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TNA:TV Matches 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 マイケル・エルガンvs.ピティ・ウィリアムス(One Night Only Bad Intentions 8/31/18)

タッグ王座戦:LAX(ch)vs.ジョディ・フレッシュ、ジョニー・ストーム(MediaCon 2018 Impact Wrestling vs. the UK 9/9/18)

バーブド・ワイヤー・ベースボール・バット・デス・マッチ:サミ・キャリハンvs.ジミー・ハヴォック(MediaCon 2018 Impact Wrestling vs. the UK 9/9/18)

@タッグ王座戦:LAX(サンタナ、オーティズ)(ch)vs.キルショット、ザ・マック(4/6/18)
 Impact vs. Lucha Underground。
 教科書になぞった試合展開ではあるものの
 お互いの意思が阿吽とはいかず
 細かな調整で修正し続けているので
 心地よい感覚まではいかない。
 とはいえミスはしていないし、
 後半はタッグの立体的な大技が相互から繰り出されるので盛り上がりましたね。
 キルショット、マックが名を売ったと言いたい所ですが、
 今のImpactにインディーを見ていないマス層が
 どこまでいるかは疑問・・・。
 中々良い試合でした。

Aインパクト王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.ペンタゴンJr.vs.フェニックス(Redemption 4/22/18)
 好カードだけあってエリーズのキャラを活かした
 3ウェイの演舞を見せてくれます。
 中盤はエリーズが主軸になります。
 百戦錬磨だけあって観客をしっかりのせていますね。
 ブレーン・バスターを持ち上げている所にジャーマン等
 面白いムーブもありました。
 エリーズが王者として場を作り、
 ペンタゴンが疲労感を上手く出す。
 一方のフェニックスは少し追いつけていなかった。
 彼がムーブの精度を上げて2人に対抗できれば更に良い試合になりました。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/18)

Bサミ・キャリハン、oVe(ジェイク・クリスト、デイヴ・クリスト)vs.ペンタゴンJr.、フェニックス、リッチ・スワン(7/12/18)
 数珠のスーパー・キック祭りから始めると
 モンキー・フリップ・キャノン・ボールなど
 派手な連携技でどんどん圧倒していきます。
 サミのアピール力、スワンの伸びやかなムーブが光りますね。
 場外の群れにスーパープレックスなんてムーブもありました。
 皆で協力して行うスポットが多く、
 その段取り分テンポが遅れるので、
 その手のスポットはもう少し厳選して数を絞った方が
 よりクレイジーに尖がれたかもしれませんね。
 終盤はPPVに向けサミとペンタゴンの遺恨を煽ったり、
 スワンがコーナー上から飛ぶと同時に
 ジェイクが別コーナー上から飛び、キャッチしてクリスト・カッターなんて
 飛び切りの技で大きな盛り上がりを見せました。
 ただここまで出し惜しみせずにくるなら
 最後サミがスワンからフォールを奪うのはなんか違う感が・・・。
 後一歩惜しいが、この6人らしいクレイジーな試合でした。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/17)

Cメキシカン・デス・マッチ:サミ・キャリハンvs.ペンタゴン(8/16/18)
 最初から椅子を加えてハードコア・マッチ。
 ピニャータが出てくるような賑やかさの一方で
 ピニャータの中からはステイプル・ガンというデス・マッチ風味も。
 TVプロレスのハードコア・マッチから
 想像するものの王道を行っています。
 ただSlammiversaryの一戦と比べてしまうと
 革新性には乏しいといわざるを得ない。
 中々良い試合。

Dマイケル・エルガンvs.ピティ・ウィリアムス(One Night Only Bad Intentions 8/31/18)
 ピティはコンディション良いですね。
 小ぶりながらパワフルなスタイルが冴え渡り、
 エルガン相手でも通用するレベルにある。
 脚攻めが的確なのも利いている。
 アクション豊富で中盤が停滞せず面白い試合です。
 終盤に間を空けていってペース・チェンジもできていますね。
 シャープ・シューターで伏線を回収するのも良し。
 最後の攻防が若干弱い印象もあるが、
 概ね想像を超え続けた内容です。
 ぎりぎり好勝負。

Eタッグ王座戦:LAX(ch)vs.ジョディ・フレッシュ、ジョニー・ストーム(MediaCon 2018 Impact Wrestling vs. the UK 9/9/18)
 ラナを食らった勢いでスピアーを決めたりと
 序盤から創造力を働かせて攻防。
 アイディアさえ良ければ
 フレッシュ、ストームは今なお現役のフライヤーですからね。
 見応えがある。
 フレッシュの孤立はやや退屈ですが、
 連続孤立で形にはなっている。
 終盤もジャーマンでサポートしたムーンサルトなど
 再びユニークなスポットを連発。
 粗い部分はありつつもそれ以上の長所を伸ばして
 魅力的な内容に仕上げました。
 ぎりぎり好勝負。

Fバーブド・ワイヤー・ベースボール・バット・デス・マッチ:サミ・キャリハンvs.ジミー・ハヴォック(MediaCon 2018 Impact Wrestling vs. the UK 9/9/18)
 デス・マッチ経験者の両者ならではのやり方で
 雰囲気を作り上げていきます。
 ホッチキス、ペーパー・カッターを
 ポイントに据えて痛みを伝えていきましたね。
 凶器だけに頼らず下地もあった上での構築になっているのも好感。
 その後画鋲や有刺鉄線にネタが変わっても
 クオリティを落とさず最後も観客に衝撃を与えてフィニッシュ。
 カードの期待に応えた内容。
 ぎりぎり好勝負です。 

GImpact王座戦:ジョニー・インパクト(ch)vs.フェニックス(10/25/18)
 スプリングボードのリング・インと
 ロープを飛び越えるリング・アウトを
 同時に組み合わせて演舞を作ったりと
 スポットのブラッシュアップは目を見張る。
 ただ繋ぎで組まれた王座戦であるが故に
 どうしてもドラマ・メイクができない。
 非常に高いクオリティなのですが、後一歩届かない。
 是非PPVとかで再戦が組まれると良いのですが。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@タッグ王座戦:LAX(サンタナ、オーティズ)(ch)vs.キルショット、ザ・マック(4/6/18)
Aインパクト王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.ペンタゴンJr.vs.フェニックス(Redemption 4/22/18)
Bサミ・キャリハン、oVe(ジェイク・クリスト、デイヴ・クリスト)vs.ペンタゴンJr.、フェニックス、リッチ・スワン(7/12/18)
Cメキシカン・デス・マッチ:サミ・キャリハンvs.ペンタゴン(8/16/18)
Dマイケル・エルガンvs.ピティ・ウィリアムス(One Night Only Bad Intentions 8/31/18)
Eタッグ王座戦:LAX(ch)vs.ジョディ・フレッシュ、ジョニー・ストーム(MediaCon 2018 Impact Wrestling vs. the UK 9/9/18)
Fバーブド・ワイヤー・ベースボール・バット・デス・マッチ:サミ・キャリハンvs.ジミー・ハヴォック(MediaCon 2018 Impact Wrestling vs. the UK 9/9/18)
GImpact王座戦:ジョニー・インパクト(ch)vs.フェニックス(10/25/18)