IWA-Mid South 2002年のレ ビューに戻る TOPに戻る

DVD 名
IWA-MS:Best of 2002
ベ スト・マッチ
IWA王座戦、TLマッチ:CMパンク(ch)対クリス・ ヒーロー→詳細
グッ ド・マッチ
AJスタイルズ対クリストファー・ダニエルズ(TPI 02)→詳細
雑 感
ビデオ1本約4時間。
SMVにて購入しました。

1試合目−
IWA王座戦、TLマッチ:CMパンク(ch)対クリス・ ヒーロー→詳細
 インディ界最高、WWEのTLCにも決して引けを取らない
 46分にも及ぶTL(椅子も使われてはいます)マッチ。
 その壮絶さはチープ・フィニッシュにもかかわらず
 試合後パンクとヒーローが抱き合い
 観客もブーイング一つ出すことなく歓声で包んだシーンが何より物語っ ています。
 疑問の余地無く名勝負です。
 試合の中身は
 ヒーローのマネージャー、ナディアを絡めて
 まずは通常の試合を20分した後
 ラダー、テーブルを導入し
 ナディアの脱落、観客席裏バルコニーでの攻防を挟んで約25分間、
 テーブル葬やラダー・ムーブ中心に、
 かといって乱発気味にならないよう丁寧に行っています。
 
 
2試合目−
AJスタイルズ対クリストファー・ダニエルズ(TPI 02)→詳細
 ダニエルズがコンプリート・ショット→コウジ・クラッチを序盤に出したり
 AJもドロップ・キックを出すのが中盤だったりと
  まだ2人の完成度は極まっていませんが
 高レベルな、その戦いは面白いの一言。
 逆に今では見られないような攻防とかあって新鮮です。 

3 試合目−ライト・ヘビー級王座戦:エース・スティール(ch)対レイ・ミステリオJr
 ミステリオのキレは天下一品。
 スティールもヒール・プレイで引き立て役に徹し
 平均的良試合です。

4試合目−
ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー、エレクティファイド・ ライト・バルブス:コーポラル・ロビンソン対マッド・マン・ポンド
 ロープの代わりの有刺鉄線に電球が何個も巻きつけ照明を落として行う試合形式。
 中身はカード通りのどうでもよいレベルです。

5試合目−
イアン・ロッテン対クリス・ヒーロー(5/4/02)→詳細
 イアンがレスリ ングの原点に戻ろうといって始まったこの試合。
 原点を通り越して新境地のレスリング・デス・マッチに到達しています。
 ロープに振ることも投げも1回も使わず
 ヘッド・バッドとサブミッションだけで試合を構成しています。
 素晴らしいことですが余りに面白さが欠如しているのが難点です。
 グッド・マッチにはわずかに及びません。 

 
6 試合目−ライト・ヘビー級王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ヴィク・カプリ(ch)対エース・スティール
 それなりに両者実力はあるのですが
 本数がかなり多いので
 通常の試合形式よりも悪くなってしまうという結果に。
 平均より少し上。

7 試合目−ディノ・バンビーノ対コルト・カバナ
 コーナーの上にまともに立てないのに
 場外テーブルへシューティングスター・プレスをしたり
 リバース・ハリケーン・ラナで自分が脳天から落ちたりする
 どうしようもないバンビーノをカバナが引っ張っています。
 悪い試合。

8試合目−イアン・ロッテン対ディスファンクション

 かなり激しいことをやっているのは認めます。
 しかしイアンがディスファンクションを
 ひたすら(ディスファンクションの攻撃は一切無し)
 痛めつけるだけって言うのは試合としてどうなのよ。
 まあまあ良い試合。
 
9試合目−IWA王座戦:クリス・ヒーロー(ch)対BJウィットマー
 TPIを制していたりと
 大プッシュを受けていたウィットマー。
 期待の大型新人だったんでしょうね。
 没個性的なのはこの頃からで
 まだ荒削りとあれば良い試合になるわけも無く・・・。
 少し悪い試合。

10試合目−イアン・ロッテン対テレク・ザ・グレート
 途中から大技を 交えるとはいえ
 基本レスリング主体の攻防を延々約30分。
 こういうのはアメドラ・レベルでも難しいのに
 テレクなんかとやったら底抜けにつまらなくなるのは必然。
 更にフィニッシュは
 えっ、これで終わり?とあっけにとられるものでした。
 こういうスタイルはあるレベルを超えられるかどうかで
 まったく評価は変わってくる。
 この試合はそれを超えれず、ひどい試合。
 ベスト版に収録されるのも分からなくもないけれど。


総評。
 予想通り1,2,(5)試合目のみベスト版に値する試合です。
 ということでその大会のDVDを買うという手も十分ありますが
 とにかく1試合目は必見の内容です。 
DVD Rating
★★★☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
IWA王座戦、TLマッチ:CMパンク(ch)対クリス・ヒーロー詳細

AJスタイルズ対クリストファー・ダニエルズ(TPI 02)→詳 細

ライト・ヘビー級王座戦:エース・スティール(ch)対レイ・ミステリオJr
ノー・ ロープ・バーブド・ワイヤー、エレクティファイド・ライト・バルブス:コー ポラル・ロビンソン対マッド・マン・ポンド

イ アン・ロッテン対クリス・ヒーロー(5/4/02)詳細

ラ イト・ヘビー級王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ヴィク・カプリ(ch)対エース・スティール

ディ ノ・バンビーノ対コルト・カバナ

イ アン・ロッテン対ディスファンクション

IWA 王座戦:クリス・ヒーロー(ch)対BJウィットマー
10
イ アン・ロッテン対テレク・ザ・グレート


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 IWA王座戦、TLマッチ:CMパンク(ch)対クリス・ヒーロー

  腕取り等の基本的な攻防から始まる。
  パンクが間を開ける。
  どちらも一歩も後に引かない一進一退の攻防が続く。
  仕切り直しから張り手を打ち合う。
  ヒーローが打ち勝ち道連れクローズライン。
  ヒーローはマネージャーのナディアにロー・ブローをさせる。
  パンクはハリケーン・ラナを決め流れを変える。
  ヒーローを甚振っていく。
  ヒーローはパンクを殴り落とすとトペ・スイシーダ。
  ヒーローがチョップを連発する。
  パンクもお返しでチョップにフォア・アームズを叩き込んでいく。
  パンクはネック・ブリーカーを決めるとラダーを取りにいく。
  途中で止めナディアを追い回す。
  追い詰められたナディアがパンクに襲い掛かりスリーパー。
  ヒーローが助けに駆けつけパンクを壁にぶつけていく。
  衝撃で壁が割れる。
  パンクは椅子でヒーローの喉を潰すとラダーをリングに入れようとする。
  ナディアが注意を逸らした所にヒーローがラダー越しのベースボール・スライド。
  パンクはラダーを登っているヒーローを捕まえパワー・ボムを決める。
  20分経過。
  ヒーローは振り返してコーナーのパンクをラダーにぶつける。  
  更にコーナーのラダーへのブレーン・バスター、ヒップ・トスを決めるとテーブルを場外に設置。
  パンクがコーナーのラダーを駆け上がり振り向きざまにクロス・ボディ。
  ヒーローはラダーへのブルー・サンダー・ドライバーを決める!
  Holy Shit!Holy Shit!
  パンクはコーナー上のヒーローを捕らえると雪崩式リバース・ハリケーン・ラナでヒーローを場外テーブルに落とす!
  ヒーローの頭にラダーをはめて鉄柱にぶつける。
  ヒーローは指や額から流血している。
  ヒーローをテーブルに乗せるとスプリングボード式の技を狙う。
  ナディアが邪魔する。
  パンクはナディアをエプロンから場外テーブルへのツームストンで葬る!
  パンクはヒーローにテーブルへのペプシ・プランジを狙う!
  ヒーローは必死の抵抗からテーブルへの雪崩式ライガー・ボム!
  パンクは場外のヒーローにダイビング・クロス・ボディを狙う。
  ヒーローは受け止めるとスインギング・ロック・ボトムで地面に叩きつける。
  パンクに椅子を叩きつけ場外のテーブルにのせると3メートル程上のバルコニーに登っていく。
  パンクも起き上がり追いかける。
  ヒーローは蹴り落とされ地面に落下する。  
  パンクは先程のテーブルの上にもう1脚テーブルを立てる。
  ヒーローはバルコニーに上がりパンクを呼び寄せる。
  ヒーローが殴り勝ち2段テーブルへのボディ・スラムを狙う。
  パンクがパワー・ボムの体勢に返す。
  ヒーローは逃れると2段テーブル目掛けロシアン・レッグ・スイープ!
  Holy Shit!Holy Shit!
  40分経過。
  ヒーローはリングに戻るとコーナー上から飛んでベルトがかけられている骨柱に捕まる。
  パンクも別コーナーからぶらさがる。
  蹴り合い両者落下してしまう。
  ヒーローはヒーローズ・ウェルカム・チャンピオンシップ・エディションをラダーの上に決める。
  ヒーローはラダーへの雪崩式ライガー・ボムを狙う!
  パンクが体勢を入れ替えラダーへのペプシ・プランジ!
  更に痛めつけようとするパンクをレフェリーが止めようとする。
  平手打ちされたレフェリーがパンクに殴りかかるもツームストンを食らってダウン。
  その間に回復したヒーローがラダーへのヒーローズ・ウェルカムを決める!
  そしてラダーを登りベルトを手にする!
  しかしパンクがラダーを倒しヒーローをテーブルの上に落とす! 
  パンクはヒーローの手からこぼれ落ちたベルトを手にするとレフェリーを起こす!
  レフェリーはパンクの勝利と認定し試合終了!
  大IWAコールが巻き起こる!
  関係者もリングに上がってきて2人の体を気遣う。
  そして体を張って素晴らしい試合をした2人を担ぎ上げる。
  パンクとヒーローは抱き合いお互いの健闘を称える!
  (以下はこのビデオに収録されていません)
  パンクはイアンと握手。
  パンクはファンやレスラーの皆に感謝する。
  IWAコールが巻き起こる。 
  今一度ヒーローと握手し抱き合う。
  イアンはまたここに戻ってくるよと涙ながらに告げる。
  イアンはパンクに労いの言葉をかける。
  Punk!Punk!Hero!Hero!
  パンクが名残惜しそうに名乗りをあげる。
  CM Punk!CM Punk! 
  


 AJスタイルズ対クリストファー・ダニエルズ

  お互い相手の裏をかいていく基本の攻防。
  仕切り直し。
  一進一退のグラウンド戦から
  ロープに振りクロス・ボディ相打ち。
  先手を取ったのはダニエルズ。
  投げを中心に攻めていく。
  コンプリート・ショットからコウジ・クラッチ。
  AJが1回転して後ろに回ろうとロープに飛び乗る。
  ダニエルズは張り手を叩き込みAJの動きを止めるとそこからロシアン・レッグ・スイープ。
  場外に逃れたAJにアラビアン・プレス、
  リングに戻しダイビング・クロス・ボディと攻めていく。
  AJはブレーン・バスターを防ぐとネック・ブリーカー。
  両者ダウン。
  AJは不意を突いてのハリケーン・ラナを皮切りに
  ドロップ・キックやブリッジをしてのサブミッション等を決めていく。
  ダニエルズがSTOを決める。
  AJがトラース・キックを決めカバー。カウント2。
  ダニエルズをクローズラインで落とすとトペ・コンヒーロ。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  ならばとスタイルズ・クラッシュを狙う!
  抵抗を受けたので狙いを変えてパワー・ボム。カウント2。
  ダニエルズはハリケーン・ラナを狙ったAJにパワー・ボム。
  両者ダウン。
  殴り合いからダニエルズがチョーク・スラムにBME!カウントは2!
  AJが一回転してのリバースDDTを狙う。
  ダニエルズはスナップ・メアに返しラスト・ライツを狙う!
  AJは体勢を入れ替えリバースDDT。
  カバーするもカウント2。
  ダニエルズがブルー・サンダー・ドライバーを決める。
  両者ダウン。
  ダニエルズが延髄切りからエンジェルズ・ウィング!
  カバーし1,2,2!カウントは2!
  IWA!IWA!
  AJがジャーマンからフェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ならばとスタイルズ・クラッシュへ!
  ダニエルズがサンセット・フリップに返す。
  AJは防ぐと再びスタイルズ・クラッシュへ!
  ダニエルズがアンクル・ロックに切り返す。
  丸め込み合いになる。
  ダニエルズがラスト・ライツを決め1,2,3!
  IWA!IWA!



 
イアン・ロッテン対クリス・ヒーロー(5/4/02)

  イアンが今回は乱入などは無しの真剣勝負のレスリングをしようと提案。
  ヒーローも敬意を持って応じる。
  ベーシックなレスリングをじっくりとする。
  力比べになり、ヘッド・バッドを打ち合う。
  ヒーローが打撃を織り交ぜて試合の流れを掴んでいく。
  イアンも真っ向からサブミッションを返して対抗。
  ヒーローが先に折れ場外で間をおく。
  ヒーローは仰向けになってイアンを誘う。
  イアンは引き続き脚を攻め主導権を握っていく。
  ヒーローもおなじく脚を攻める。
  ヒーローはイアンにロー・ブローを決めると場外に逃れ回復の時間を稼ぐ。
  場外でイアンはヒーローにヘッド・バッドを決めたりと休む暇を与えない。
  リングに戻り脚を攻め合う。  
  ヒーローがインディアン・デス・ロックを決めたところで
  イアンの脚は限界に達したまらずタップ・アウト!
  ヒーローの勝利!
  両者支えられないと立ち上がれない。
  イアンはヒーローに一言感謝を述べる。
  そしてヒーローのことを誰よりも誇りに思うと告げる。



勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

IWA王座戦、TLマッチ:CMパンク(ch)対クリス・ヒーロー詳細

AJスタイルズ対ク リストファー・ダニエルズ(TPI 02)詳 細

ライト・ヘビー級王座戦:エース・スティール(ch)対レイ・ミステリオJr(15分時間切れドロー)
ノー・ ロープ・バーブド・ワイヤー、エレクティファイド・ライト・バルブス:コー ポラル・ロビンソン対マッド・マン・ポンド

イ アン・ロッテン対クリス・ヒーロー(5/4/02)詳細

ラ イト・ヘビー級王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ヴィク・カプリ(ch)対エース・スティール(新チャンピオン!)(4-3)

ディ ノ・バンビーノ対コルト・カバナ

イアン・ロッテン対ディスファンクション

IWA王座戦:クリス・ヒーロー(ch)対BJウィットマー
10
イアン・ロッテン対テレク・ザ・グレート

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