IWA-Mid South 2002年のレ ビューに戻る TOPに戻る

DVD 名
IWA-MS:Clarksville, IN 12/21/02
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
なし
雑 感
DVD化されていないのでビデオ版にてレ ビュー。
総時間は2時間30分。

パンク対ヒーローを組んでいるからといって
明らかに手を抜いているカードのレビューなんか省きましょう。
グッチが相変わらずのB級テイストを出していたことだけ記しておきます。

5試合目−IWA 王座戦:CMパンク(ch)対クリス・ヒーロー→詳 細
 序盤の様式立てはぶれていて経験値の絶対的少なさが影響している。
 静の魅せ方はセンスだけではどうしようもない所がありますからね。
 両膝をついてのエルボーの打ち合いもちょっとついていけず物足りない序盤です。
 観客の反応も鈍いが、この2人は自分たちの考える道を信じて
 粘っこいグラウンドを我慢強く続けていきます。
 ブリッジして耐えたり、上に被さってきた相手にボディ・シザースなど
 古典的なレスリング・スポットに構築のヒントを求めていますね。
 組み付いた状態での殴りあい、DDTを決めた所で25分経過。
 拳の比率を増やし、相手をねじ伏せる意図を加えていますが、まだこらえる。
 30分経った所に一気に連続攻撃を打ち込み、
 フェイス・ウォッシュも決め手本格的に試合を動かしていきます。
 ハード・ヒットなやり取りを始めますが40分経っても試合の均衡は崩れない。
 一度技が決まればその後は技を続けられるという
 普段当たり前に捉えている事実を考え直し、
 均衡が崩れるまでひたすらに忍耐で攻防を行っています。
 残り10分になってもグラウンドで膠着しており、
 残り5分になってものんきにチョップを打ち込んでいる。
 しかし最後の5分でヒーローが気迫溢れるビッグ・ブーツを連発し、
 これまで決まらなかったSTFを残り1分で炸裂させました。
 今の自分達では現代プロレスでフルタイム戦は出来ないと考え、
 70年代のプロレスを解決策を求めフルタイム戦をやってのけました。
 フルタイム戦終了時のリターンのために
 退屈なシーンに耐えてくれ、と要求しているので手放しには褒められないが
 それを承知でこんな試合を新人がやってのけるとは頭が下がるばかり。
 好勝負に少し届かず。
  

総評。
 早急にDVD化希望。
DVD Rating
★★☆☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
ライト級王座戦:ダニー・ダニエルズ(ch)対ベイビーフェイス

ライアン・ボズ対デヴォン・フューリー

マイケル・トッド・ストレーション対ハイプ・ゴッチ
ドッ グ・カラー・マッチ:マーク・ウルフ対アダム・グッチ

IWA 王座戦:CMパンク(ch)対クリス・ヒーロー→詳細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 IWA 王座戦:CMパンク(ch)対クリス・ヒーロー

  
レスリング で押され気味のパンクはロープ・ブレイクで離れる。
  グラウンドならばと脚を取りに行く。
  ヒーローがロープ・ブレイクに逃げる。
  パンクはコーナーに押し込みチョップ。
  ヒーローもお返しをする。
  パンクは場外で間を置く。
  パンクはグラウンドに引きずり込もうとするが思い通りには行かない。
  2人はお互いにベア・ハグの状態から両膝を付きフォア・アームズを打ち合う。
  ヒーローはヘッド・バッドで打ち勝つとフォア・アームズを放ってから離れる。
  ヒーローが得意のレスリングという土壌で押さえ込もうとする。
  10分経過。
  しかし中々どうしてパンクも対等に渡り合う
  じっくりとした鬩ぎ合い。
  丸め込みも見せて牽制。
  15分経過。
  ロープ・ワークに移行する。
  パンクがヒップ・トスにアーム・ドラッグ、ドロップ・キックと決める。
  ヒーローは流れが傾く前に場外に逃れて間を置く。
  パンクの脚狙いが均衡状態を打ち破ろうとしている。
  サブミッションを決められている間にも
  張り手やヘッド・バッドを打ち合って相手の精神状態を乱そうと試みる。
  パンクの脚攻めを嫌がるヒーローはレスリングでの切り返しではなく
  決められたままサブミッションを決めたり打撃で逃れようとするようになる。
  マウントを取れば拳を浴びせたりとラフな面も出てくる。
  ヒーローが力技で無理矢理DDTを決める。
  両者ダウン。
  25分経過。
  ヒーローがクラバート。
  パンクは回転させて逃れる。
  ヒーローが不意をついて腕に狙いをつける。
  パンクは完全に極められかけるも寸前でロープ・ブレイクに逃げ、まず距離を取る。
  ヒーローがクラバートでパンクを締め上げる。
  パンクは背中を蹴りまくる。
  ヒーローはたまらず離すも張り手を打ちまくって再びクラバート。
  パンクはコーナーに押し込むとフォア・アームズにチョップを連打。
  そしてフェイス・ウォッシュ。
  ヒーローは場外に転がり落ちる。
  パンクはヒーローをリングに上がらせようとしない。
  しかしそうなると防ぐ方法は限られてくる。
  ヒーローはそれを利用して攻守逆転。
  師匠スマサーズのムーブから脚を極める。
  パンクが脚へのサブミッションに切り返す。
  ヒーローは逃れるとわざと立ち上がらないという手に出る。
  パンクはどこから攻めたものかと悩んでいる。
  35分経過。
  パンクは不意をついてドロップ・キックという奇襲に出て脚を取る。
  ヒーローは油断したパンクの頭を張り飛ばして逃れる。
  パンクは軽く脳震盪を起こしたか場外に逃れて間を置く。
  ヒーローは再び座り込む。
  パンクが脚を取りに来たらば顔面を蹴りつけクラバートに捕らえる。
  パンクはロープ・ブレイクで逃れようとコーナーへ。
  ヒーローはこの機会を逃すわけもなく打撃を連打。
  ダウンしたパンクを引き離そうとする。
  パンクは一回転して着地するとダイビング・クロス・ボディ。
  カバーに行くがカウント2。
  40分経過。
  ウェルカム・トゥー・シカゴを狙う。
  ヒーローはコーナーに押し込むと
  パンクが離すなりクラバートを決めクラバート・スープレックスへ。
  パンクは後ろに着地する。
  ヒーローがパワー・ボムを狙うも持ち上がらない。
  パンクの頭部をけりまくる。
  パンクもフォア・アームズを浴びせて行きロープに走る。
  ヒーローはビッグ・ブーツで迎撃するとハングマンズ・クラッチへ。
  しかしパンクが決まる前にロープを掴む。
  ヒーローはチン・ロックを決めながら前腕を叩きつけたりする。
  レフェリー・チェックが入るも3回目でパンクが腕を上げる。
  ヒーローは反撃される前に解くとダブル・ストンプ。
  しかしパンクの脚攻めのダメージが蓄積したか倒れてしまう。
  しかしすぐに起き上がりダブル・アーム・ジャーマンへ。
  パンクは着地するとクローズライン。
  カバーするもカウント2。
  ヒーローを無理矢理起こしてウェルカム・トゥー・シカゴを狙うも持ち上がらない。
  45分経過。
  ニー・アタックを決めてからウェルカム・トゥー・シカゴを決める。
  カバーするもカウント2。
  ならばとシャイニング・ウィザードを決めカバーするも
  ヒーローがロープに近すぎる。
  フェイス・ウォッシュを狙う。
  ヒーローは起き上がるとクローズラインで迎撃。
  カバーするもカウント2。
  クラバートを決めクラバート・スープレックスを狙う。
  パンクは体重をかけて投げれないようにする。
  ヒーローは諦めボディ・シザース。
  隙を突いて丸め込もうとする。
  パンクはその動きを利用しマウントを取り張り手を叩きつける。
  ヒーローはパンクをおぶさったまま起き上がるとコーナーに叩きつける。
  パンクがすかさずクローズラインへ。
  ヒーローは避けるとクラバート・スープレックス。
  両者ダウン。
  ヒーローズ・ウェルカムを決めカバーするもカウントは2。
  ハングマンズ・クラッチを狙う。
  パンクがその動きを利用しフロント・ヘッド・ロックへと返し膝に落とす。
  50分経過。
  パンクがコーナー上へ。
  ヒーローはパンクの体勢を崩すと殴りつけクラバートに捕らえようとする。
  パンクも抵抗し殴りつける。
  ヒーローが倍返しから雪崩式パワー・ボムを狙う。
  パンクもこれが正念場と殴りつけてペプシ・プランジの体勢に持っていく。
  抵抗を退けペプシ・プランジ炸裂。
  何とかカバーするもカウントは2。
  ヒーローがドラゴン・スープレックスを狙う。
  パンクは逃れるとクロス・フェイス・チキン・ウィング。
  レフェリー・チェックが入る。
  ヒーローは3回目で腕を上げロープを掴む。
  パンクは心根を折るべくチョップに立ち返る。
  55分経過。
  ヒーローは耐えるとフォア・アームズを浴びせドラゴン・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  パンクは気合で起き上がるとヒーローの顔面にドロップ・キックを入れる。
  両者ダウン。
  残り4分。
  両膝をつき打撃を打ち合う。
  ヒーローは殴り飛ばすとパワー・ボムの体勢に持っていくも持ち上がらない。
  残り3分。
  頭部に蹴りを浴びせクローズラインもカウント2。
  ビッグ・ブーツを連続で浴びせハングマンズ・クラッチを狙う。
  残り2分。
  しかし決める前にロープに逃げられると見て途中で止める。
  パワー・ボムを遂に決めるもカウント3ならず。
  ハングマンズ・クラッチが決まる。
  残り1分。
  レフェリー・チェックが入る。
  残り30秒。
  パンクは何とか腕を上げる。
  残り15秒。
  ヒーローが最後の力を振り絞って締め上げる。
  しかしそのまま60分時間切れ引き分けとなる。
  両者すぐには立ち上がれない。
  ヒーローはパンクを認め称えるとハグ。
  両者思う所を語り幕を閉じる。



勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

ライト級王座戦:ダ ニー・ダニエルズ(ch)対ベイビーフェイス

ライアン・ボズ対デ ヴォン・フューリー

マイケル・トッ ド・ストレーション対ハイプ・ゴッチ
ドッ グ・カラー・マッチ:マーク・ウルフ対アダム・グッチ

IWA 王座戦:CMパンク(ch)対クリス・ヒーロー(60分時間切れ引き分け)詳細

IWA-Mid South 2002年のレ ビューに戻る TOPに戻る