TOPアメリカン・プロレスWWE 2003年 →WWE:No Way Out 2/23/03

WWE:No Way Out 2/23/03の分析


名勝負 なし
好勝負 ブロック・レスナー、エッジ、クリス・ベノワvs.チーム・アングル

1、3試合目良い試合。 
4試合目は平均程度。

Dブロック・レスナー、エッジ、クリス・ベノワvs.チーム・アングル
 エッジは大会中に襲われ2対3に変更になっています。
 立ち上がりは地味なハースまで攻撃性を持っており良いテンポ、
 そのため1人ヘタレているカートも際立っている。
 レスナー、ベノワは強大な個の力を持ち、
 チーム・アングルは数の利を持つ、という色分けも出来ています。
 求められている要素を見事にこなしていますね。
 問題は途中から試合の進め方が上手くいっていない点。
 13分という時間を意識して軽快にやりすぎたか
 1回目の両者ダウンとその後の運びは落としすぎです。
 ハイ・スポットが余りに出来すぎ、盛り上がり過ぎなせいもありますね。
 終盤は上手く整理したと思わせる一方で
 アンクル・ロック/クロス・フェイスを切り返し合うカート、ベノワのカートが権利を持っていなかったりします。
 最後は権利のあるハースで仕留めているので
 本人も分かっているのでしょうが彼らならこのままの攻防で権利を移す事もできるように思います。
 後半から詰めが甘い部分も出来たが素晴らしい試合です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/31/09)


E世界ヘビー級王座戦:トリプルH(ch)vs.スコット・スタイナー
 スコットにブーイングが飛びHHHに声援が飛ぶ逆転現象が起きていますね。

 今回はHHHの脚負傷要素をストーリーとして用意。
 しかし前回この脚を使った受けによる攻め誘発で
 試合の最低限の形を作ったのにそれを封じてくるとはこれ如何に。
 このストーリーに忠実であるほどHHHは前回の唯一の良さすら出せないことになります。

 そしてその補助を受けなかった
 スコットの試合ペースが不適切で間が微妙。

 HHHが反撃を始める頃には観客も退屈して歓声すら弱まりBoringチャント。

 そんな中でHHHがヘブナーを突き飛ばし
 前回みたいにチープフィニッシュになるかもという不穏さまで出す。

 そして最初に持ち出してきた脚の負傷ギミックへの忠実さも失われ、
 見事な負のスパイラルで伝説の一戦へとひた走ります。

 非常に稀な為、トップ・ページの評価体系表には載せていないのですが、
 ひどい試合を圧倒的に下回る試合に送る
 この言葉こそこの試合にふさわしいでしょう。
 
 ゴミ箱行き。
 (執筆日:7/?/20)


Gザ・ロックvs.ハルク・ホーガン
 ザ・ロックがヒールで、ホーガンがベビーフェイスと
 最初からあるべき姿にも関わらず前回のようなスペクタクルを生めない。
 こういうカードは水物ですからねぇ。
 初対決でない、WMでないのは大きいですが
 盛り上がり自体は凄い物があるので問題は結構演者側にあったりする。
 ザ・ロックは場外を使った構築やオーバー・リアクションからして対等なアイコン対決は無理と諦めているし、
 WWE側も同じ考えでスクリュー・ジョブを結末に用意している。
 ホーガンもやる気なし。
 これでは何かが生まれる可能性なんてこれっぽちもありません。
 この試合は行間が無いし映像がはっきりし過ぎている。
 WMの一戦は本物がそのまま見えず、プロモ映像のように
 フラッシュがたかれスロー・モーションに、美化されて映ってたものねぇ。
 楽しめなくはないが、ひどい試合。
 (執筆日:10/30/09)  

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Dブロック・レスナー、エッジ、クリス・ベノワvs.チーム・アングル
  エッジが大会中に何者かに襲われる。
  そのためベノワ、レスナーは2対3で挑むことを決断する。
  ベノワ対ベンジャミンで試合開始。
  組むとベンジャミンでコーナーに押し込む。
  クリーンに離れる。
  組むとベンジャミンがニー。
  腕を取る。
  ベノワが脚を取って倒しヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  チョップ。
  コーナーに振って倒しフォア・アームズ。
  ベンジャミンは殴り返すとフロント・ヘッド・ロックを決めると自陣へ。
  交代したハースはベノワをターン・バックルにぶつけコーナーに振ろうとする。
  ベノワが振り返しショルダー・スルー。
  フォア・アームズ。
  ターン・バックルにぶつけ交代。
  レスナーはハースをターン・バックルにぶつけるとショルダー・ブロックを連発。
  ブレーン・バスター。
  殴りつけヒップ・トス。
  わざと追撃せずカートに出てこいと身振り。
  カートは場外に下りて応じない。
  その隙を突いてハースがレスナーに殴りかかる。
  ロープに振ろうとする。
  レスナーは振り返すと蹴りをいれボディ・リフト。
  ゴリラ・プレス。
  入ってきたベンジャミンにもゴリラ・プレス。
  隙を突こうと入ってきたカートを殴りつけようとする。
  カートがすぐ場外に戻る。
  レスナーはハースをターン・バックルにぶつけ打撃を入れる。
  ロープに振ろうとする。
  ハースが防いで蹴りを入れる。
  ロープに振る。
  ロープを掴んで止まったレスナーにカートがチン・ロック。
  レスナーはそのままおんぶして持ち上げリングに引き入れる。
  ベノワが入ってきてハースを殴り倒す。
  レフェリーがベノワを戻している隙に
  ベンジャミンがレスナーにスーパー・キックを叩き込む。
  交代したカートがチン・ロック。
  レスナーはおんぶするとコーナーにぶつける。
  しかしカートは放さずレスナーの体が倒れる。
  レスナーは起き上がると正面からコーナーにぶつけて逃れる。
  両者ダウン。
  カートがベンジャミンにタッチ、レスナーがベノワにタッチ。
  ベノワがシェルトンにクロス・チョップ。
  クローズライン。  
 ハースにクローズライン。
  ベンジャミンをコーナーに振りショルダー・スルー。
  ハースをベンジャミンの上にスナップ・スープレックス。
  カートのクローズラインを避けるとジャーマン。
  ベンジャミンのクローズラインを避けるとジャーマン。
  2発。
  3発。
  首をかっきるポーズからコーナー上へ。
  邪魔してきたハースを蹴り飛ばす。
  カートが駆け上がりベノワに雪崩式ベリー・トゥー・ベリー。
  肩紐を外し叫ぶ。
  レスナーがエプロンからカートをチン・ロックに捕らえる。
  ベンジャミンが殴りつけてカートを救い出す。
  ベンジャミンはベノワの腕を蹴りつけニーを落とす。
  交代したハースがベノワをコーナーに振り突進。
  カウンターで蹴りを食らうもベリー・トゥー・ベリー。
  カバーするもカウント2。
  交代したカートがストンピング。
  腕を蹴りつけていく。
  レフェリーがカートを放している隙にハースが殴りつける。
  フロント・ヘッド・ロック。
  ベノワは起き上がるとバック・エルボー。
  チョップを打ちロープに走る。
  キッチン・シンクを狙ってきたカートにスクール・ボーイ。カウント2。
  カートが蹴りを入れブレーン・バスターを狙う。
  ベノワがインサイド・クレイドルに切り返す。カウント2。
  カートがボディ・スラムを狙う。
  ベノワがボディ・プレスに切り返す。カウント2。
  ロープに振りクローズラインへ。
  カートは避けるとジャーマン。
  カバーするもカウント2。
  交代したハースがボディ・スラム。
  レスナーを殴り落とす。
  レスナーが怒って入ってくるもレフェリーが戻す。
  その隙にベンジャミンがノー・タッチで交代。
  ハースがベノワをロープに横渡しにする。
  ベンジャミンがヒップ・ドロップを決めカバー。
  ベノワがロープを掴む。
  起こそうとする。
  ベノワがチョップを叩き込んでいく。
  自陣に向かおうとするもベンジャミンが脚にしがみついて倒す。
  ベノワがけんけんして蹴り飛ばすもベンジャミンは放さない。
  ベノワは再びけんけんして延髄切りへ。
  避けられるもすかさずミュール・キック。
  ベノワがレスナーにタッチし、ベンジャミンがハースにタッチ。
  レスナーがハースにクローズライン。
  クローズライン。
  入ってきたベンジャミンにベリー・トゥー・ベリー。
  入ってきたカートにもベリー・トゥー・ベリー。
  ハースを吹き飛ばしてコーナーに叩きつけるとショルダー・ブロック連発。
  ベンジャミンにクローズライン。
  カートがレスナーに蹴りを入れアングル・スラムを狙う。
  レスナーが逃れF5の体勢に。
  ベンジャミンがドロップ・キックで防ぐもその衝撃でカートは場外に落とされる。
  ベノワがロープにもたれるレスナーにタッチ。
  ベンジャミンがレスナーに突進し、もつれて2人は場外転落。
  ベノワはハースにジャーマン。
  カートが入ってきてクローズラインを狙う。
  ベノワが避けジャーマンを狙う。
  カートがアンクル・ロックに切り返す。
  ベノワがクロス・フェイスに切り返す。
  カートがアンクル・ロックに切り返す。
  ベノワがクロス・フェイスに切り返す。
  ベンジャミンが入ってきて殴りつける。
  ハースがベノワにクローズラインを狙う。
  ベノワがクロス・フェイスに捕らえる。
  カットしようとするベンジャミンをレスナーが体当たりして場外に落とす。
  レスナーはベルト攻撃を狙ってきたカートを蹴りつけるとF5。
  ハースがタップ!
  レスナー、ベノワの勝利!


Gザ・ロックvs.ハルク・ホーガン 
  ホーガンが圧倒。
  ザ・ロックの真似から殴りつける。
  ザ・ロックはロープを使ってのジョー・ブリーカーから早々にロック・ボトム!
  カバーするもカウントは 2!
  ホーガンのバンダナを巻くとベルトを抜き取り叩きつけていく。
  ザ・ロックが水を飲む余裕を見せている隙にホーガンがベルトを奪い取り叩きつける。
  ザ・ロックはDDTを決めるとシャープ・シューター!
  ホーガンは蹴り飛ばして逃れる。
  場外でザ・ロックは椅子攻撃を狙うも逆に椅子攻撃を食らう。
  リングで椅子攻撃を再び狙うホーガンとレフェリーがもめている隙にザ・ロックはロー・ブロー。
  スパイン・バスターから ピープルズ・エルボー!
  ホーガンの物真似を交え再びピープルズ・エルボー!
  カバーに行くがハルク・ アップでカウントは2!
  ホーガンはビッグ・ブーツからレッグ・ドロップ!
  カバーにいくも突然照明が落ちる!再び明かりがつくとレフェリーが倒れている。
  ビンスが現れる! 
  ホーガンがビンスに気を取られている隙に、レフェリーがロックに椅子を渡す!
  ザ・ロックは椅子でホーガンを殴りつけロック・ボトム!
  カバーし1,2,3!
  ビンスはホーガンをあざけりシャツを破り捨てる。
 

試合結果

@クリス・ジェリコvs.ジェフ・ハーディ
A世界タッグ王座戦:ランス・ストーム、ウィリアム・リーガル(ch)vs.ケイン、 RVD
Bクルーザー級王座戦:ビリー・キッドマン (ch)vs.マット・ハーディ(新チャンピオン!)
Cアンダーテイカーvs.ビッグ・ショー
Dブロック・レスナー、エッジ(欠場)、クリス・ベノワvs.チーム・アングル
E世界ヘビー級王座戦:トリプルH(ch)vs.スコット・スタイナー
Fスティーブ・オースチンvs.エリック・ビショフ
Gザ・ロックvs.ハルク・ホーガン