TOPアメリカン・プロレスWWE 2017年 →WWE:No Mercy 9/24/17

WWE:No Mercy 9/24/17の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@キックオフ・マッチ:エリアスvs.アポロ・クルーズ
@IC王座戦:ザ・ミズ(ch)vs.ジェイソン・ジョーダン
Aフィン・ベイラーvs.ブレイ・ワイアット

Bタッグ王座戦:ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ(ch)vs.シェーマス、セザーロ
 セザーロ、シェーマスがラフなタッグ戦術でコントロール。
 アンブローズ、セスも力をこめて抵抗し熱を帯びます。
 図らずもセザーロが口から流血してしまう程。
 セザーロに配慮して攻防が停滞するマイナス面もありましたが、
 それ以上にこの流血はプラスに働いています。
 古典的タッグのタッチできるかできないかの見せ場もあります。
 終盤は連携から分かりやすい合体技もあり盛り上がります。
 ずるして頂き風のスポットからまとめあげたのも"らしさ"が出ていますね。
 好勝負に少し届かず。

C女子王座戦:アレクサ・ブリス(ch)vs.サーシャ・バンクスvs.ニア・ジャックスvs.エマvs.ベイリー

Dローマン・レインズvs.ジョン・シナ
 コントロバーシャルな2人の対決。
 WMやSSぐらいの大舞台でやっても良いカードですけどね。
 特別なカードといっても
 お約束で?空気読めず?観客からは両者にブーイング。
 これを受けてシナが帰ろうとする。
 見事なブーイングに対する切り返しです。
 レインズが追いついて殴りつけて戻しますが、 
 レインズとあってシナはいつもの2割増しのダウン受け。 
 気持ち入っていますね。
 レインズも過剰アピールでブーイング勢を煽って、と
 それぞれのやり方で特別な空間を乗りこなしていたのは見事。
 鉄階段にぶつけ合ったり、
 パワフルな技を打ち合ったり、と
 鏡合わせな要素も盛り込み構築も上々です。
 ただ如何せんレインズの能動的アクションが限られるので
 シナの各種AAによるクライマックス作りが印象に強すぎます。
 レインズも実況席で身を挺して
 強烈なスピアーによる実況席葬を演出していましたが、
 通常必殺技でフィニッシュという
 馬鹿げた筋書きを書いたブッカーによって
 悪印象を最後に植えつけられてしまいました。
 単純に重ねがけするとかで良いから
 相応なものを用意してくれればこの2人の対決にふさわしい
 好勝負といえたのに惜しまれる。
 好勝負に少し届かず。

Eクルーザー級王座戦:ネヴィル(ch)vs.エンゾ・アモーレ

FWWEユニバーサル王座戦:ブロック・レスナー(ch)vs.ブラウン・ストロウマン
 初手パワー・スラムでレスナーがKO状態。
 通常ではありえない展開で
 ストロウマンの強大さを際立たせようというのは良い。
 レスナーが後手になりつつ
 どう戦術を持って戦局を変えようとするか、という見せ場はあり。
 ただストロウマン側へのブッカーの練りこみが不足。
 パワー・スラムはレスナーのジャーマン的位置づけにしているのでしょうか、
 中途半端でストロウマンを魅力的に描ききれていません。
 そしてF5の一発フィニッシュが台無し。
 ストロウマンならここで1回返して
 そこからのクライマックスでまだ魅せれたはず。
 平均より少し上。

 (執筆日:9/?/17)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@キックオフ・マッチ:エリアスvs.アポロ・クルーズ
@IC王座戦:ザ・ミズ(ch)vs.ジェイソン・ジョーダン
Aフィン・ベイラーvs.ブレイ・ワイアット
Bタッグ王座戦:ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ(ch)vs.シェーマス、セザーロ
C女子王座戦:アレクサ・ブリス(ch)vs.サーシャ・バンクスvs.ニア・ジャックスvs.エマvs.ベイリー
Dローマン・レインズvs.ジョン・シナ
Eクルーザー級王座戦:ネヴィル(ch)vs.エンゾ・アモーレ(新チャンピオン!)
FWWEユニバーサル王座戦:ブロック・レスナー(ch)vs.ブラウン・ストロウマン