PPV
名 |
ROH:Battle of the Best 9/13/08 |
ベ
スト・マッチ |
なし |
グッ
ド・マッチ |
ナ イジェル・マッギネス対ブライアン・ダニエルソン→詳 細 |
雑
感 |
1枚約3時間5分です。 日本公演1日目。 大会前に握手&サイン会があったようですね。 早めに行って置けば良かったなぁ・・・。 余り大きくない会場なのに 所々空席が目立つのは悲しい・・・。 @エディ・エドワーズ対YAMATO ドラゲーの通常放送をチェックしていなかったので YAMATOの変貌振りには驚きましたね。 良いヒール・キャラしてますよ。 これぞまさにドラゲー・マジックか。 さて試合は打撃の打ち合いとYAMATOの言葉煽りで盛り上げました(ごまかしたの方が正確か)。 只最後なんでトップ・ロープの雪崩式ハリケーン・ラナなんて狙おうと思ったんでしょうね。 オープニングなので使うべきじゃないし、 それでいてミスして両者落下、 更にはYAMATOが起き上がってカバーにいくとかありえません。 この1スポットで印象悪くなってしまいました。 またこの試合とA、Cを裁く事になる 日本人レフェリーの拙さが気になって試合に集中できない事がありましたねぇ。 少し悪い試合。 Aチャレンジ・マッチ:オースチン・エリーズ対斉藤了 本番になって加えられた チャレンジ・マッチというお題がミソでしたが 本番になって言われても誰も気がつかんよ・・・。 エリーズが早めにラスト・チャンスリーにいくも 斉藤が粘り腹攻めで反撃するって内容ですが 上記の理由で最初のラスト・チャンスリーで微妙な雰囲気に。 まあこれを言い訳にするのは簡単なのだけれど 正直言ってクオリティ自体がいまいちでしたね。 そもそも斉藤は外人対決だと冴えない印象があるなぁ。 平均レベル。 試合後AOTFがエリーズを襲撃。 Bグラッジ・マッチ:ロデリック・ストロング対デイビー・リチャーズ おそらく途中休憩を移動させたためでしょう。 ドラゲー・タッグと試合順が入れ替えとなりました。 さて前半のメインをまかされたこの試合。 リチャーズをムーブ違いのストロングと位置づけ 合わせ鏡の消耗戦を展開。 花道へのバック・ドロップや観客席にまで雪崩こむトペ・コンヒーロ等の過激スポットもあります。 只リチャーズが制限を受けている状況で 25分と言う試合時間は長すぎましたね。 打撃+腰攻めで終始一貫しているというのも逆に仇となりました。 それでも観客が興味を持ち続けられたのはそこにスウィニーがいたから。 あの言語を超越したパフォーマンスが受け 観客が自らスウィニーを弄ろうという気になってましたからね。 日本人からアメリカンなノリを引き出すとは只者じゃありません。 グッド・マッチに少し届かず。 追記:DVDで見るとスウィニー効果がないので中々良い試合に落ちましたね。 途中休憩。 Cドラゲー・ルール:土井成樹、吉野正人、BxBハルク対エル・ジェネリコ、ドラゴン・キッド、SHINGO SHINGOとハルクの攻防にキッドのムーブが印象に残ってますね。 ROHメンバーであるジェネリコに 見せ場をお膳立てしたのは嬉しかったですね。 ドラゲーらしい内容で圧倒されましたが 後半のオープニングなので技のランクを一段落としてくれたらな、と思わないでもない。 ちょっと疲れますね。 平均的な良試合かな。 Dナ イジェル・マッギネス対ブライアン・ダニエルソン→詳 細 黄金カードが日本で見られるとはねぇ。 ほんと幸せ。 感謝感激雨あられってなもんです。 入場からこちらの期待は高まりっぱなし。 音響係のせいでThe Final Countdownを合唱できなかったけれどね。 さて試合を振り返りると まずアメドラのレスリングが素晴らしい。 日本を意識してか相当の意気込み様で オールド・スクール・レスリングを披露です。 1つ1つのサブミッションに重みがあり、 かけてからの攻防にも気を払う充実振り。 (こういうのは1年前にはまったく見られなかったっていうのに 1年で完全に習得しているのだから驚く) これは年間最高試合も狙えるのではとまで思わされましたね。 只そこまでいかなかったのは ナイジェルがベビー・バージョン (ヒール・ムーブ、腕攻めが無く各種ラリアット/タワー・オブ・ロンドンが中心) を選択したためでしょう。 1夜目は本場ROHの直輸入がコンセプト(のはず)にもかかわらず ヒール・ナイジェルが見れなかったのは やはり日本人の観客ではベビー対ヒールの盛り上がりは出来ないと判断されてしまったんでしょうか・・・。 さてそんなこんなでベビー対ベビーとなった訳ですが 半年以上お蔵入りしていた(他団体ではベビーとしてアメドラ戦もこなしていますが) スタイルを持ち出すのは危険過ぎました。 元々王者として要求される、引っ張る側に立つ事を 満たすためにヒール化したんですから 当然構成面でクオリティは多少落ちてくる。 それを補う形でハード・ヒッティング要素を取り入れましたが 22分という、カードを考慮するとそう長くない試合時間では 新たな要素も含めやりきる事はできません。 そのため裏必殺技のスモール・パッケージで締めたにしては まだやれたのに、という印象が残ってしまいますね。 しかし実際は思ったより熱かったんですよ。 注目すべき最大のポイントは ナイジェルがハーフ・ボストン・クラブを 1ナイト・オンリーの必殺技に設定してたって事。 振り返って見ると ふらふらになったアメドラへの攻め込みのエンドで未遂、 盛り返されている時に起死回生で決めた場外でのタワー・オブ・ロンドン後に炸裂、 フィニッシュの攻防で未遂、と この技が試合のキーになってたんですね。 いやはや深いですねぇ。 只、初見で認知出来る訳が無いってのは難点なんですけど。 評価としては取りあえず、ぎりぎりグッド・マッチで 上述のポイントを見て再見した時どれだけ伸びるかって所ですね。 追記:DVDで見るとより面白くなりましたが 逆にポイントを落とした面もありましたね。 サブミッションがそれで切り返し合いではない「かける」というアプローチは空気で伝わるものか、 会場ほど効果を為していなく、序盤の充実感が失われていました。 結果評価は変わらずのぎりぎりグッド・マッチですね。 Eタッグ王座戦:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブ ラック(ch)対ブリスコ・ブラザーズ→詳細 黄金カードを押さえてメインに抜擢されたのでもしや、 と思ってましたが場外乱闘きましたね。 ・・・ 入場時の不意打ちからの場外乱闘→ ブリスコズが盛り返し相手1人をリングに戻す→ 早々にドゥームス・デイ・デバイスへ→ もう1人が防ぎ今度はAOTFのターン→ 終盤に突入。 ・・・ という内容で必殺技のドゥームス・デイ・デバイスを反撃ポイントに使う ちょっと悪い癖もひっくるめてAOTF対ブリスコズのパッケージを直輸入ですよ。 やはり本場と同じ物を見れるというのは嬉しいですね。 椅子固定で減少する過激度も 日本ならではの花道のスポット2つと キャッチしてのエンド・ゲームというフィニッシュが補えていると思います。 オープニングより12秒だけ長いという 試合時間が示している通りメインにしてはあっさり目な気もしますが許容範囲内でしょう。 中々良い試合です。 追記:乱闘の熱に浮かされてない分こちらもDVDで見ると 全体のバランスが少し目につき平均的な良試合にダウン。 @フロリダ・ヘリテイジ王座戦:サル・リナウロ(ch)対デリリウス リナウロがヘタレで 最初に場外へ長いこと逃げて途切れたりと とにかくスロー・ペース。 途中から、ある程度挽回するも少し悪い試合。 Aミスチーフ対アメージング・コング(Shimmer Vol.9)→詳細 女獣対決。 アメコンがキングコングで ミスチーフは豹といった所でしょうか。 コングの怪物的攻撃は言うに及ばず (アルゼンチン・バック・ブリーカーが絵になりすぎ)、 ミスチーフは重い相手にかけれない技は全て 排除しながらも積極的な攻めに出て 非常にドラマチックな試合に仕上がりました。 観客の盛り上がりも凄まじかったですね。 女子最高レベルの、グッド・マッチには少し届かず。 総評。 アメリカ・ファンも羨むような豪華カードを揃え 本場と同じ楽しみを提供してくれた。 ミート&グリーティングスも嬉しいサービスですし、 まさに日本公演の基本形となるべき良い大会でしたよ。 観客が静かでLet's goの掛け合いさえ起こらないのは残念だが もう国民性なので(じゃあ音頭を取れよって突っ込まれても躊躇してしまうものね)仕方が無いですしね。 |
DVD Rating |
★★★☆☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
エディ・エドワーズ対YAMATO |
2 |
チャレンジ・マッチ:オースチン・エリーズ対斉藤了 |
3 |
グラッジ・マッチ:ロデリック・ストロング対デイビー・リチャーズ |
4 |
ドラゲー・ルール:土井成樹、吉野正人、BxBハルク対エル・ジェネリコ、ドラゴン・キッド、 SHINGO |
5 |
ナ イジェル・マッギネス対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
6 |
タッ グ王座戦:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(ch)対ブリスコ・ブラザーズ→詳細 |
1 |
フロリダ・ヘリテイジ王座戦:
サル・リナウロ(ch)対デリリウス(FIP Dangerous Intentions 2008) |
2 |
ミ スチーフ対アメージング・コング(Shimmer Vol.9)→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
エディ・エドワーズ対YAMATO |
2 |
チャレンジ・マッチ:オースチン・エ リーズ対斉藤了 |
3 |
グラッジ・マッチ:ロデリック・ストロング対デイビー・リチャーズ |
4 |
ドラゲー・ルール:土井成樹、吉野正人、BxBハルク対エル・ジェネリコ、ドラゴン・キッド、SHINGO |
5 |
ナ イジェル・マッギネス対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
6 |
タッ グ王座戦:ジミー・ジェイコブス、タイラー・ブラック(ch)対 ブリスコ・ブラザーズ→詳細 |