TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2018年 →PWG:Time Is A Flat Circle 3/23/18

PWG:Time Is A Flat Circle 3/23/18の分析


名勝負 なし
好勝負 デズモンド・エグゼヴィアー、ザッカリー・ウェンツvs.バンディード、フラミータ

ウィル・オスプレイvs.アダム・ブルック

ザック・セイバーJr. vs.マット・リドル

@ジョーイ・ジャネラvs.レイ・ホーラス
Aブロディ・キングvs.ダグラス・ジェームスvs.エリ・エヴァーフライvs.ジェイク・アトラス

Bデズモンド・エグゼヴィアー、ザッカリー・ウェンツvs.バンディード、フラミータ
 9分しかありませんが、
 ハイ・フライの高さが飛び切りで
 それが技の説得力にも繋がっています。
 高度な技の数々にも関わらずミスもないですね。
 後半にかけて行われた2対2の連携技の攻防には
 スタンディング・オベーションが起きたのも納得の迫力がありました。
 ぎりぎり好勝負。

Cウィル・オスプレイvs.アダム・ブルック
 フェイク・ダイブ・アピール合戦から
 ブルックがゆるヒール・キャラを前面に出してきます。
 良い感じに仕上がってきており、
 元々好物のPWGの観客も大いに盛り上がりましたね。
 オスプレイが観客席へのベリー・トゥー・ベリーを見せた一方で、
 ブルックはオスプレイのコーナー固定スーパーキックを
 パクるかと思いきやってサミング、とキャラをぶらさず。
 これにより試合全体によるふり幅が大きくなりましたね。
 終盤のライバリティを活かしたカウント2.9合戦も
 その攻防自体より更に価値あるものに仕上がる結果となりました。
 文句なしに好勝負。

Dジョナ・ロックvs.ジェフ・コブ
 定番のショルダー・タックル合戦。
 形を作るためにヒット自体は弱いのが残念。
 ただジョナの間の処理が相変わらず良いですね。
 若干ヒール寄りの立場も適切にこなしていて、
 キャリアこそコブに先行されていますが、
 スキル的には全然見劣りしないものがあります。
 コブも負けじと絶対的な自分の強み、
 アマレスのスキルを活かしたムーブで盛り上げます。
 スーパープレックスから終盤。
 ここでジョナがテンポ論も持てる素晴らしいのですが、
 現状では間の論理一辺倒。
 両方の論理を使い分けれると緩急が出て魅了できる。
 気合で起き上がる際のアピール力も双方課題ながら
 見ごたえのある攻防には仕上がっています。
 好勝負に少し届かず。

Eザック・セイバーJr. vs.マット・リドル
 リアルな技術を攻守双方が持ち、
 膠着させつつもプロレスとして軽い見せ場も作っています。
 リドルがガット・レンチから先取。
 ただ観客の一部が試合内容とは違う
 盛り上がり方をしているのが残念ですね。
 セイバーが重い腕へのサブミッション。
 リドルは口でロープを咥えてブレイクせざるを得ない所まで追い込まれます。
 セイバーに封殺されている中でリドルがどう挽回するかが焦点。
 攻防自体は素晴らしいのですが、
 切り返し合いの意思伝達に少し時間がかかっているのが勿体無いですね。
 最後にリドルがウォルターのスリーパーを持ってきたのは
 今のプロレス・トレンドのシーンを活かしていてセンスありましたね。
 文句なしに好勝負。

FPWG王座戦:チャック・テイラー(ch)vs.キース・リー

 (執筆日:4/?/18)
DVD Rating:★★★★★

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョーイ・ジャネラvs.レイ・ホーラス
Aブロディ・キングvs.ダグラス・ジェームスvs.エリ・エヴァーフライvs.ジェイク・アトラス
Bデズモンド・エグゼヴィアー、ザッカリー・ウェンツvs.バンディード、フラミータ
Cウィル・オスプレイvs.アダム・ブルック
Dジョナ・ロックvs.ジェフ・コブ
Eザック・セイバーJr. vs.マット・リドル
FPWG王座戦:チャック・テイラー(ch)vs.キース・リー(新チャンピオン!)