TOPアメリカン・プロレステリトリー(NWA) →WCCW:Best of WCCW 1988

WCCW:Best of WCCW 1988の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@バッドストリート・マッチ:テリー・ゴディ、バディ・ロジャースvs.ケリー&ケビン・フォン・エリック(2/12/88)
 テープド・フィストありのルール。
 エリック兄弟はストラップも使っていますね。
 試合はストリート・ファイトという事で孤立などシーン構成は粗雑で、
 それでいてトルネード・ルールでない事に不満を感じるけれども
 フリーバーズがパワフルなゴディと頭脳派のバディとバランスが良いので
 一進一退はそれなりに生まれています。
 相手を叩きのめしてやる、という気持ちはリアリティーがあり、
 そこから繰り出されるパイル・ドライバーは
 現代のどんな技よりも相手のキャリアを終わらせそうな危険な匂いがする。
 といっても最後はヒートして双方に乱入者が加わりダブルDQというTo be Continuedだし、
 遺恨という以上にそこまで評価出来る内容でもないんですけどね。
 まあまあ良い試合。

Aケージ・マッチ:ジェリー・ロウラーvs.ケリー・フォン・エリック(11/25/88)
 ロウラーはヘタレてパンチに大きく吹っ飛ぶ受けもしているが、
 輝いていたベビーフェイス時代と比べると誇張が行き過ぎていてわざとらしさがある。
 また凶器のチェーンを隠すのは巧みではあるが(口に隠しさえする)
 その情熱、エネルギーに陰りが見える事は否めません。
 ケリーも右足を失った影響は大きく便利な技であるクローに頼る事が多くなってきている。
 両者全盛期を過ぎてしまいましたね。
 一定の面白みは担保されているものの
 ケージ・マッチならではのシリアスさとは程遠くフィニッシュも弱い。
 まあまあ良い試合。

 (執筆日:10/12/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@バッドストリート・マッチ:テリー・ゴディ、バディ・ロジャースvs.ケリー&ケビン・フォン・エリック(ダブルDQ)(2/12/88)
Aケージ・マッチ:ジェリー・ロウラーvs.ケリー・フォン・エリック(11/25/88)