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LU:Best of Lucha Underground 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 LU王座戦、ラスト・マン・スタンディング:ペンタゴン(ch)vs.ケイジ(S4E11 8/22/18)

ペンタゴンvs.レクルサ(S4E18 10/10/18)

マスカラ・コントラ・マスカラ:ソン・オブ・ハヴォックvs.キルショット(Ultima Lucha Cuatro Part One 10/31/18)

LU王座戦、シエロ・ミエド・マッチ:マーティ・ザ・モス(ch)vs.ペンタゴン(Lucha Cuatro Part Two 11/7/18)

@LU王座戦、アステカ・ウォーフェア(6/13/18)
 トリオ王者3人から始めたりと
 順番は良く考えられていますね。
 LUのスターと外部レジェンドを上手く絡めていて、
 ドリーマー登場によるハードコア風味追加が成功例です。
 場外に出れることを利用して
 観客席で画鋲の上へのスピアーなんてのもありましたね。
 一方で前半はエースのペンタゴン偏重で
 他のレスラーを軽く消費している面があります。
 ペンタゴンの対抗馬としてムンドが加わる
 後半から攻防の面白さが加わりましたが、
 どのマッチアップもショーをスティールすきれず。
 LUへの期待度は少し下回ってしまったか。
 中々良い試合。

A3ウェイ・トゥ・ザ・グレイヴ:ミル・ムエルテスvs.ジェレミア・クレインvs.フェニックス(S4E3 6/27/18)
 LUとは思えないほど観客の熱量が足りず悲しくなりますね。
 そこも考慮すると序盤、
 3人目はもっと短期間で復帰して絡んでも良いし、
 クレインは手拍子要求しているぐらいだったらテンポ優先で良い。
 ただ観客席裏からヘッド・シザース、棺おけへのスラムなど
 この試合形式ならではの印象的且つセンスあるスポットは多い。
 高所ダイブもありましたしね。
 ただ棺桶に入れたら勝ちという特殊条件と
 3ウェイの両立が難しくストーリー性が感じられず、
 スポット・フェストの印象を受けてしまった。
 クレインが遺恨ある女子マネにより脱落した後は
 この形式で成功事例を作ったフェニックスvs.ムエルテスですが、
 大きく改善するには至らず。
 中々良い試合程度。
 (執筆日:6/?/18)

BLU王座戦、ラスト・マン・スタンディング:ペンタゴン(ch)vs.ケイジ(S4E11 8/22/18)
 ケイジの奇襲からテーブル、椅子にゴミ箱と
 ECWチャントを起こしてしまうようなカオスなハードコア。
 これこそLUですよね。
 ペンタゴンの流血だけでもストーリー性は十分ですが、
 そこでスポットを緩めず場外テーブルへのスーパープレックスに
 コーナー上からテーブルへのカナディアン・デストロイヤーなど
 ビッグ・スポットが尽きずパッケージ化されています。
 10分前半ですが、余分なものをいれず突っ走ったのは正解。
 ぎりぎり好勝負です。

CLU王座戦、ノーDQ:マーティ・ザ・モス(ch)vs.マリポーサ(S4E17 10/3/18)
 流石のLU。
 ハードコアで差を生めてくることはファンなら事前に予想できることですが、
 それでもミックスド・マッチに憑き物の偏見をあざ笑うかのように
 初手はマリポーサのヘッド・バッドに、モスのロー・ブロー。
 そしてマリポーサが流血して
 ハードコアといいつつその根幹にあるのはストーリー・テリングによるドラマ性。
 マリポーサも攻めの機転で気の利いたマイクで観客を乗せましたね。
 モスのセコンドのレクルサも最高に良い表情でした。
 とはいえマリポーサの攻めのシーンが1つのみ、というのは余りに短いか。
 もう少し試合時間を長くして欲しかったところ。
 好勝負に少し届かず。

Dフェニックス、ミル・ムエルテスvs.ザ・マック、ドラゴン・アステカJr.(S4E18 10/10/18)
 軽量特化からパワー特化、その両立型まで
 非常にバランスの良い4人をチョイスしているので
 段差なくシームレスに攻防が続いていきます。
 立体的な攻防、タッグの連携技は大変見栄え宜しく
 最高に盛り上がりましたね。
 最後の攻防の交通整理だけやけにもたついていたのが残念。
 好勝負に少し届かず。

Eペンタゴンvs.レクルサ(S4E18 10/10/18)
 先週に引き続きミックスド・マッチ。
 また男勝りの良いレスラーが出てきましたね。
 レクルサはヒールではありますが、
 思い切りの良いダイビング・クロス・ボディや
 トペ・トルネードDDTに観客も賛辞の感性を浴びせてましたね。
 前の試合にはなかった
 攻防の切り替え量で勝負できており、
 どちらも下位互換にならず飛び切りの内容になっているのは
 最近低調ながらやっぱりLUはやってくれる、と信頼性を大きく取り返しました。
 激しい攻防でニア・フォールも十分成立していましたからね。
 ぎりぎり好勝負。

Fマスカラ・コントラ・マスカラ:ソン・オブ・ハヴォックvs.キルショット(Ultima Lucha Cuatro Part One 10/31/18)
 担架やテーブルなど
 LUお得意のハードコア・エンターテイメント。
 入場ゲート上からテーブルへのダイビング・ボディ・プレスもあります。
 ハヴォックは気合が入っていて、
 こんなにムーブの絵で魅せれたっけ、と再評価したほど。
 キルショットも間違いのないセンスを見せます。
 切り返しの数は少なめですが、
 それぞれ仕留めたと思わせる強烈な攻めを見せるので効果は十分。
 マスカラ戦にふさわしい内容に仕上がっています。
 ぎりぎり好勝負。

Gデス・マッチ:ザ・マックvs.ミル・ムエルテス(Lucha Cuatro Part Two 11/7/18)
 重みを感じさせつつ、テンポも受けで上手く作っていますね。
 場外に出てもテンポ感は崩れない。
 棺おけの中から凶器を取り出すと
 定番の凶器をこなしていきハードコア・エンターテイメント。
 間違いのない内容でしたが、
 LUにしては予想外のことが少なかったですね。
 他の試合への配慮しているのは理解できますが、
 この試合を評価する時には物足りなさが残る。
 好勝負に少し届かず。

HLU王座戦、シエロ・ミエド・マッチ:マーティ・ザ・モス(ch)vs.ペンタゴン(Lucha Cuatro Part Two 11/7/18)
 ペンタゴンがモスをしばき早くもモスは顔面真っ赤の大流血。
 双方のキャラが立つ出だしでしたね。
 予想外の大流血だったように思いますが、
 手は緩めず凶器のオンパレード。
 デス・マッチで使わなかった
 画鋲、有刺鉄線、テーブルにガラスと盛りだくさんです。
 最高に派手に仕上がっていましたね。
 ぎりぎり好勝負。
 試合後ヴァンピーロがペンタゴンを認めるかと思いきや襲撃。
 手下のバルコニーSSPでペンタゴンを完全KO。
 そこにジェイク・ストロングが現れ挑戦権を行使し王座移動というサプライズでS4は幕を閉じました。
 ぎりぎり好勝負。



注目試合の詳細

なし

試合結果

@LU王座戦、アステカ・ウォーフェア(勝者:ペンタゴン・ダーク(ch))(6/13/18)
A3ウェイ・トゥ・ザ・グレイヴ:ミル・ムエルテスvs.ジェレミア・クレインvs.フェニックス(S4E3 6/27/18)
BLU王座戦、ラスト・マン・スタンディング:ペンタゴン(ch)vs.ケイジ(S4E11 8/22/18)
CLU王座戦、ノーDQ:マーティ・ザ・モス(ch)vs.マリポーサ(S4E17 10/3/18)
Dフェニックス、ミル・ムエルテスvs.ザ・マック、ドラゴン・アステカJr.(S4E18 10/10/18)
Eペンタゴンvs.レクルサ(S4E18 10/10/18)
Fマスカラ・コントラ・マスカラ:ソン・オブ・ハヴォックvs.キルショット(Ultima Lucha Cuatro Part One 10/31/18)
Gデス・マッチ:ザ・マックvs.ミル・ムエルテス(Lucha Cuatro Part Two 11/7/18)
HLU王座戦、シエロ・ミエド・マッチ:マーティ・ザ・モス(ch)vs.ペンタゴン(新チャンピオン!)(Lucha Cuatro Part Two 11/7/18)