TOPアメリカン・プロレス注目インディー →UWA Hardcore Wrestling:Grand Prix Night One 5/30/08

UWA Hardcore Wrestling:Grand Prix Night One 5/30/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約2時間45分です。

オープニング・セレモニー。
出場者が一堂に会して記念撮影を行います。
またUWAが崩壊することになったとアナウンスされました。

@シェイン・ホリスターvs.ジミー・オルセン
 地味といえば地味なのですが
 ビッグ・スポットの位置とその持って行き方に気を払い、
 またそのスポットも適切なので見ていて好印象を受けますね。
 まあまあ良い試合でした。 

Aブロディ・リーvs.ジョニー・ガルガーノ
 巨人相手に脚攻めをするという定番ネタなのに
 どちらも全然試合を作れていません。
 悪い試合。

Bニック・ワッツvs.リッキー・レイヤース
 ワッツは久しぶりの登場ですが
 試合を続けていたのか疑ってしまうほど劣化。
 元々たいした事ないのにこれではひどい試合にならざるをえない。

Cジョシュ・アベクロンビーvs.サラ・デル・レイ
 サラはS&S版ヒールでTPIに出ましたが
 今回は絶対王者のベビーとして参戦。
 やはり対男だとこちらの方が良いですね。
 テクニックで男相手でも試合を作っていますよ。
 一方のアベクロ。
 前回の大会では不調でしたが
 今回は憎めないヒールというらしさを取り戻しています。
 意外にじっくりやってくれましたけれども
 アベクロに勝ちへの志向が見えなかったのが残念でした。
 まあまあ良い試合です。

Dセイビアンvs.ドリュー・グラック
 BOTBでも組まれた一戦。
 前回と同様セイビアンが懐深く受けて
 グラックのできる事(丸め込みが目立ちます)を引き出します。
 只BOTBに比べると引っ張ってやっている者の余裕が見えてしまったか。
 平均レベル。

Eライオネル・ナイトvs.トリック・デイビス
 デイビスは流れを切ってしまってますね。
 元々受けのレスラーだし攻めさせたのがいけません。
 ナイトもそれに引きずり込まれ悪い試合に。 

Fタッグ王座戦:アップ・イン・スモーク(ch)vs.ジェニファー・ブレイク、デレク・ワイルド
 かつてハードコアな乱闘を戦った
 デレクとジェニファーが合体となると話題性はあるけれど
 内容はちょっと厳しい。
 UiSの動きを制限させることになるし、
 デレクに任せっぱなしにもできない。
 楽しめなくもないが悪い試合ですね。

Gカナディアン、ライト級王座戦:ジョシュ・プロヒビション(Ca ch)vs.ダン・パイザン(Light ch)
 トーナメントの一戦ですがプロヒビションの提言により両者の王座が賭けられることに。
 終幕を前にして史上初の舞台設定。
 こういう大舞台になるとプロヒビションは意外にやる男です。
 リングを広く使った試合構築で絶対王者であり続けた理由を見せつけます。
 一方パイザンもできるのですが
 喋りなどでムーブ前に一定の間をあける癖がありますね。
 もう少し控えめにして欲しかった。
 ダブル・タイトル戦にふさわしい激しい攻防も見られましたが
 最後の最後、パイザンの反撃が中途半端でしたね。
 テーブルを使うか、反撃なしの連撃で締めるべきだっと思います。 
 平均的な良試合。
 
Hクリス・ヒーローvs.クラウディオ・カスタニョーリ
 これがメインとは分かっているなぁ、と
 わくわくして見守っていたんですが
 この2人が選んだのはプロレスでしかありえない程のスロー・ペース・マッチ。
 ヒーローvs.CCを何度も見ている方なら分かると思うのですがこれは必敗パターンでしたね。
 それぞれ1マッチ特製のムーブを見せるも
 必然性を感じさせず、観客はかなり冷え込んでいましたよ。
 まさかの平均より少し上、というレベル。

総評。
 出来不出来が激しいものの
 メインがきっちり締めてくれるだろうと思ったら予想外の外れ。
 0星ですがUWAファンならその散り様を見届けたい。
 話は変わりますがメニューのBGM、Moneenによる
 There are a Million Reasons for why This may not Work...And Just One Good One for why it Will(長いね)と
 The Song I Swore to Never Singは良かった。
 いつものハード・ロック系と違うメロディカルな曲で
 UWAも終わってしまうのだな、と感傷に浸らせます。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

Hクリス・ヒーローvs.クラウディオ・カスタニョーリ
  軽くグラウンド・レスリング。
  CCはゴミを拾うとそれを使ってヘーイを煽る。
  ゆったりとグラウンド・レスリング。
  両者カバーに持っていく。カウント2。
  CCがロープに押し込み逃れる。
  仕切り直し。
  ヒーローは組むと見せかけて腕を取る。
  腕に狙いをつけている。
  CCがコーナーに押し込み逃れる。
  CCは目にゴミがはいった振りをして不意打ち。
  コーナーに振ろうとする。
  耐えるヒーローの腹を殴りつけコーナーに振る。
  ヒーローはコーナーを使って背の上にのると首投げへ。
  トリッキーな動きからアーム・ドラッグ。
  CCがロープに走る。
  ヒーローがカウンターでドロップ・キックを決める。
  場外ダイブを狙う。
  CCが逃げたのを見てムーンサルトのフェイク・ダイブに切り替える。
  CCは場外で間を置く。
  カウントをカットすると再び場外に出る。
  リングに戻る。
  ヒーローが腕を取る。
  CCはヒーローの髪をかき乱して張り手。
  蹴りを放つ。
  ヒーローが受け止め蹴りを放つ。
  CCが受け止め上に押し上げる。
  一回転して着地したヒーローにアッパーカート。
  場外に転落したヒーローの後を追いアッパーカート。
  エプロンにぶつけたりしてリングに戻す。
  ヒーローが殴りつけるもCCが蹴り返して黙らせる。
  CCがガット・レンチ・スープレックスを決めカバー。カウント2。
  キャメル・クラッチを狙う。
  耐えるヒーローの腰にヒップ・ドロップ。
  打撃を打ち込んできたヒーローにドロップ・キックを決めカバー。カウント2。
  起こすと腹を殴りつける。
  ブレーン・バスターを狙う。
  ヒーローは耐えると逃れ腹にパンチ。
  CCがアッパーカートを決めカバー。カウント2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  ヒーローが逆に持ち上げようとする。
  両者耐える。
  CCはコーナーに移動させコーナー上にのせる。
  スーパープレックスを狙う。
  ヒーローはチョップを叩き込み落とす。
  CCはすぐ起き上がると駆け上がって延髄切り。
  カバーするもカウント2。
  腰にニーを入れていきカバー。カウント1。
  腰にニーを入れていく。
  ヒーローがチョップを放っていく。
  CCはガードすると腹にパンチ。
  ウォーター・スライドを狙う。
  ヒーローが逃れバック・ドロップ。
  両者ダウン。
  CCが先に起き上がりヒーローを起こそうとする。
  ヒーローがチョップを叩き込みロープを振ろうとする。
  CCは振り返すと背中に担ぎ上げようとする。
  ヒーローがアーム・ドラッグに切り返す。
  蹴りつけネック・ブリーカー。
  もう1発。
  カバーするもカウント2。
  クラバート。
  振り払ったCCに裏拳。
  ロープに走る。
  CCは後を追うと腹にニーを叩き込む。
  BTSからカバー。カウント2。
  ジャイアント・スイングを狙う。
  ヒーローが丸め込みに切り返す。カウント2。
  CCがダウンしたヒーローにジャーマンを狙う。
  ヒーローはエルボーを入れて逃れるとクラバート・スープレックスを狙う。
  CCは逃れるとジャーマンを狙う。
  ヒーローがエルボーを打つもCCは耐えてジャーマンを決める。カウントは2。
  ボストン・クラブを狙う。
  耐えられたので狙いを変えスリング・ショットへ。
  ヒーローはコーナーに脚をかけ激突を防ぐ。
  突進してきたCCをかわすと同時に回りローリング・フォア・アームズ。
  ブロンコ・バスターを決めカバー。カウント2。
  クラバートに捕らえるとグラウンドに引きずり込む。
  CCがロープに脚をかける。
  ヒーローはエルボー・パットを捨て去る。
  フォア・アームズ。
  もう1発。
  CCがアッパーカート。
  ヒーローがフォア・アームズ。
  CCがロープにもたれてアッパーカートへ。
  ヒーローは受け止めるとヒーローズ・ウェルカムへ。
  CCが逃れ押し飛ばす。
  アッパーカートからバイシクル・キック。
  カバーするもカウント2。
  ジャイアント・スイング。
  カバーするもカウント2。
  ならばとリコーラ・ボムを狙う。
  ヒーローは逃れるとコーナーに振り突進。
  CCがカウンターで蹴りを放つ。
  受け止められるも続いてアッパーカート。
  ロープに走る。
  ヒーローがカウンターでローリング・フォア・アームズ。
  ロープに振りもう1発。
  カバーするもカウント2。
  クラバートからグラウンドに引きずり込もうとする。
  CCは逃れるとニーをいれウォーター・スライドを決める。
  しかしヒーローは食らいながらもクラバートに捕らえ脚を腰に巻きつける。
  CCはロックを外すとそのまま持ち上げリコーラ・ボム。
  1,2,3!でCCの勝利!

試合結果

@シェイン・ホリスターvs.ジミー・オルセン
Aブロディ・リーvs.ジョニー・ガルガーノ
Bニック・ワッツvs.リッキー・レイヤース
Cジョシュ・アベクロンビーvs.サラ・デル・レイ
Dセイビアンvs.ドリュー・グラック
Eライオネル・ナイトvs.トリック・デイビス
Fタッグ王座戦:アップ・イン・スモーク(ch)vs.ジェニファー・ブレイク、デレク・ワイルド
Gカナディアン、ライト級王座戦:ジョシュ・プロヒビション(Ca ch)(新チャンピオン!)vs.ダン・パイザン(Light ch)
Hクリス・ヒーローvs.クラウディオ・カスタニョーリ