Memphis Wrestling:Wrestling Gold Volume.4 No More Mr. Nice Guy の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約1時間45分です。
(一部気にならないようにカットされています)
@ランディ・サベージvs.リック・ルード
いきなりエアプレイン・スピンをしたり
適当な技打ちで最後はバンディ乱入。
悪い試合。
Aアンドレ・ザ・ジャイアントvs.ザ・シーク
アンドレが3分動くもシークの火炎攻撃で終了、という内容。
ひどい。
BUS王座戦:パンペロ・フィルポ(ch)vs.ジェフ・ドニー
どちらも見せ場のないままあっという間の終了。
ひどい試合。
Cブルーザー・ブロディ、スコット・ケイシーvs.ケリー・キニスキー、ザ・スポイラー
ケリーはジーンの息子ですがどうという事はありません。
無為に時間を経過させている内容です。
ひどい試合。
Dリック・ルード、キング・コング・バンディvs.ランディ・サベージ、ジェリー・ロウラー
控えが積極的に関わって盛り上げると
サベージ、ロウラーの連携、ルードのやられっぷり、
バンディが相手を孤立させて、と4人全員が良い動きを見せました。
最後が爆発しすぎて反則を取られる物でしたが悪くは無い。
予想以上にタッグの魅力を持った内容で中々良い試合。
Eシャーク・ケージ・マッチ:チーフ・ジェイ・ストロングボウvs.ドン・ケント
1mX1mX2m程の小さなケージ、というか檻、の中で戦う、という摩訶不思議な形式。
余りに狭いので技なんてありません。
しかし試合にならなかったかというと否。
思いの他そこには乱闘のテクニックが凝縮されている。
ケージに入る前に一発仕掛けて
入れば相手との絵、立っているか膝をついているか、を変化させ
ケージのぶつけ方には強弱を使い天井も使う。
そして最後は乱入という弱い物になろうとフィニッシュとしての説得力を出す。
そもそも論として形式のデメリット、スケールの縮小は大きいですが
だからこそ構築論がより浮き彫りになっていて
批評的観点からすると面白いものがありました。
平均的良試合。
Fインターナショナル王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.オースチン・アイドル
遺恨があるのかサベージが素晴らしく躍動感のある動きを見せます。
アイドルともスイングしていますね。
ただやっている事がベビーフェイス/ヒール逆な印象を受けます。
まあまあ良い試合。
Gテリブル・レスリング・ベアーvs.ジーン・デュボイス
熊vs.人間の異”種”格闘技戦。
良く調教されていて熊がレスリングをこなすので驚きました。
只途中からレフェリーいじりで終わって所詮余興だよ、って感じになるのは残念。
ジーンがもっと動きに幅をもたせれば普通に試合として成立させられる気がします。
Hサウザン王座戦:リック・ルード(ch)vs.トミー・リッチ
王座がかかっている割には凡戦で
最後のロウラーの乱入が最も沸いたのではないかな。
悪い試合。
IAWA王座戦:ニック・ボックウィンクル(ch)vs.ジェリー・ロウラー
スローながらじっくりと見せるレスリング。
ニックの特色である粘着性が良く現れていますね。
その後のニックのヒール王者としての王道ファイトと
地元の利を活かしたジェリーの観客の乗せ方は鉄板物。
最後は反則を取られますが
その前に反則を取られるのでは、と冷や冷やさせ、
ジェリーのマシンガン・パンチで熱狂させて心配を忘却させているのがにくい。
完成された内容で、好勝負に少し届かず。
Jランディ・サベージvs.オースチン・アイドル
前回が勘違いしたまま見れたのに対し、
こちらはサベージがヒールだと徐々に気づかされるけど・・・、っていうもやっとした内容。
ハイ・テンションで流血要素もあるのだけどねぇ。
平均より少し上。
Kボビー・ヒーナンvs.オースチン・アイドル
ヒーナンなんでまともに試合するつもりはなく
ブラックジャックスをけしかけ、やられたらカウントアウト負けを選択です。
総評
人vs.熊に惹かれて手に入れましたが
単なる色物に終わらない内容でニックvs.ジェリーのくせ者対決が予想以上に良かったりと
かなり充実した内容です。
DVD Rating:★★★☆☆
(執筆日:12/10/09)
注目試合の詳細
IAWA王座戦:ニック・ボックウィンクル(ch)vs.ジェリー・ロウラーニックがバックを取る。
ジェリーがバックを取り返す。
ニックが腕を取りジェリーがグラウンド・ヘッド・シザース。
ニックが跳ね除け仕切りなおし。
ニックがヘッド・ロック。
ハンマー・ロックから倒す。
ジェリーがヘッド・ロックを決める。
ニックは放さずパンチを入れて逃れる。
アーム・ロック。
起き上がられるも締め上げて膝をつかせる。
ジェリーは力で押し上げていく。
ニックが押し戻す。
ジェリーがアーム・ドラッグに切り返すもニックは放さない。
ジェリーがもう1度アーム・ドラッグを決めて逃れる。
追撃にいきたいがニックはコーナーに逃げレフェリーに仕切らせる。
組むとニックがニー。
2発。
3発。
ジェリーが吹っ飛んで倒れる。
ニックはジェリーをターン・バックルにぶつける。
ニー。
ニー。
スナップ・メア。
カバーするもカウント2。
ロープに振ると腹にパンチ。
カバーするもカウント2。
ロープに振ると殴りつけようとする。
ジェリーは避けるとクロス・ボディ。
ニックがカウント2で返すとジェリーは場外に転がり落ちる。
ニックは場外に下りるとジェリーをテーブルに叩きつける。
リングに戻る。
場外に下りるとエプロンに叩きつけリングに戻す。
カバーするもカウント2。
ジェリーを起こすと殴り倒す。
ターン・バックルにぶつける。
もう1発。
3発。
腹にパンチ。
頭部にパンチ。
ジェリーが蹴り。
殴りつける。
殴り倒す。
後頭部からターン・バックルにぶつける。
もう1発。
コーナーに振り殴りつける。
ヘッド・ロックで隠してパンチ。
顔に拳をこすりつける。
ヘッド・ロックで拳をたたきつけようとする。
ニックが押し飛ばすとジェリーとレフェリーが激突。
ニックはコーナーにのぼる。
起き上がりかけていたジェリーにダイビング・エルボー。
カバー。
ジェリーがカウント2で返すとニックは場外に転がり落ちる。
ジェリーは場外に下りるとテーブルに叩きつける。
レフェリーが戻るよう言う。
ジェリーはニックをエプロンに叩きつけ戻す。
カバーするもニックの脚がロープにかかる。
ニックがジェリーの目に指をいれる。
ニックがジェリーの顔をロープにこすりつける。
パンチを叩き込みターン・バックルにたたきつけていく。
ジェリーがマシンガン・パンチ。
コーナーで滅茶苦茶に殴りつける。
とめようとするレフェリーを押しのける。
再び押しのけ殴りつけていく。
ニックは偶発的か狙ってかレフェリーにパンチ。
ジェリーがニックを殴り倒しカバー。
レフェリーがジェリーの腕を上げる!
しかし反則裁定なので王座は移動しない。
ジェリーはニックを蹴り倒すとベルトを奪って去っていく。
試合結果
@ランディ・サベージvs.リック・ルードAアンドレ・ザ・ジャイアントvs.ザ・シーク(ノー・コンテスト)
BUS王座戦:パンペロ・フィルポ(ch)vs.ジェフ・ドニー
Cブルーザー・ブロディ、スコット・ケイシーvs.ケリー・キニスキー、ザ・スポイラー
Dリック・ルード、キング・コング・バンディvs.ランディ・サベージ、ジェリー・ロウラー(DQ)
Eシャーク・ケージ・マッチ:チーフ・ジェイ・ストロングボウvs.ドン・ケント
Fインターナショナル王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.オースチン・アイドル(新チャンピオン!)
Gテリブル・レスリング・ベアーvs.ジーン・デュボイス
Hサウザン王座戦:リック・ルード(ch)vs.トミー・リッチ(新チャンピオン!)
IAWA王座戦:ニック・ボックウィンクル(ch)vs.ジェリー・ロウラー(DQ)
Jランディ・サベージvs.オースチン・アイドル
Kボビー・ヒーナンvs.オースチン・アイドル