーフィー

@キックオフ・マッチ:ウンベルト・カリーリョvs.アンドレード
@SDタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ニュー・デイ(ch)vs.ザ・リバイバル

Aアレイスター・ブラックvs.バディ・マーフィー
 印象的な切り返し合いで
 この2人らしい拘りが随所に現れていますね。

 アレイスターが鼻血を出してしまいますが、
 すかさずマーフィーがアレイスターのコスチュームをパクって煽りたて、
 そのアクシデントも取り込んで大きく盛り上げていきます。

 構成による良さ、細部のハードさ、
 両方の観点から試合をかっちり作ってきます。

 この試合の中だけでライバル的雰囲気すら漂っていましたね。
 最後の立会い一閃のフィニッシュも格好良かった。

 ぎりぎり好勝負。

BRawタッグ王座戦:ヴァイキング・レイダース(ch)vs.グッド・ブラザーズ
CTLCマッチ:キング・コービンvs.ローマン・レインズ
Dブレイ・ワイアットvs.ザ・ミズ
Eテーブルズ・マッチ:ラシュリーvs.ルセフ

F女子タッグ王座戦、TLCマッチ:カブキ・ウォーリアーズ(アスカ、カイリ・セイン)(ch)vs.ベッキー・リンチ、シャーロット
 2019年を締めくくるPPV。
 WMから女子がメインを務めることは珍しくなくなったし、
 確かにこのカードなら他が弱いのもあるけど間違いなくメインにふさわしい。

 しかしながら内容は残念。
 潰し合いを演出しようとしたのでしょうか。
 序盤から実況席で投げ飛ばし、
 椅子にラダーにとハードコアな内容。
 その強度には確かに驚いた。

 問題は上空のベルトを取ることが勝利条件にも関わらず
 ベルトへ意識が全然向かない。
 多分この20数分の試合の中で片手で数えられる回数では?
 それにより勝敗に直結するシーソー・ゲームは皆無。
 延々とした乱戦は没個性化を招き、
 その中で目立つのはKウォーリアーズの奇行。
 特にラダーにそのまま登ってベルト取れるのに
 ロープを巻きつける行為に何の意味があるのか。
 その後ロープを引っ張られて倒されたけど、
 そう台本に書かれているから以外の意味を見出せなかった。
  
 体の張りようを考えると
 かわいそうなくらい試合としてミゼラブル。
 ブックだけの責任ではなくKウォーリアーズ自身も悪いですけど。
 それにしたって・・・。

 しかも試合後に他のSDレスラーが現れ、
 大乱闘を始めるというエンディングがその印象に拍車をかけます。

 平均レベルくらいはつけてあげないと報われないか、
 本来そんな形で評価するものではないのだけど、
 そう思ってしまうぐらいの内容です。
 (執筆日:11/?/19)

DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@キックオフ・マッチ:ウンベルト・カリーリョvs.アンドレード
@SDタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ニュー・デイ(ch)vs.ザ・リバイバル
Aアレイスター・ブラックvs.バディ・マーフィー
BRawタッグ王座戦:ヴァイキング・レイダース(ch)vs.グッド・ブラザーズ(ダブル・カウントアウト)
CTLCマッチ:キング・コービンvs.ローマン・レインズ
Dブレイ・ワイアットvs.ザ・ミズ
Eテーブルズ・マッチ:ラシュリーvs.ルセフ
F女子タッグ王座戦、TLCマッチ:カブキ・ウォーリアーズ(アスカ、カイリ・セイン)(ch)vs.ベッキー・リンチ、シャーロット