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IWA-MS:Best of IWA-MS 2017の分析


名勝負 なし
好勝負 ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:マイク・クルーガーvs.SHLAK(1/28/17)

@IWA-MS王座戦、ハウス・オブ・ホラーズ:ジョン・ウィン・マードック(ch)vs.リッキー・シェイン・ペイジ(1/28/17)
 TOD16覇者とKOTDM16覇者の豪華な対決。
 愚直に目の前にぶら下がる蛍光灯を
 1本1本丁寧にスポットとして処理。
 ぶら下がっている全ての蛍光灯がなくなった所で
 双方シャツを脱いで気合を入れ終盤へ。
 シンプルな構成ながら
 デス・マッチ・シーンを代表する
 両者の対決の舞台にふさわしいヴァイオレンス。
 中々良い試合。
 (執筆日:6/?/17)

Aファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:マイク・クルーガーvs.SHLAK(1/28/17)
 00年代前半CZWが一番無茶苦茶をやっていた時の
 デス・マッチを彷彿とさせますね。
 でかぶつが暴れあう無法地帯。
 技術はないけれど凶器を色々使うので単調になりません。
 蛍光灯の櫓を投げてぶつけるとか
 タールを飲んで吹きかけるとか
 規格外のぶつかり合いに会場の熱気も素晴らしかったですね。
 クルーガーはタンクトップを着ているとはいえ
 両腕は真っ赤に染まり、
 赤い袖がついていたかと一瞬見間違える程。
 それぐらい身を削って極地的戦いを見せてくれました。
 こういうデス・マッチはもう見れないと思っていた。
 凄い試合でした。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/17)

Bワン・ナイト・トーナメント決勝:JCロッテンvs.ロブ・マーシュ(8/12/17)
 So You Wanna Be A Deathmatch Star?と名づけられた大会のワン・ナイト・トーナメント。
 形式としてはノー・ロープ・バーブド・ワイヤー・ライト・チューブスになるかな。
 用意された凶器はしっかりこなしていきます。
 ただ線が細いがスキルも根性もあるという
 ダニー・ハヴォック世代の後継者と呼ぶには
 スキルも根性も物足りません。
 蛍光灯一杯の買い物籠に投げ込むシーンは良かったものの
 最後の火炎ネタは良くあることですが、
 火のつけ方が悪く、更には技も崩れてフィニッシュとして微妙。
 悪くない試合程度です。
 (執筆日:11/?/17)

Cノー・ホールズ・バード:マンス・ワーナーvs.アンソニー・ヘンリー(12/14/17)
 殴り合いから始めると
 勢い落すことなくハイ・テンションで厳しい攻め合い。

 両者座ってグーパン合戦を始めたりと
 軽量級ながらしっかりとIWAの血脈を受け継いでいますね。

 Fight Foreverチャントも起きる特別なシバキ合いになっています。

 その分、試合運びが余り求められないし、疎かになっていて、
 時間の使い方、空白の時間の表現は少し物足りない所があります。

 ヘンリーが椅子攻撃から大技を連続で畳みかけるも
 マンスの驚異的な粘りで盛り上げました。

 どちらがタフマンかを競う張り手を打ち合って最後にもう一伸び。

 正直この時間のかけ方はIWAだからこそ許されている所はありますが、
 両者素晴らしいパフォーマンスを見せましたね。

 ただ特別な試合だからこそ最後のクロス・フェイスは弱い。
 伏線は一応引けていましたが、凶器付きクロス・フェイスにするくらいの工夫が欲しかった。

 30分を超える激戦。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:11/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@IWA-MS王座戦、ハウス・オブ・ホラーズ:ジョン・ウィン・マードック(ch)vs.リッキー・シェイン・ペイジ(1/28/17)
ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:マイク・クルーガーvs.SHLAK(1/28/17)
Aファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:マイク・クルーガーvs.SHLAK(1/28/17)
Bワン・ナイト・トーナメント決勝:JCロッテン(優勝!)vs.ロブ・マーシュ(8/12/17)
Cノー・ホールズ・バード:マンス・ワーナーvs.アンソニー・ヘンリー(12/14/17)