TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2017年 →PWG:All Star Weekend 13 Night One 10/20/17

PWG:All Star Weekend 13 Night One 10/20/17の分析


名勝負 リコシェvs.ウォルター
好勝負 キース・リーvs.ジョナ・ロック

サミー・ゲヴァラvs.フラミータvs.レイ・ホーラス

@モーガン・ウェブスターvs.ブライアン・ケイジ
Aマーク・ハスキンスvs.アダム・ブルックス
Bジョーイ・ジャネラvs.トレヴァー・リー

Cキース・リーvs.ジョナ・ロック
 カード通り重量級のぶつかり合い。
 試合運びは教科書に準じる形ですが、
 新星ジョナも外さずしっかりできていますね。
 必要なシーンは必要な時に作れている。
 キースのパウンスに対してジョナが見事な受身を取ると
 後半戦開始で双方パワフルなスポットでによるア・フォール合戦。
 スーパープレックスでこれが炸裂する際に
 レフェリーがこけたのは素晴らしいですね。
 リング破壊はお金がないとできないですが、
 こういう表現はお金がなくてもできる。
 フィニッシュも正解で素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

Dサミー・ゲヴァラvs.フラミータvs.レイ・ホーラス
 まずはグアヴァラに対してフェイス同士結託。
 グアヴァラも負けじと身体能力を発揮して対抗。
 3人全員繰り出す全てのムーブが爽快感ありますね。
 ダイブも一工夫あったり
 ルチャのジャべ・シーンを混ぜたり、
 打ち合いも親和性の技を3人目が繋げてみたりと
 単なるスポット・フェスト以上の面白みを創出できている。
 文句なしに好勝負です。

Eリコシェvs.ウォルター
 ウォルターがリコシェのトペを受け止め
 エプロンへパワー・ボム。
 圧倒的なスポットもそうですが、
 チョップでフォールを取る細かな表現が利いていて
 この2人の圧倒的対格差が際立ちます。
 リコシェのウォルターを立たせないようにする戦略に対し、
 ウォルターが力任せではなくテクニカルに防いでいく。
 普通のパワー・ファイターでは出来ない
 受身、リアクションのフォローが
 他にはない絶妙のバランス感覚を試合の中に築き上げます。
 ウォルターが弱く見えないレベルで
 多彩なアクションを積み重ねていきます。
 鉄柱にチョップを誤爆して弱ったウォルターにダイブを炸裂させると
 リコシェの素晴らしい見せ方が伴ったハイ・フライで追撃。
 圧倒的な熱狂を生み出すチェーン・アクションとなっています。
 物凄い試合でしたね。
 ぎりぎり名勝負。

Fタッグ王座戦:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(ch)vs.チョーズン・ブラザーズ(ジェフ・コブ、マット・リドル)
 ファン・マッチ風味から一気に4人の打ち合い全員ダウンに持っていったりと
 自由な構築でやりたいことやっていますね。
 ムーブも軽量のフェニックス相手にコブが当社比1.5倍の投げを見せたりと
 フィニッシュ含め凄いものが数え切れないほど披露されます。
 ただ良くも悪くも両面性のある試合です。
 5試合目みたいにスポット・フェストの進化系と
 単純に褒めることはできないだけの崩れ、乱れも相当量あります。
 お祭りとしては最高なのでPWGとしては十分ありなメインでしょうね。
 中々良い試合。

 (執筆日:1/?/18)
DVD Rating:★★★★★

注目試合の詳細

なし

試合結果

@モーガン・ウェブスターvs.ブライアン・ケイジ
Aマーク・ハスキンスvs.アダム・ブルックス
Bジョーイ・ジャネラvs.トレヴァー・リー
Cキース・リーvs.ジョナ・ロック
Dサミー・ゲヴァラvs.フラミータvs.レイ・ホーラス
Eリコシェvs.ウォルター
Fタッグ王座戦:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(ch)vs.チョーズン・ブラザーズ(ジェフ・コブ、マット・リドル)(新チャンピオン!)