TOPアメリカン・プロレスWWE 2004年 →WWE:Royal Rumble 1/25/04

WWE:Royal Rumble 1/25/04の分析


名勝負 なし
好勝負 ロイヤル・ランブル

@世界タッグ王座戦、テーブル・マッチ: リック・フレアー、バティスタ(ch)vs.ダッドリー・ボーイズ
マイク・アピールから勢い良く試合を始めた割りに
 バティの扱い含め微妙な乱戦で、
 すぐにフィニッシュ方法であるテーブルが登場します。
 オープニングだから盛り上がれば適当で良いんだよ、と言い訳しそうな内容。
 噛み違い過ぎで、ひどい試合です。
 (執筆日:4/16/10)

Aエディ・ゲレロvs.チャボ・ゲレロ
親戚同士の意識を見せるも
 そのせいで試合は遅々として進まず。
 気が離れかけた所であっさりフロッグ・スプラッシュで終了。
 少し悪い試合。
 (執筆日:2/14/10)

CWWE王座戦:ブロック・レスナー(ch)vs.ハードコア・ホーリー
 完全につなぎのカードですが
 10数年経っても印象に残っているカードでもありますね。

 ホーリーの強面親父キャラが
 レスナーのナチュラルな強者っぷりを際立たせていました。

 試合は乱戦から始まるショートカットですが
 雰囲気があり、試合運びのつなぎも良好。

 中盤のレスナーのターンもホーリーのキック・アウトの力強さが
 その後のサブミッションの意味合いを強くしています。

 試合時間が短いのもあり後半の広がりはやや薄かったが、予想以上に良い試合でした。

 平均的な良試合。
 (執筆日:5/?/21)

D世界ヘビー級王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:トリプルH(ch)vs.ショーン・マイケルズ
 最初の殴り合いは素晴らしいものがあるし
 脚攻め−腰攻めと一極攻め対決を見せたのも良い。
 しかしスキップされたかのようにシーンが切り替わるので重みを感じませんね。
 また、やや無理のある実況席自爆から大流血すると
 HBKがやられまくりから反撃といういつもの構図。
 これだとラスト・マン・スタンディングの潰し合いの意図から外れますね。
 HHHが流血して死闘モードに入ると
 ワン・パターンとは言わないがダウン連発により見せ方が狭まります。
 フィニッシュにぺディグリーとスイート・チンの相打ちを用意しましたが
 その性質上、間で1回起きないといけないので
 オースチン対HHHの相打ちのような素晴らしい絵ではなく
 弱いフィニッシュという印象を与えました。
 シーンは素晴らしいが全体で見ると雑多な寄せ集めという内容。
 平均的な良試合。
 (執筆日:11/1/09)

Eロイヤル・ランブル
 1番手ベノワと2番手オートン。
 序盤はそれぞれの必殺技に対して攻防を作っています。
 タランチュラをかけられているヘンリーにゴアが誤爆しタジリが落ちる、スポットとか面白いですね。
 8番手スコットから17番手ベンジャミンまでが今回の唯一弱い所。
 ある程度人数は抑制できているにも関わらず
 入場者が技を打つぐらいのレベルでしか見所を作れていません。
 RRの膠着感が見られます。

 オートンとベノワ2人のみの状況で入ってきたのが19番手カート。
 カートは分かっているもので
 それまでに欠けていた技をもたらしましたね。
 また今回のRRではWMをしっかりと見据えた脱落のさせ方をしていたのも好印象です。
 フォーリーがテストを叩きのめして代わりに入場、
 オートンに道連れクローズラインを決め激しい乱闘をしたりしています。

 終盤は溜めて30番手ゴーバを暴れさせますが
 29番手にずらして30番手にはショーを持ってきたかった。
 というのもゴーバはレスナー乱入からすぐ落とされるので大局にはまったく影響を与えず
 終盤の見せ場の核になるのはショーなんですね。
 ゴーバを落としてからショーをスケール・アップするので
 それまで10分くらいリングにいたのに急激に化けていくのは作為的過ぎます。
 しかしながらRVD、シナ、ジェリコ、ベノワ、カート5人よる
 そのスケール・アップ自体は見事なものでショーはかつてない程驚異的な巨人になり、
 それに対するベノワの落とし方も安直ではなく必死さが伝わってくる素晴らしいものでした。
 圧倒的なクライマックスで、カリスマ不在・地味な印象はあるものの素晴らしいメイン・イベントでした。
 3本指に入るRRで文句なしに好勝負。
 (執筆日:11/1/09)

総評
 両王座戦が弱くRRならではの豪華さは感じないが
 RRは素晴らしくベノワのWMロードの序章としても必見。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

 世界ヘビー級王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:トリプルH(ch)vs.ショーン・マイケルズ
  HHHはHBKの背中を集中攻撃。
  一方HBKは脚に狙いをつけ4の字。
  HHHはクロス・ボディを避け場外に落下させると 
  実況席上でブレーン・バスターを狙う。
  HBKは抵抗して逃れるとHHHをリングに戻しコーナーから飛び技へ。
  HHHは蹴りを入れ防ぐとペディグリーへ。
  HBKがリバース・スープ レックスに返し場外に落とす。
  スプリング・ボード式クロス・ボディに行くも避けられスペイン語実況席に沈む!
  カウント7でHBKが立ち上がる。
  大流血のHBKを殴りつけていくがHBKは立ち上がる。
  スパイン・バスターを食らっても立ち上がるHBKに椅子を叩きつける!
  それでもHBKはカウント9で立ち上がる。
  椅子の上でペディグリーを狙う。
  HBKは椅子の上に倒すとスリング・ショットで鉄柱にぶつける。
  HBKがHHHの脳天に椅子で一撃!
  HBKはフライング・フォ ア・アームズを決めると跳び起きダイビング・エルボー・ドロップ!
  前奏をならしスイート・チン・ミュージックにいくもHHHは避けてロー・ブロー!
  HBKがスリーパーを決め るもHHHはカウント8で立ち上がる。
  HHHがDDTを決めるも HBKが起き上がる。
  HHHのコーナー上からのバック・ドロップをクロス・ボディに返す。
  カウント8で両者起き上がる。
  HHHがペディグリー!
  HBKは何とかカウント9で起き上がると電光石火のスイート・チン・ミュージック!
  HBKが立ちあがろうとするも立ち上がれずカウント10が入る。
  引き分けでHHHの防衛!
  HHHは担架で運ばれていく。
  HBKも担架に乗せられるが拒否し自らの脚で立ち去っていく。


  Eロイヤ ル・ランブル 
  1番手がベノワ、2番手がオートンで試合開始。
  5番手ブラッドショーが手当たり次第にクローズライン・フロム・ヘル!
  しかしベノワは避けてクロス・フェイスへ!
  JBLはそのまま立ち上が りベノワを落とそうとするが逆に自分が落とされる。
  タジリがヘンリーにミストからタランチュラ!
  ベノワを狙ったライノのゴアがヘンリーに誤爆!
  その勢いでタジリが脱落。
  11番手はブック。
  オートンにシザース・キック。
  12番手がケイン。
  ことごとく必殺技を防ぎ全員にチョーク・スラム!
  13番手の入場時鐘の音が鳴る。
  気をとられたケインをブックが落とす。
  ケインは出てきたスパイクを疑い花道上でチョーク・スラム!
  スパイクは戦闘不能に。
  14番手はリキシ。
  モーガンにスティンク・フェイス!
  レネはマットを落とすとフレンチ・ティクラー!
  しかしリキシが背後に回りスーパー・キックでレネ脱落。
  モーガン、リキシ、ブック が脱落。
  18番手前でリングに残っているのはベノワとオートンの2人。
  18番手はキャット。
  リングで踊りだすがラモンと共にすぐ落とされる。
  19番手はカート!
  ベノワに襲い掛かる。オートンはコーナーで回復を図る。
  オートンがリコにRKOを決め投げ捨てる。
  ベノワはカートにジャーマン3連発からコーナーに登るもカートが跳び起き防ぐ。
  オートンがカートに RKO!
  21番手のテストは失神していて出てこれない。
  オースチンはその場にいた者に代わりに出るようにいう。
  出てきたのはミック・ フォーリー!
  フォーリーはオートンに道連れクローズライン!
  オートンが脱落!
  場外でオートンを痛めつけていく。
  22番手はクリスチャン。
  オートンはミックに椅子を叩き込む。  
  ミックはMrソッコを装着。
  その時入ってきたナンジオにマンディブル・クロー!
  オートンはミックにロー・ブローを食らわせると逃げていく。
  カートがクリスチャン、ベノワにジャーマン。
  24番手はビッグ・ショー!
  圧倒的パワーを見せ付け る。
  25番手はジェリコ!
  全員でビッグ・ショーに襲 い掛かるも落とせない。 
  ビリー・ガンがカート、ベノワ、ショーにフェイ・サマー!
  ナンジオはリングに上がらないで待っている。
  28番手シナはナンジオをリングに上げる。
  29番手はRVD!
  シナがカートにFU! 
  30番手ゴールドバーグは ショー、ビリーにスピアー!
  他のレスラーも蹴散らす。
  ナンジオにもスピアー!
  ビリー、ナンジオ、ハースを落とすとショーにジャック・ハマーを狙う。
  しかしレスナーが現れゴールドバーグにF5!
  カートが不意をつきゴール ドバーグを投げ落とす。
  全員でショーを落とそうと する。
  ショーは皆を跳ね飛ばすも立て続けに必殺技を食らう!
  ジェリコのライオン・サル ト、RVDのファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュに、
  シナのファイブ・シャッフル・ナックルにベノワのダイビング・ヘッ ド・バッド!
  カートが仕切りショーを持 ち上げるよう指示。しかし持ち上がらない。
  ショーはシナ、RVDを投 げ落とす!
  ジェリコも投げ捨てられる が逆上がり式に戻ってくる。
  ジェリコはコーナーから ショーにブルドッグを決めるとウォール・オブ・ジェリコ!
  カートがカットする。
  ショーはチョーク・スラム でジェリコを投げ落とす!
  ベノワにもチョーク・スラ ム!
  カートがショー、ベノワに アングル・スラム!
  カートはショーにアンクル・ロック!
  ショーは回転してカートを落とす!
  エプロンのショーにベノワがダイビング・ヘッド・バッド!
  しかしショーはリングに戻ってしまう!
  ショーはチョーク・スラムの体勢に捕らえる。
  ベノワはクロス・フェイスに返す!
  しかしショーはそのまま立ち上がりバック・ドロップ。
  ショーはベノワをボディ・リフトの体勢に持ち上げる。
  ベノワはヘッド・ロックに返し抵抗。
  ショーが落とそうとするも ベノワが回転してショーを落とす!
  1番手ベノワが優勝!

試合結果

@世界タッグ王座戦、テーブル・マッチ:リック・フレアー、バティスタ(ch)vs.ダッドリー・ボーイズ
Aエディ・ゲレロvs.チャボ・ゲレロ
Bクルーザー級王座戦:レイ・ミステリオ(ch)vs.ジェイミー・ノーブル
CWWE王座戦:ブロック・レスナー(ch)vs.ハードコア・ホーリー
D世界ヘビー級王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:トリプルH(ch)vs.ショーン・マイケルズ(ダブルKO)
Eロイヤル・ランブル(優勝者:クリス・ベノワ!)