TOPアメリカン・プロレステリトリー(NWA) →Memphis Wrestling:Rock 'N' Roll Memphis

Memphis Wrestling:Rock 'N' Roll Memphisの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ロックンロール・エクスプレスvs.ギャラクシアンズ
 RREは孤立の美学と連続技のたたみかけが魅力的だが
 ギャラクシアンズは雑魚で攻め一辺倒になるし、
 かといってギャラクシアンズはRREの動きについていけないので
 攻めもリズムにのれずで両方の魅力とも見事に潰されている。
 TVスタジオで行われた中身のない試合。
 ひどい試合でした。

Aロックンロール・エクスプレスvs.グラップラーズ
 グラップラーズはスポットの配置が全然分かっていない。
 しかし荒っぽい動きは良いですね。
 片方は特に拳を鋭く打っていて、R&REが戦う価値がある。
 たいした事内容ながらベビーフェイス/ヒールとしての見せ場はある。
 少し悪い試合。

Bロックンロール・エクスプレスvs.グラップラーズ
 R&REが華麗さを捨てリベンジ・モードへ。
 中盤はグラップラーズが孤立させる展開。
 スローではあるもののAに比べるとお互いのやりたい事が合致していて安定した攻防となっています。
 ただ試合権利を無視しているのは頂けないし、
 15分時間切れから5分延長するも
 延長戦がコルネットの介入一発のような形だったのは駄目。
 これならすぐに延長戦に入らないと浮きすぎです。
 悪くない試合。

Cサウザン・タッグ王座戦:ブルース・ブラザース(ch)vs.ロックンロール・エクスプレス(11/7/83)
 RREが綺麗に動きます。
 ブルース兄弟は比較的キレのあるものや動きの大きい攻め
 タッチ成功から入り乱れて盛り上げました。
 この試合でRREがこの王座を初戴冠。
 平均より少し上。

Dサウザン・タッグ王座戦:ロックンロール・エクスプレス(ch)vs.ブルース・ブラザース(11/14/83)
 乱戦からスタートするならブルースの強さを見せつけるべき。
 すぐに一般的なRREの技見せに入っているが、
 ブルースは受けの調整が出来ず、流血にまで追い込まれています。
 もうこうなったらスカッシュ・マッチも同然ながら、  
 コルネットがファビュラス・ワンズに襲われるというイベントを挟んで
 モートンの孤立へと場面転換しています。
 悪くない試合。

Eロックンロール・エクスプレスvs.ラニー・ポッフォ、ランディ・サベージ
 RREの華麗な連携技とサベージのやられるための前振りによって華々しくスタート。
 セコンドのアンジェロ・ポッフォがモートンを鉄柱にぶつけて
 モートンの孤立に移るというのも素晴らしい。
 この孤立したモートンを追い込む形でボルテージを上げるのではなく
 ポッフォ、サベージが技をやたらかわされ自爆されるのに捕まえ続ける、という
 見せ方をしている所にも個性が見えますね。
 ただ試合時間は短めです。
 まあまあ良い試合。
 試合後サベージがモートンにテーブル上でパイル・ドライバー。
 
Fロックンロール・エクスプレスvs.ラニー・ポッフォ、ランディ・サベージ
 引き続きポッフォ、サベージの弱さによるバランス調整が機能しています。
 試合運びはじっくり目で前の試合ほどのスリリングさはない。
 テーブルへのパイル・ドライバーを狙ってリバース・スープレックスに返すといった見せ場の後
 アンジェロ・ポッフォの介入でDQフィニッシュです。
 悪くない試合。
 
Gロックンロール・エクスプレスvs.ナイトメアズ
 ナイトメアズは受け身が悪くRREの動きを輝かせる事は出来ていない。
 ヒールとしても拳は印象に残らないし、ヒールとして煽る事も支配する事も出来ていないし、変哲のない内容。
 少し悪い試合。

HAWA世界タッグ王座戦:ミッドナイト・ロッカーズ(ch)vs.バッド・カンパニー
 WWFではオリエント・エクスプレスと名前を変え、
 ロッカーズと数珠の抗争を重ねたバッド・カンパニー。
 この頃からロッカーズの華麗な連携技を
 要所に食らって良い関係で試合を作っています。
 レフェリーの目をそらしての攻撃で盛り上げ、
 最後はオーバー・ザ・トップ・ロープ・ルールを使ってフィニッシュ。
 まあまあ良い試合。

Iミッドナイト・ロッカーズvs.アサシンズ
 一応形には則っているがいかんせんスタジオ収録なのであっさり。
 悪い試合。

Jミッドナイト・ロッカーズvs.ロバーソン、キース・エリック
 こちらもスタジオ収録。ロッカーズが更に苦労する事なく勝利。
 悪い試合。

Kミッドナイト・ロッカーズ、バッド・カンパニーvs.エクセキューショナーズ、ロバーソン、キース・エリック
 バッド・カンパニーはフェイス・ターンしたのかロッカーズと合体。
 これによってとても釣り合いの取れないカードとなっています。
 内容もロッカーズ、バッド・カンパニーが一方的に攻めるばかり。
 わざと相手を泳がせて交代だけはさせてますけどね。
 HBKが軽く捕まるシーンもありましたが、痛めつけられてる印象を与える気はなし。
 8マン・マッチというだけでスカッシュ・マッチです。
 勘の言い方は気付いているかもしれませんが、これまたスタジオ収録。
 悪い試合。

Lミッドナイト・ロッカーズvs.エクセキューショナーズ
 8マンがタッグになろうと
 エクセキューショナーズとロバーソン、エリックは同じくらい下手なのでね。
 ブレーン・バスターを逆に持ち上げ、ダイビング・クロス・ボディと合体させるという
 華麗な技でロッカーズが余裕の勝利。
 悪い試合。

Mミッドナイト・ロッカーズvs.ビリー・トラヴィス、ジョン・ポール
 ロッカーズが一歩上を行かれてヒップ・トスを食らった時には
 トラヴィス、ポールをプッシュしてそれなりに一進一退を生み出すつもりかと思ったが、
 これはそれまでと違ってヒール・ターンしからに過ぎず、
 やっぱりスカッシュ・マッチです。
 
Nデイビッド・ウィルソンvs.ショーン・マイケルズ
 シングル・マッチでもスカッシュ。

Oミッドナイト・ロッカーズvs.トッド・モートン、リック・フォンタナ
 ロッカーズが余裕を見せて観客を煽るので
 その分試合時間はほんの少し伸びたがスカッシュ・マッチ。

Pミッドナイト・ロッカーズvs.ブルース・ブラザース
 ようやくまともな物が見れるかと思ったが
 RREの頃と比べると随分時間が経っているようで
 ブルースは衰えがみられ、意欲が感じられない。
 すぐに4人入り乱れての合体技の攻防となってロッカーズがスカッシュ。

Qタッグ王座戦:ミッドナイト・ロッカーズ(ch)vs.リッキー・ネルソン、レイパー
 タッグ王座戦になっているからこれまでと違うのかと思いきや
 そんな事はなくスカッシュ・マッチ。

Rタッグ王座戦:ミッドナイト・ロッカーズ(ch)vs.ゼブラ・ウォーリアーズ
 同上。ゼブラズはアーム・ドラッグ1つ取ってみても下手さが伝わってくる。

総評
 どちらも良いタッグですがたいした試合が収録されていません。
 いや、そもそもたいした試合が存在しないような気もしますが・・・。
 (執筆日:3/12/10)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ロックンロール・エクスプレスvs.ギャラクシアンズ
Aロックンロール・エクスプレスvs.グラップラーズ
Bロックンロール・エクスプレスvs.グラップラーズ
Cサウザン・タッグ王座戦:ブルース・ブラザース(ch)vs.ロックンロール・エクスプレス(新チャンピオン!)(11/7/83)
Dサウザン・タッグ王座戦:ロックンロール・エクスプレス(ch)vs.ブルース・ブラザース(新チャンピオン!)(11/14/83)
Eロックンロール・エクスプレスvs.ラニー・ポッフォ、ランディ・サベージ(DQ)
Fロックンロール・エクスプレスvs.ラニー・ポッフォ、ランディ・サベージ(DQ)
Gロックンロール・エクスプレスvs.ナイトメアズ
HAWA世界タッグ王座戦:ミッドナイト・ロッカーズ(ch)vs.バッド・カンパニー(DQ)
Iミッドナイト・ロッカーズvs.アサシンズ
Jミッドナイト・ロッカーズvs.ロバーソン、キース・エリック
Kミッドナイト・ロッカーズ、バッド・カンパニーvs.エクセキューショナーズ、ロバーソン、キース・エリック
Lミッドナイト・ロッカーズvs.エクセキューショナーズ
Mミッドナイト・ロッカーズvs.ビリー・トラヴィス、ジョン・ポール
Nデイビッド・ウィルソンvs.ショーン・マイケルズ
Oミッドナイト・ロッカーズvs.トッド・モートン、リック・フォンタナ
Pミッドナイト・ロッカーズvs.ブルース・ブラザース
Qタッグ王座戦:ミッドナイト・ロッカーズ(ch)vs.リッキー・ネルソン、レイパー
Rタッグ王座戦:ミッドナイト・ロッカーズ(ch)vs.ゼブラ・ウォーリアーズ