TOPアメリカン・プロレスIWA-MSIWA-MS 2020年 →IWA-MS:Best of IWA-MS 2020

IWA-MS:Best of IWA-MS 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ・デス・マッチ:ジョン・ウェイン・マードックvs.マット・トレモント(10/9/20)

@ブレイク・クリスチャンvs.デイヴィッド・スター(1/2/20)
 スターのサブミッションの極め方が見事。
 本格派で凄みを感じます。

 この攻め口に対してもブレイクが物おじせず
 ハード・ヒットに挑発と感情豊かに対抗。

 ブレイクのこの前段があったからこそ
 スターのその次の甚振りが光ります。
 ブレイクの反撃が緩ければ認めない厳しさが素晴らしいですね。

 ちょっと攻防を作りすぎな部分があり、
 終盤はコントロール利かなくなって形が取れなくなりましたが、
 バラつきながらも壮絶なニア・フォール合戦でした。

 中々良い試合。
 (執筆日:8/?/20)

A女性王座戦、TLCマッチ:アリス・クロウリー(ch)vs.ケンジー・ペイジ(2/20/20)
 チョップを打ち合う際にペイジが自分のショートシャツを都度捲し上げる。
 剥ぎ取るなり脱ぎ捨てるなりしてはいけなかったのか。
 光景として微妙。

 そんなことには気が回らないように
 2人が今後スターになっていく可能性はまだ見出すことは出来ないものの
 抗争の熱は適切に高められていて気持ちの熱量は十分。

 試合も打撃戦含めて張り合いをあらゆる所に埋め込んで、
 ラダーを登る攻防も排除したシンプルな構築。

 気持ちと行動の選択が整っていればそれだけで面白い試合になることが証明されましたね。

 抗争決着戦として見事でした。

 中々良い試合。
 (執筆日:8/?/21)

Bブレイク・クリスチャンvs.マイケル・エルガン(6/19/20)
 エルガンは自ずとパワー・ファイターの位置づけになりますが、
 単純には収まらず工夫を凝らしています。

 じっくり間を置きながらの腰攻めも見事。
 観客沸かせようと逸るレスラーも多い中で流石です。

 エルガンがコントロールを利かせて
 絶妙の匙加減を見せる中で
 ブレイクの伸び伸びと活躍していましたね。

 This is Awesomeチャントが巻き起こる等、
 最後こそエルガンがバーニング・ハンマーで完勝という形でしたが、
 ブレイクの健闘は非常に良かった。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/20)

Cファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ・デス・マッチ:ジョン・ウェイン・マードックvs.マット・トレモント(10/9/20)
 ガセット・プレートなど叩きつけられた瞬間だけでなく、
 その後の刺さっている痛みをしっかりと伝えながら、
 一つ一つの凶器をこなしていく丁寧な試合運びです。

 IWA-MSですから当然椅子に座っての殴り合いもあります。

 後半フィニッシュ含めて試合の流れがやや魅力に乏しいものの
 観客に椅子を山のようにリングに投げ入れさせたりと絵にはなっています。

 この2人らしい手堅く見応えのあるデス・マッチ。
 
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:3/?/21)

DIWA-MS王座、Jr.ヘビー級王座戦、3本勝負:ジェイク・クリスト(IWA ch)vs.ローガン・ジェームス(Jr. ch)(10/30/20)
 ジェイクが執拗なヘッド・ロックの展開。
 しかし韻を踏んでいないし、極めている状態で見応えがある訳でもなく中途半端。

 ローガンのヒール・ワークもリズムには課題あり。

 場外投げや柵を越えて飛び掛かったり、
 荒々しいショートレンジ・ラリアットを打ち合ったりと
 エネルギッシュさはあるり右肩上がりではありましたが、
 そうはいってももう少しスイングしたかったですね。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:2/?/21)

EIWA-MS王座、Jr.ヘビー級王座戦、TLCマッチ:ジェイク・クリスト(IWA ch)vs.ローガン・ジェームス(Jr. ch)(11/7/20)
 前回ドローに終わったので今度はTLCマッチ。

 早い段階で凶器を織り交ぜていきますが、
 飛びぬけて過激な訳でもなく
 凶器に頼って雑になっている方が目立っていますね。

 また最後がチープ。
 ジェイクが上空のJr.ベルトを取り、横のラダーの上に置くと、
 続いてIWAのベルトを取りに行きますが、
 その間に復活したローガンが横のラダーの上に置かれたJr.ベルトに手をかけ何とかもぎ取り再び痛み分けというもの。
 かなり無理やりな解釈な気がしますね。
 せめて吊るされている状態で掴み合いにして、両者片方だけもぎ取るという形にして欲しかった。

 平均レベル。
 (執筆日:2/?/21)

FIWA-MS王座、Jr.ヘビー級王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ジェイク・クリスト(IWA ch)vs.ローガン・ジェームス(Jr. ch)(11/12/20)
 ということで色々ありましたが、
 今度こそ決着をつけようということでアイアン・マン・マッチです。
 
 しかし、いきなり36秒でジェイクが丸め込みにより1本。
 これは果たして意味があったのか。
 追う者追われる者特にストーリーなく、
 まったりとローガンのヒール・ワークに移ります。

 徐々にステージを上げ、激しいスポットも見られますが、
 3本勝負に近しい内容を完成度を落として行ったような内容。

 ジェイクもRocket Pro辺りでやっていた時から落ちてしまった印象ありますね。

 せめてサドンデスだけでも良い印象で終わりたいところ。
 キレ良い動きで挽回できたと思ったら
 最後3カウント叩き切れていない中途半端なレフェリングでフィニッシュ。
 微妙な印象をかえって強調する最悪の結果に。

 平均レベル。
 (執筆日:2/?/21)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ブレイク・クリスチャンvs.デイヴィッド・スター(1/2/20)
A女性王座戦、TLCマッチ:アリス・クロウリー(ch)vs.ケンジー・ペイジ(2/20/20)
Bブレイク・クリスチャンvs.マイケル・エルガン(6/19/20)
Cファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ・デス・マッチ:ジョン・ウェイン・マードックvs.マット・トレモント(10/9/20)
DIWA-MS王座、Jr.ヘビー級王座戦、3本勝負:ジェイク・クリスト(IWA ch)vs.ローガン・ジェームス(Jr. ch)(1-1)(ダブル・フォール)(10/30/20)
EIWA-MS王座、Jr.ヘビー級王座戦、TLCマッチ:ジェイク・クリスト(IWA ch)vs.ローガン・ジェームス(Jr. ch)(11/7/20)
FIWA-MS王座、Jr.ヘビー級王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ジェイク・クリスト(IWA ch)(新チャンピオン!)vs.ローガン・ジェームス(Jr. ch)(1-1→サドンデス→2-1)(11/12/20)