TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2017年 →PWG:All Star Weekend 13 Night Two 10/21/17

PWG:All Star Weekend 13 Night Two 10/21/17の分析


名勝負 ウォルターvs.ザック・セイバーJr.
好勝負 PWG王座戦:チャック・テイラー(ch)vs.リコシェ

@ジョナ・ロックvs.アダム・ブルックス

Aヤング・バックスvs.モーガン・ウェブスター、マーク・ハスキンス
 コーナー・クローズラインのかわしあいから
 4人でレフェリーへ連携攻撃。
 ヤング・バックス得意の
 おふざけと怒涛のアクションが見られます。
 UKレスラーはYバックスと親和性が感じられるので
 こういうカードはどんどん組んで
 UKレスラー進出の足掛かりにして欲しいですね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Bマーティ・スクールvs.ジョーイ・ジャネラ

Cウォルターvs.ザック・セイバーJr.
 ウォルターが間合いを詰めて圧力をかければ
 セイバーは細かい打撃で間合いを調整し、いなしていきます。
 技の前段階の攻防を見せれるのが素晴らしいですね。
 ウォルターは打撃に転じるとチョップ一発でセイバーを吹き飛ばす。
 これを場外観客席でやるのだから強烈に印象付けされますね。
 セイバーが何とか耐えきった上で蹴り倒し腕攻めで反撃スタート。
 この反撃パート含めて場外にいる間にやったのは正解でしたね。
 一回仕切ってリングに戻ったことで
 2人の力強さ、試合のウォーと言うべき破壊的な色味がスケール・アップされます。
 仕切りなおし後のセイバーの
 如何にウォルターを倒すかという思考が
 非常に実践的且つロジカルで凄まじい。
 対するウォルターも最後まで自分の価値を損ねず
 強大なレスラーであり続け、最後のフィニッシュで見事な帰結。
 シンプルな世界で絞っているが故の制限は少し感じますが、
 メルツァーが5つ星を与えたのも納得の最高峰の試合。
 文句なしに名勝負です。

Dトレント? vs.マット・サイダルvs.レイ・ホーラス

EPWG王座戦:チャック・テイラー(ch)vs.リコシェ
 相手が何を求めているか何をやろうとしているか
 良く理解していることが伝わるシークエンスです。
 リコシェが細やかな脚攻め。
 テイラーは脚の痛みを表現しつつも
 小さくまとめずダイナミックさも出せていて
 昔のテイラーとは違う成熟味を感じさせますね。
 ズルしたベルト攻撃で一度決着するも
 1stレフェリーが抗議して試合再開。
 一つ一つのムーブにしっかり着目させながら
 終わりなきニア・フォール合戦の物量をこなしていますが、
 ターン・バックルを外したりと
 印象作りのシーンの配置は少し違和感がありますね。
 もう少しすっきり組み替えても良かったと思います。
 ぎりぎり好勝負。


 (執筆日:1/?/18)
DVD Rating:★★★★★

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョナ・ロックvs.アダム・ブルックス
Aヤング・バックスvs.モーガン・ウェブスター、マーク・ハスキンス
Bマーティ・スクールvs.ジョーイ・ジャネラ
Cウォルターvs.ザック・セイバーJr.
Dトレント? vs.マット・サイダルvs.レイ・ホーラス
EPWG王座戦:チャック・テイラー(ch)vs.リコシェ(新チャンピオン!)