TOPアメリカン・プロレスWCW 1997年→ WCW:Fall Brawl 9/14/97

WCW:Fall Brawl 9/14/97の分析


名勝負 なし
好勝負 クルーザー級王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.エディ・ゲレロ

Aクルーザー級王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.エディ・ゲレロ
 序盤は基本的な動きしかありませんが
 ジェリコが一歩上をいくという立場を雄弁に語っております。
 そのまま静かな落ち着きの中腰攻めへと進みます。
 そしてゴーリー・スペシャルから動き始めるのだけど
 この時のムーブの組み合わせが素晴らしかったですね。
 終盤もまったくクルーザー級のスピード感、驚かせる切り返しがなかったけれども
 鑑賞眼に堪え得る内容で後にヘビー級に転向して成功するのも納得です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/1/09)

5試合目。
 技巧派がやるとちょっとしたムーブも魅力的ですね。
 只マレンコがアイス・マンの異名どおり感情を出さないので
 JJの心理戦をやや空振り気味。
 対照的で面白いと言えば面白いのですが・・・
 良い試合。

Hウォー・ゲームス:ケビン・ナッシュ、シックス、マーカス・バグウェル、コナンvs.リック・フレアー、カート・ヘニング、クリス・ベノワ、スティーブ・マクマイケル
 ウォー・ゲームスというとスーパー・スター同士の激突が売りなのにこの年は面子が弱いですね。
 ナッシュは無視できない体格があるけど他のnWoが小物過ぎます。
 ベビーフェイスが数的不利すら圧倒する、という
 珍しい展開をするにはぴったりで、噛み合ってはいたけど
 PPVのメインとしては目標が大雑把且つ低いレベルなのでどうしようもない。
 悪くない試合。
 (執筆日:2/10/10)

総評。 
 恐るべきひどさですが2試合目のおかげで
 なんとか星がついたPPV。
 (執筆日:11/13/07)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Aクルーザー級王座戦:エディ・ゲレロ(ch)vs.クリス・ジェリコ

  エディはエディ・サックス・コールに耐えられない様子。
  形勢が悪くなると髪を引っ張られたと言い訳する。
  ジェリコは執拗に腕を攻撃していく。
  スタンガンからライオン・サルトを決めるもカウントは2。
  再び腕攻めに。
  エディはロープを使って攻勢に転じる。
  ジェリコの背中に照準を絞る。
  バック・ドロップにヒーロ。
  そしてゴーリー・スペシャル。
  ジェリコは後ろに逃れると逆にゴーリー・スペシャル。
  上に上がってきて肩車状態のエディをフェイス・バスターで落とす。 
  エディはコーナー上のクローズラインを避けると
  ロープ伝いのアーム・ドラッグを狙う。
  しかしジェリコはロープを蹴ってエディの体勢を崩すと
  ロープを揺らしスプリング・ボード式ドロップ・キック。
  更にエプロンでパワー・ボムを狙う。
  持ち上げられたエディはロープを掴んで耐えるもジェリコがスタンガンに切り替える。
  バックを取り返し投げっぱなしジャーマン。カバーするもカウント2。
  一進一退の攻防からエディはロック・ボトムのような技を決める。
  ジェリコがパワー・スラム。カウント2。
  相手の動きを読み何度も技を決めていくのだがカウント3を奪えない。
  ならばとマヒストラル・クレイドルにいく。
  エディはすり抜けカバーに。カウント2。
  ジェリコはハリケーン・ラナを狙ったエディを捕らえ
  パワー・ボム3連発!コーナーに乗せスーパープレックスに!
  しかしエディはボディ・ドロップに返すと、
  すぐさまフロッグ・スプラッシュへとつなぎ1,2,3!
  エディが新チャンピオンに! 

試合結果

@ラース、モーティスvs.バーバリアン、メング
Aクルーザー級王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.エディ・ゲレロ
BTV王座戦:アレックス・ライト(ch)vs.ウルティモ・ドラゴン
CUS王座戦:スティーブ・マクマイケル(ch)vs.コナン
Dディーン・マレンコvs.ジェフ・ジャレット
Eハーレム・ヒートvs.スタイナーズ
Fジャイアントvs.スコット・ノートン
GDDP、レックス・ルガーvs.ランディ・サベージ、スコット・ホール
Hウォー・ゲームズ:チームWCW(クリス・ベノワ、スティーブ・マクマイケル、リック・フレアー、カート・ヘニング)vs.チームnWo(マーカス・バグウェル、コナン、シックス、ケビン・ナッシュ)