WCCW:Parade of Champions 5/5/85の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
手に入れた映像が完全ではなく一部のみの収録で約1時間5分でした。
@ジノ・ヘルナンデス、クリス・アダムスvs.グレート・カブキ、スコット・ケイシー
ジノの観客の見方は良い。
アダムス、ケイシーの試合運びも悪くないですね。
ただカブキだけがついていけていない。
インパクト力も0です。
少し悪い試合。
Aヘアvs.ヘア:ケリー・フォン・エリックvs.ワン・マン・ギャング
ギャングが負ければゲイリー・ハートの髪が切られるという状況です。
ギャングの強さの作り方はWWF的テンプレートな物で価値はないですが
ケリーの格好のつけ方は素晴らしい物がある。
そんなに攻守のバランスも悪くないのでマイナスされる事なく楽しめる内容。
ただケリーが生み出す格好良さそのままで勝負しているので
最後フリッツがロープ越しに足を払って、というフィニッシュ仕方は完全に不要。
本当にフリッツはブッカーとして才能ない気がする。
悪くない試合。
Bダブル・リング・タッグ・マッチ5本勝負:フリーバーズ、マイク&ケビン&ケリー・フォン・エリックvs.クリス・アダムス、ジノ・ヘルナンデス、リップ・オリバー
カマラ、ワン・マン・ギャング、スティーブ・ウィリアムス
それぞれのリングで1対1が同時進行し、
フォール取られても脱落せず先に3本とった方のチームの勝ち、という
極めてややこしい形式となっています。
フォールがカメラに移ってなかったりするように
事前に打ち合わせせずに思いつきでの実行。
フリーバーズとエリック家が敵対していた頃はそれでも何とか物になったんだろうけど
こんな組み合わせでは無計画の中で何かを作り出していく事は出来ない。
フリーバーズは煽り能力が活かしきれていないし、
ケリーも受け手が下手で輝ききれていない。
ケビンの別リングへのトペというフィニッシュは印象的だが、
それこそこの形式の中で唯一考えていた部分なんでしょうね。
少し悪い試合。
Cアメリカン・タッグ王座戦、ノーDQダブル・リング・マッチ:ファンタスティックスvs.ミッドナイト・エクスプレス
タッグは新しい形の創出ではなく型を最大化する事が求められる形式。
その中でトルネードにして更にダブル・リングで相方を考える機会を減らすなんて馬鹿げています。
MNEが椅子を使って優位に立ってからの少しばかり魅力は出たけど
最後はもう空位のままでいいよと思わせる茶番劇だし全体的に期待外れ。
そもそもMNE自体まだイートン、レーンという世界最高のタッグではなく
イートン、コンレーの2代目Verですし・・・。
少し悪い試合。
総評
フリッツのブッカーとしてのひどさここに極まり。
うんざりします。
(執筆日:3/12/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジノ・ヘルナンデス、クリス・アダムスvs.グレート・カブキ、スコット・ケイシーAヘアvs.ヘア:ケリー・フォン・エリックvs.ワン・マン・ギャング
Bダブル・リング・タッグ・マッチ5本勝負:フリーバーズ、マイク&ケビン&ケリー・フォン・エリックvs.クリス・アダムス、ジノ・ヘルナンデス、リップ・オリバー、カマラ、ワン・マン・ギャング、スティーブ・ウィリアムス
Cアメリカン・タッグ王座戦、ノーDQダブル・リング・マッチ:ファンタスティックスvs.ミッドナイト・エクスプレス