WWE:Summerslam 8/21/05の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1試合目はベノワの瞬殺で2試合目はレフェリー・ストップ。
3試合目、抗争の決着だが
WWEではほとんど見られないクルーザー級がラダー・マッチをして
普段見られないムーブが見られたが好勝負ほどではない。
5試合目、抗争の初戦ということで、少しあっさりした試合。
ランディの素晴らしい顔芸が見られるもそれだけ。
EWWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.クリス・ジェリコ
シナはそれ自体少し粗いが自然と形になるタイプのスピード感あるラフ・ファイトを見せます。
この素材をジェリコが上手く切り抜いて
試合という形に仕上げていきます。
また独創的な攻防も生み出しています。
Backlashと同じような素晴らしい仕事です。
シナへの拒否反応がシナへのブーイングではなく
ジェリコへの応援となりLet's goチャントの掛け合いが生まれるなど雰囲気も素晴らしかったです。
WM並みじゃないですか。
これは普通にメインを張れました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:11/2/09)
F世界ヘビー級王座戦、ノー・ホールズ・バード・ マッチ:バティスタ(ch)vs.JBL
パイロを背に乱闘を始めると、
近くにある物を凶器として使いフェンスも破壊してしまう。
そして両者の必殺技は迫力があり最後に鉄階段で破壊的なフィニッシュ。
スポットは本当に素晴らしいと思います。
試合全体として見た時平均レベルになってしまうのが信じられないくらいです。
勿体無い。
(執筆日:4/16/10)
Gハルク・ホーガンvsショーン・マイケルズ
アイコンvs.レジェンドと銘打たれたビッグ・マッチ。
HBKがヒール寄りに回っての一戦です。
ホーガンのパワーを立てるHBKの
受け身は大げさでファンマッチ的にしています。
ホーガンがしっかり足を使って、
チョップを受けているのを見ると
そこまでの浅さにまで身を落とさなくても良かったのではと思います。
勿論ホーガンの身体的リミットをここまでと見る判断も早計ではないですが、
アメプロの一面で大いに盛り上げようという
ホーガンもこの大一番に感じるところはあったようで、
流血という英断で盛り上げました。
スリーパーをかけたHBKの腕が真っ赤に染まるほどなので中々の流血量でしたね。
ただルチャだとこの状態で乱戦したりするのですが、
アメプロの、及びハルクアップの仮装性で
この偶発的に見えるリアルな流血を包み込み、
60%程度の活用に抑えてしまったのは勿体なかった。
レフェリー気絶二回から1990年前後のホーガンのプロレスに帰結しましたが、
ホーガンでありながら現代プロレスである、という
ハイブリッドさせたプロレスも
やろうと思えば狙えたんではないでしょうか。
惜しまれますね。
平均的な良試合。
(執筆日:4/?/20)
楽しめるとは思うがシナの試合を除けば基本期待外れのクオリティです。
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
ラダー・マッチ、親権争奪ラダー・マッチ:レイ・ミステリオvs.エディ・ゲレロエディはミステリオを鉄階段、ラダーにぶつけると
ラダーをリングにいれ登って行く。
ミステリオはスプリング・ボード式ドロップ・キックで撃墜。
エディは2本目を入れるもミステリオがラダー越しに低空ドロップ・キック。
更に場外のエディにウェスト・コースト・ホイップ。
エディはラダー上からサンセット・フリップ・パワー・ボム。
ミステリオをラダーで挟んでヒーロ。
エディがラダーを登っていく。
ミステリオはラダーをラダーに掛けるとエディを捕らえリバース・スープレックス!
衝撃でラダーが倒れミステリオも落下。
エディはミステリオをラダーに叩きつけるとラダーを登っていく。
ドミニクがリングに入りラダーを倒そうとするも倒れない。
エディがドミニクを叱りつける。
手を上げようとしたその時ミステリオが助けにやってくる。
ミステリオはラダー越しの619からラダー下のエディにダイム投下!
ミステリオがケースに手をかけるもエディが追いつきエレクトリック・チェアーを狙う。
しかしミステリオは防ぐとサンセット・フリップ・パワー・ボムに返す!
ミステリオがケースに手をかけるもエディがラダーを蹴り飛ばす。
ケースにぶら下がりきれなくなったミステリオを捕らえパワー・ボム!
エディはミステリオをラダーの下敷きにして登っていくも倒され落下する。
エディが3アミーゴ。3発目はラダーの上に決める。
エディがラダーを登っていくもヴィッキーが現れエディを説得しようとする。
エディが言うことを聞かないのでラダーを倒す。
ミステリオがラダーを登って行く。
ヴィッキーがエディを止めミステリオがケースを手にする!
WWE王座 戦:ジョン・シナ(ch)vs.クリス・ジェリコ
ジェリコがスピニング・ヒール・キックから
スプリング・ボード式ドロップ・キックを狙うも避けられ転落。
シナは好機とばかりに殴りかかる。
ジェリコはタックルを狙ったシナにドロップ・キックを決める。
ジェリコはシナをコーナーに乗せスーパープレックス。
カバーするもカウント2。
シナがフライング・ショルダー・タックルにいくも
ジェリコは避けてブルドッグからライオン・サルトへ。
避けられるも着地する。
シナはFUの体勢に持っていくが
ジェリコはヴィクトリー・ロールからウォール・オブ・ジェリコを狙う。
しかしシナが蹴り飛ばし、ジェリコは落下。
シナは戻ろうとしているジェリコにダイビング・レッグ・ドロップ。
カバーするもカウント2。
ならばとFUの体勢に抱え上げるもジェリコはDDTに返す。
ジェリコはシナの腰に狙いをつける。
ジェリコはロープにもたれかかっているジェリコにヒップ・ドロップを狙うもシナがクローズライン。
シナが猛反撃からファイブ・シャッフル・ナックルへ。
だがジェリコは脚を払ってウォール・オブ・ジェリコ!
中央まで引きずられるもシナは何とかロープを掴む。
コーナーのジェリコを捕らえFUの体勢に!
しかしジェリコは逃れてコーナー上からのバック・ドロップ。
カバーするもカウントは2!
シナはサイ ド・ウォーク・スラムの入り方から上に抱え上げFU!
カバーし1,2,3!
レジェンド対 アイコン:ハルク・ホーガンvs.ショーン・マイケルズ
ホーガンが出てくると背後に巨大なアメリカ国旗の垂れ幕が下ろされる。
ロック・アップからホーガンはHBKを押しとばす。
ショルダー・タックルでHBKは吹き飛ばされる。
その後もホーガンの圧倒的パワーに苦しむ。
体力で勝るHBKが反撃に出る場面が見られるようになるも依然としてホーガンのペース。
HBKはホーガンを鉄柱にぶつけると拳を打ちつけ流血させる。
HBKがスリーパー。
ホーガンはバック・ドロップに返すも流血が激しく反撃に転じることができない。
HBKがフライング・フォア・アームズから跳び起きダイビング・エルボー・ドロップ へ!
しかしホーガンは避けてハルク・アップ!
ビッグ・ブーツに行くもHBKが先にフライング・フォア・アームズを決める。
レフェリーが巻き込まれてしまう。
HBKはコーナーに上がろうとするも止めてシャープ・シューター!
セカンド・レフェリーがやってくるもホーガンが逃れた際巻き込まれてしまう。
HBKはロー・ブローを決めると椅子を手にする。
椅子で一撃しダイビング・エルボー・ドロップ!
前奏をならしスイート・チン・ミュージック!
カバーするもホーガンがハルク・アップ!カウントは2!
ホーガンはHBKを指差し殴りつけビッグ・ブーツからレッグ・ドロップを決め1,2,3!
HBKが握手を求めホーガンも応じる。
試合結果
@US王座戦:オーランド・ジョーダン (ch)vs.クリス・ベノワ(新チャンピオン!)Aエッジvs.マット・ハーディ(レフェリー・ストップ)
Bラダー・マッチ、親権争奪ラダー・マッ チ:レイ・ミステリオvs.エディ・ゲレロ
Cカート・アングルvs.ユージーン
Dアンダーテイカーvs.ランディ・オートン
EWWE王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.クリス・ジェリコ
F世界ヘビー級王座戦、ノー・ホールズ・バード・ マッチ:バティスタ(ch)vs.JBL
Gレジェンド対アイコン:ハルク・ホーガン対ショーン・マイケルズ