TOPアメリカン・プロレスWCW 1997年→ WCW:Bash at the Beach 7/13/97

WCW:Bash at the Beach 7/13/97の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Aクルーザー級王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.ウルティモ・ドラゴン
 着地系と同時技による土台から間を置いた作りへと移行。
 投げをばら撒き過ぎな気もしますがずっしりとした中盤に仕上がっています。
 終盤は場を上手く使った攻防を見せスピードも巧みに操ります。
 しかし技の崩れや空振りが目立つのが痛かった。
 その点で好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/8/09)

Cフベントゥー・ゲレラ、リズマルクJr、ヘクター・ガルザvs.ラ・パルカ、サイコシス、ヴィジャノIV
 ルチャの立体性が活かされた試合。
 試合構築の精度はやや低めながら
 ルチャの立体性が活かされた試合で独特の多人数スポットも披露されました。
 一方で連続ダイブやヴィジャノIVとヴィジャノVが入れ替わるなんて単純なネタも。
 今では余り良くないルチャドールになっているガルザ、リズマルクが良い動きをしているのが印象的でしたね。
 中々良い試合。
 (執筆日:10/8/09)

Dキャリア・マッチ:クリス・ベノワvs.ケビン・サリバン
 私的な怨恨が絡んでいるだけあって
 場外戦はだらだらせず相手を叩きのめす、という気持ちに
 支配されてぶつかっていく物になっています。
 入場口のセットも壊していくから派手です。
 そしてジャクリーンが度々ちょっかいを出し受けも行う素晴らしい働きをしていましたね。
 只リングに戻ってからは遺恨が先走りしすぎて醜い攻防だったと言わざるを得ません。
 ジャクリーンも華を添えられないしね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/8/09)

7試合目はがっかりさせられる内容。

Gリック・フレアーvs.ロディ・パイパー
 高度な攻防ではなく持ち技を最大限に使って
 確固とした内容に仕上げています。
 足りない部分はレジェンドならではの華とテンションで持ってカバーしています。
 予想以上に楽しめますよ。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/8/09)

メイン、下手な選手が集まり素人まで加わっては良い試合になるわけがない。
バランスは良いのだがメインがこれではしまらない。 
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Aクルーザー級王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.ウルティモ・ドラゴン
  お互い相手の動きを読みきり技を決めさせない。
    両者同時に狙ったのは同じドロップ・キック。
  ウルティモはコーナーに振られるも3点倒立から蹴りをいれていく。
  ヘッド・シザースを狙うもジェリコはパワー・ボムに返す。
  ジェリコはウルティモを持ち上げ再びパワー・ボム。
  ウルティモはスリーパーをすかさずバック・ドロップに返す。
  コーナー目がけ突進してきたジェリコを跳んで避けるも
  それを読んでいたジェリコはムーンサルト。カウントは2。
  ダブル・アーム・パワー・ボムもカウント2。
  ならばとスーパープレックスを狙う。
  ウルティモに抵抗されるやドロップ・キックに切り替え場外に落とす。
  スプリング・ボード式クロス・ボディで追撃。
  セカンド・ロープからエルボーを落とそうとするもウルティモは蹴り上げて阻止。
  ウルティモはジェリコをコーナーに乗せて技を狙うも防がれる。
  しかしコーナー上から場外へのクロス・ボディを狙ったジェリコをドロップ・キックで撃墜。
  ウルティモはスプリング・ボード式クロス・ボディを避けジェリコを場外に落とすと
  619のフェイントからアサイ・ムーンサルト。
  リングに戻しハリケーン・ラナを決めるもジェリコはロープに脚をかける。
  クイックの応酬もカウント3にはいたらず。
  ウルティモはライオン・サルトを避けようとするも食らってしまう。
  だがカウント2で返す。 
  ジェリコは再びライオン・サルトを狙うもドロップ・キックで迎撃される。
  ウルティモはドラゴン・スープレックスを狙う。
  抵抗されるやドラゴン・スリーパーに切り返す。
  ジェリコは蹴りつけて逃れる。
  ウルティモはムーンサルトからドラゴン・スープレックスを狙う。
  パワー・ボムに返されかけるもハリケーン・ラナに返す。
  だがジェリコは体勢を入れ替えカバーに持っていき1,2,3!
  ジェリコはウルティモの健闘を称え自ら手を差し出す。
  2人は握手する。

 
Dキャリア・マッチ:クリス・ベノワvs.ケビン・サリバン
  サリバンは ブレーン・バスターでベノワを場外に落とす。
  ジャクリーンも協力してベノワを柵にぶつけていく。
  ベノワはジャクリーンをサリバン目がけ投げ捨てる。
  入場口のセットにぶつけ合う。
  サリバンは場外でベノワにパイル・ドライバー!  
  ジミー・ハートもサリバンに援護。
  サリバンはベノワを柵や鉄階段にぶつけていく。
  ベノワが反撃。噛み付き合いからクロスフェイスが決まる!
  サリバンはロープに脚をかけて逃れる。
  ベノワが再びクロス・フェイスを決めるもサリバンは何とかロープを掴む。
  サリバンはベノワをコーナーに宙吊りにすると蹴りを叩き込んでいく。
  ジミーがレフェリーの気を引いている隙にジャクリーンが木椅子を手にリングに上がる。
  しかしジャクリーンはサリバンに椅子攻撃!
  ベノワがダイビング・ヘッド・バッドを決めカウント3を奪う! 

試合結果

@ラース、 モーティスvs.グレイシャー、アーネスト・ミラー
Aクルーザー級王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.ウルティモ・ドラゴン
Bグレート・ムタ、蝶野正洋vs.スタイナー・ブラザーズ
Cフベントゥー・ゲレラ、リズマルクJr、ヘクター・ガルザvs.ラ・パルカ、サイコシス、ヴィジャノIV
Dキャリア・ マッチ:クリス・ベノワvs.ケビン・サリバン
EUS王座戦:ジェフ・ジャレット(ch)vs.スティーブ・マクマイケル
FDDP、カート・ヘニングvs.スコット・ホール、ランディ・サベージ
Gリック・フレアーvs.ロディ・パイパー
Hハルク・ホーガン、デニス・ロッドマンvs.ジャイアント、レックス・ルガー