TNA:TV Matches 2010 part.1の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | TNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/4/10) |
@TNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/4/10)
ジェットコースターにのっているような黄色い歓声が鳴り響く中素晴らしい試合が繰り広げられましたす。
充実した身体能力はプロレスの型を超える事を可能にし、
アスリートとして自由に動いても形になります。
可能性の追求と制限の撤廃。
この後に廃止される6角形リングが象徴する意味合いを体現しているのが何とも皮肉的ですね。
それはともかく構築においてもカートが新時代的構築により見事なスピード感を生み出しています。
試合を運ぶ受けや素早さだけでない見せ方も流石です。
もはやベノワvs.カートに匹敵する黄金カードであると確信させましたね。
ただ技が決まる時の美しさが売りで、
決まらなかった技を決める展開&必殺技を一発化しない世界観とはいえ
クライマックスはいくらなんでも必殺技級の技を打ちすぎでしょう。
スタイルズ・クラッシュが3発、S式450°スプラッシュが2発ですからね。
食傷気味になると言うものです。
後は珍しく試合を潰さず大事な物と認識しているなら
そもそも黒覆面男乱入やフレアーの顔見せを入れないで、と思うけど
今のTNAにそこまで求めてはいけませんね。
また1つ素晴らしい試合を作り上げた、という感じ。
文句なしに好勝負。
(執筆日:5/13/10)
ATNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/21/10)
AJは積極手に打撃を打ち、ヘタレも表情のみに留めるなど
この後の低迷を想像させない、まずまずのヒールっぷりです。
カートの押さえ気味の怒りとフィットして一進一退になっており面白いですよ。
ただ以前のAJvs.カートの特別性はないし、
短めでスクリュー・ジョブ・フィニッシュなので評価としてはまあまあ良い試合程度です。
(執筆日:5/13/10)
BTNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.RVD(iMPACT! 4/19/10)
AJがあくどい顔をしていて良いですね。
それに対しRVDはAJについていけない事を露呈して増長させると
伏せたAJにこける、という驚異的なムーブを披露。
AJの卓越したセンスによる脚攻めというアドリブにつなげます。
後はRVDの当たりが弱いのでAJが受け身で大きくし、また自爆で勝機を与えて見事陥落。
頑張って性に合わないヒールを洗練したAJとロートルなRVDがスイングした試合です。
まあまあ良い試合。
(執筆日:5/13/10)
Cサモア・ジョーvs.RVD(iMPACT! 7/8/10)
打撃の打ち合いからテンション高くスタートさせると
リング周囲のハードコア・スポットというRVDが切り開いた見せ場を生み出します。
リングに戻ってからも王者がぼろぼろになりながらも強大な敵に立ち向かう構図にはまっていて良いですね。
受けと反撃のセットに対して共通の意識を持っていて
面白いように攻防がその構図を後押ししている。
ジョーのボストン・クラブ、スリーパーへの引きずり込みも本来の100%の効果をもたらし更なる高みへと導いています。
敢えてああいうフィニッシュを選んだきたのも良いですね。
ここ数年間でRVDは一番やりたいように試合できたのではないか。
ただ突き詰めた試合ではなく時間もそんなに長くはないので
vs.リンみたいに手を重ねてPPVに持ち込んで欲しいですね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/11/10)
Dカート・アングルvs.AJスタイルズ(iMPACT! 8/12/10)
AJがヒールとして煽る事はせず、あくまでロー・ブローなどの即時的なムーブに抑え、
投げのカートと美しい技の攻防で驚嘆させる。
技で魅せながらも攻防は過剰ではなくダメージも設定こそ強くないが自ら納得した物を表現している。
このカードはシナXオートンぐらい価値がある。
オープニングという事で8分程度だったが実に贅沢な8分間でした。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:9/11/10)
注目試合の詳細
@TNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/4/10)AJがまずヘッド・ロック。
カートがいきなりバック・ドロップを決めるもAJは離さない。
カートは起き上がるとヘッド・ロック。
AJがロープに振りリープ・フロッグに伏せ。
フェイントで軽くジャンプを入れるとドロップ・キック。
カートがたまらず場外へ。
AJがブランチャを狙う。
逃げるのを見てエプロンに着地。
カートがAJを捕まえようとする。
AJはリングに飛び戻ってよけるとエプロンに上がってきたカートを殴り落とす。
トペ・コンヒーロで追撃する。
リングに戻す。
コーナーにもたれるカートを殴りつける。
レフェリーが間に入って離そうとする。
黒覆面の男が入ってきて背後からAJに襲い掛かる。
カートがその男にアッパーカート。
クローズラインでリングから追い出す。
セキュリティがやってきて男を追い払う。
カートがAJに手を差し伸べ起こす。
2人が相対。
AJがボディ・スラムを狙う。
カートは後ろに着地すると蹴り。
ロープに振るとショルダー・スルーを狙う。
AJはかわすとコーナーに振りクローズライン。
スナップ・メア。
クローズラインへ。
カートがカウンターで蹴り。
コーナーへのパワー・ボム。
(CM)
カートがヘッド・ロックを決めている。
AJがエルボーにヘッド・バッドで逃れロープに走る。
カートがカウンターでベリー・トゥー・ベリー。
(CM)
カートがイン・ロック。
AJが起き上がるとバック・エルボー。
腕を巻き込み前に投げると殴りつける。
殴りつける。
カートのクローズラインをよけるとバック・エルボーで倒す。
バック・エルボーで倒す。
殴りつける。
コーナーに振ると突進。
カートがカウンターで蹴りを入れ突進。
AJが担ぎネック・ブリーカー。
コーナーにもたれたカートに突進。
ショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地。
カートのパンチを受け止めるとパンチ。
スプリングボード式フォア・アームズへ。
カートがキャッチしベリー・トゥー・ベリー。
アングル・スラムへ。
後ろに着地されると見るや回転してバックを取られないよう離れる。
AJがディスカス・ラリアット。
カバーするもカウント2。
起こすとスタイルズ・クラッシュを狙う。
カートが脚を取って倒しコーナーへのスリング・ショット。
ジャーマン。
2発。
3発目。
起き上がると待ちうけアングル・スラムへ。
後ろに逃れられたのでクローズラインへ。
AJはよけるとペイレイ・キックへ。
カートはよけるとアンクル・ロック。
AJが回転して丸め込む。カウント2。
カートがクローズラインへ。
AJがよけるとペイレイ・キック。
カバーするもカウント2。
パワー・ボムを狙う。
カートがリバース・スープレックスに切り返す。
コーナーに振ろうとする。
AJが振り返しフライング・フォア・アームズへ。
カートはよけるとアングル・スラム。
カバーするもカウント2。
アッパーカート。
ロープに振ろうとする。
振り返されるもロープをつかんで停止。
突進してきたAJにショルダー・スルーを狙う。
AJはエプロンに着地すると安心したカートにスプリングボード式フォア・アームズ。
コーナーに上る。
カートが起き上がって駆け上がり雪崩式ベリー・トゥー・ベリー。
カバーするもカウント2。
コーナーに上りフロッグ・スプラッシュへ。
AJはよけて自爆させるとスタイルズ・クラッシュ。
カバーに持っていくがカウントは2。
カートを起こすとコーナーにのせる。
スーパープレックスを狙う。
カートが殴りつけていき落とす。
フロッグ・スプラッシュ。
カウントは2。
アングル・スラムを狙う。
AJがDDTに切り返す。
カバーするもカウントは2。
スタイルズ・クラッシュを狙う。
カートがリバース・スープレックスに返そうとする。
AJはサンセット・フリップへ。
カートは逃れるとアンクル・ロック。
AJが回転して投げようとするもカートが踏み堪える。
AJが蹴り飛ばして逃れる。
AJがクローズラインへ。
カートはよけると投げっぱなしジャーマン。
カバーするもカウント2。
コーナーに振り突進。
AJがカウンターでバック・エルボー。
セカンド・ロープから一回転しリバースDDT。
カバーするもカウント2。
コーナーに上がる。
カートが体勢を崩す。
AJが殴りつける。
カートは殴り返すとスーパープレックスを狙う。
AJは殴りつけて防ぐとコーナー上に立とうとする。
カートがその動きを利用して雪崩式アングル・スラム。
カバーするもカウント2。
ならばとアンクル・ロック。
AJが回転してコーナーにぶつける。
延髄切り。
スタイルズ・クラッシュ。
カバーに持っていくがカウントは2。
もう1発狙う。
カートがすり抜けアンクル・ロック。
脚を巻きつけて倒れる。
フレアーが登場する。
AJが踵をたたきつけて逃れる。
カートがコーナーのAJに突進。
AJはかわして鉄柱に肩から激突させる。
バック・ドロップ。
スプリングボード式450°スプラッシュ。カウントは2。
(CM)
カートがトライアングル・チョークを決めている。
AJが無理やり持ち上げスタイルズ・クラッシュを狙う。
カートがすり抜けアンクル・ロック。
AJが反転し蹴り飛ばす。
カートが蹴り。
入場口で見ていたフレアーが帰っていく。
AJが切り返しでサンセット・フリップを決めその動きからスタイルズ・クラッシュ。
カバーにいかずエプロンに出る。
スプリングボード式450°スプラッシュを決め1,2,3!
AJの防衛!
カートはAJと握手しハグ。
Cサモア・ジョーvs.RVD(iMPACT! 7/8/10)
組むとジョーが押し飛ばす。
RVDがエルボー。
エルボーの打ち合い。
RVDが蹴り。
蹴りの打ち合い。
RVDが受け止めステップ・オーバー・キック。
コーナー上へ。
ジョーが捕まえマッスル・バスターを狙う。
耐えるRVDにチョップをいれマッスル・バスターを狙う。
耐えるRVDを花道のほうへ投げる。
RVDは胸を花道の角に強打。
ジョーは場外に降りるとチョップ。
リングに戻す。
リングに戻ろうとする。
RVDがスピン・キックを叩き込み落とす。
スライディング・キック。
同時にジョーはリングに戻るとエルボー・スイシーダ。
ドリーマーらが観客席に現われる。
ジョーはRVDを起こすとリングに入れる。
カバー。カウント2。
スナップ・メア。
背中にチョップ。
胸を蹴ろうとする。
RVDがスクール・ボーイ。
カウント2で返されるやドロップ・キック。
蹴りを叩き込みショルダー・ブロックを入れていく。
脚を引いて倒れさせると喉に脚を押し当てる。
距離を取り頭部にニー。
コーナーを使って一回転してから頭部にドロップ・キック。
ロープ越しに飛び頭部へレッグ・ドロップ。
リングに戻るとカバー。カウント2。
殴りつける。
ジョーがジャブを入れていく。
RVDが殴りつけロープに走る。
ジョーがカウンターでパワー・スラム。カウント2。
スナップ・メアからヘッド・ロック。
RVDは起き上がると腹にエルボーを入れていく。
殴りつけソバット。
ロープに走りクローズライン。
ロープに走る。
ジョーがカウンターでクローズライン。
カバー。カウント2。
RVDをコーナーにもたれさせるとチョップで倒す。
コーナーに振りハイ・ニーへ。
RVDは避けると蹴り上げる。
コーナーを使ってサイド・キック。
カバー。カウント2。
ドロップ・キックを決めるとロープに走りローリング・サンダー。
カバー。カウント2。
コーナーに乗るとダイビング・サイド・キック。
カバー。カウント2。
ジョーが何とか起き上がりコーナーにもたれる。
RVDが突進しスピン・キック。
ジョーがラリアット。
両者ダウン。
ジョーが先に起き上がる。
RVDがコーナーにもたれたジョーに前転からのモンキー・フリップを狙う。
ジョーがカウンターでSTO。
パワー・ボム。
カウント2で返されるやボストン・クラブ。
ハーフ・ボストン・クラブ。
RVDがロープを掴む。
ジョーは納得しない様子。
その隙にRVDが起き上がり殴りつけていく。
ジョーがヘッド・バッド。
ヘッド・バッド。
ボディ・スラムを狙う。
RVDが後ろに着地しオコーナー・ロール。
ジョーがカウント2で返すと同時にスリーパーに引きずり込む。
RVDは起き上がるとコーナーを蹴って倒す。
回転して両肩を押し込み1,2,3!
RVDの勝利!
試合結果
@TNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/4/10)ATNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/21/10)
BTNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.RVD(新チャンピオン!)(iMPACT! 4/19/10)
Cサモア・ジョーvs.RVD(iMPACT! 7/8/10)
Dカート・アングルvs.AJスタイルズ(iMPACT! 8/12/10)