TOPアメリカン・プロレス注目インディー →UWA Hardcore Wrestling:Resurrection 1/18/08

UWA Hardcore Wrestling:Resurrection 1/18/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み2時間30分です。

@ジョニー・ガルガーノvs.ダン・パイザン
 新人のガルガーノはまだ見栄えの良い技優先で
 スタイルを確立できていませんが中々可能性を感じますね。
 悪くない試合です。
 試合後ガルガーノは握手に応じるも、
 その次の瞬間パイザンに襲いかかりました。
 ヒールでやっていくようですね。

Aリッキー・レイヤースvs.エリック・キャノン
 ハード・ヒッティング風味に包まれている他は
 何の変哲も無い内容ですね。
 平均レベル。

Bフラットライナーズvs.リング・クルー・エクスプレス
 フラットライナーズは単発の投げしかない。
 RCEは成長したものの、ここまで体格差があると試合に説得力が無いですね。
 また、もう少し短くして欲しかったです。
 少し悪い試合。

Cジョシュ・アベクロンビーvs.ライオネル・ナイト
 最初のレスリングと言い
 試合時間に適した試合運びと言い
 両者のセンスが感じられるのですけれども
 終盤の大技の打ちまくりがいまいち受けず。
 そんなに単発過ぎてはいなかったと思うのですけれどねぇ・・・。
 平均的な良試合。

 ナイトが愚痴っていると突然2億4千万の瞳が流れます。
 王者のヒロミが現われ再戦してやると意思表明。

Dライト級王座戦:堀口ひろみ(ch)vs.ライオネル・ナイト
 クオリティも無かったですけれど
 そもそもこの試合を組んだ意図が良く分からないですね。
 一応王者は顔見せしておかないと、という
 ボーナス・マッチ的位置づけでしょうか。
 悪い試合。
 
Eデリリウスvs.タイラー・ブラック
 やはりROH組だけあって
 攻防のスピード、技の綺麗さは確かな物があり安定した内容ですね。
 ROHではタイラーの方が上のポジションですがここでは反対。
 デリリウスのペースで試合は進み、ややあっさり目に終了。
 まあまあ良い試合でした。
 試合後タイラーはもうこんな所には戻ってこない、とマイク・アピール。
 (次回大会に出ていますけれど(苦笑))

Fタッグ王座戦:アップ・イン・スモーク(ch)vs.ブラックアウト
 今回も普通に20分越えの試合をやってのけましたね。
 全然長すぎたと感じさせない所が流石です。
 CZWで手を合わせた事もあるでしょうし攻防も中々良かった。
 只終盤の入り乱れと孤立スポット時の両方で
 権利無視が見られるのが残念です。
 中々良い試合でした。

Gカナディアン王座戦:ジョシュ・プロヒビション(ch)vs.ピティ・ウィリアムス
 試合前にプロヒビションがマイク・アピールを行い
 新生UWAでもヒール王者としてやっていく事を認知させて舞台は整いました。
 カナダの英雄、ピティを迎えます。
 試合はプロヒビションが絶対王者ならではの
 柔軟性のある試合運びを見せれば
 ピティもXディビジョン・ムーブで応えます。
 最後は乱入で終わってしまいましたが
 これもUWAなりのリスペクトでしょう。
 まあまあ良い試合です。
 最後の乱入でプロヒビション軍団のビショップ(怪我で欠場中)のポジションにガルガーノが抜擢され
 対抗するベビーとしてアベクロ、パイザンが位置づけられる事が明らかとなりました。

総評。
 大会名通り創設者を送り出して最初の大会。
 何が変わり、何が変わらないかを示し
 新生UWAの方向を見せました。
 悪くない大会だと思いますね。
 一番素晴らしかったのは
 ゾンビの絵が描かれたDVDパッケージのデザインと
 ホログラム加工されたディスク・ラベルでしたけれど(笑)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Fタッグ王座戦:アップ・イン・スモーク(ch)vs.ブラックアウト
  クラウディー対セイビアンで試合開始。
  腕の取り合いからクラウディーがヘッド・ロック。
  グラウンド・ヘッド・シザースに返されるも逃れる。
  素早くカバーし合った後クラウディーが胸に張り手。
  やり返そうとしたセイビアンの手を掴むと
  勢いをつけて飛び越えサンセット・フリップ。
  カウント1で返されるも蹴りを避けスクール・ボーイ。カウント2。
  セイビアンが複雑な丸め込み。カウント2。
  もう1発。カウント2。
  チョップを浴びせコーナーに振る。
  クラウディーはカウンターでエルボーを入れるとアーム・ドラッグから丸め込み。カウント2。
  スナップ・メアを狙う。
  セイビアンが押し飛ばす。
  ジョーカー対チーチに。
  ロープ・ワークからジョーカーがベリー・トゥー・ベリー。
  チーチのクローズラインを受けても平気な顔。
  チーチはお前がやってみろと言う。
  ロープに走ったジョーカーを追いかけると脚を取り倒す。
  ロープ越しのセントーンへ。
  ジョーカーは避けるとクローズラインを受け止めバック・ドロップを狙う。
  チーチが着地しバックを取る。
  ジョーカーはチーチにエルボーを叩き込むとロープに走ろうとする。
  チーチはタイツを掴んで戻すとロープに走りクローズラインで倒す。
  ジョーカーはすぐ起き上がるとクローズライン。
  チーチは転がってクラウディーにタッチ。
  これに気づいたジョーカーがクラウディーに突進。
  クラウディーがドロップ・トー・ホールドを決める。
  セイビアンが入ってきてクラウディーのバックを取る。
  クラウディーはバックを取り返すと押し飛ばしてジョーカーにぶつける。
  そして2人同時にサブミッション。
  チーチはその前でポーズ。
  サンセット・フリップに移行する。
  カウント2で返されるやサブミッション。
  チーチもジョーカーにSTFを決める。
  カウントが数えられたのでチーチは技を解き外へ。
  スモークは細かいタッチに連携技で攻める。
  2人でセイビアンにサブミッションを決める。
  ジョーカーが入ってきてチーチを蹴り飛ばす。
  クラウディーにも襲いかかる。
  クラウディーは避けると同時にロープを下げて落とす。
  フェイクからロープ越しに蹴りつけようとする。
  ジョーカーは受け止めるとクラウディーをフェンスにぶつける。
  セイビアンはチーチにロー・ブローを決め捕まえる。
  ジョーカーが重い一発を叩き込み
  セイビアンが冷静且つ卑怯な戦法で追い込む。
  ジョーカーが雪崩式の技を狙う。
  チーチは押し飛ばすもセイビアンに押されロープを跨ぐ形で落ちる。
  セイビアンは控えのクラウディーにも襲いかかりフェンスにぶつける。
  連携技を狙う。
  チーチは防ぐとジョーカーを蹴ってセイビアンにトルネードDDT。
  ジョーカーがチーチをコーナーに押し飛ばし突進。
  チーチはカウンターで蹴りを入れるとコーナー上へ。
  突進してきたジョーカーをロープ上で側転してかわすとタッチ。
  クラウディーがジョーカーにエース・クラッシャーを決める。
  セイビアンにもブロンコ・バスターを決める。
  ジョーカーにローリング・フォア・アームズを決めるとロープに走る。
  ジョーカーは技を防ぐと裏拳へ。
  クラウディーは避けると張り手。
  丸め込みを狙うべくボディ・シザースへ。
  セイビアンが飛びつきクラウディーにダブル・にー・ガット・バスター。
  カバーするもチーチがカット。
  ジョーカーがチーチにスパイン・バスターを決めジャイアント・スイングへ。
  セイビアンが回っているチーチにドロップ・キックを決める。
  クラウディーがセイビアンを落とす。
  ジョーカーはクラウディーにフォア・アームズを決めるとニー・ストライクへ。
  クラウディーは避けるとチーチと共にダブル・クローズラインへ。
  ジョーカーは打ち破るとダブル・クローズラインへ。
  スモークは受け止めるとフォア・アームズ+ローリング・チョップからダブル・スーパー・キック。
  ダブル・タイガー・スープレックスを決める。
  セイビアンにも合体STOを決めるがカウント2。
  クラウディーはジョーカーを蹴り落とすとブランチャ。
  セイビアンがチーチにインプラントDDTを決める。
  クラウディーがセイビアンを担ぎ上げフェイス・バスター。
  カバーする。
  ジョーカーがカットすると同時にクラウディーを担ぎ上げる。
  クラウディーは逃れると肩に飛び乗る。
  ジョーカーがそれを利用してジョーカー・ドライバーを狙う。
  抵抗されるので狙いを変えフェイス・バスター。
  続けてジャーマンを決める。
  カウント2でチーチがカット。
  チーチーがジョーカーにランニング・ビッグ・ブーツを決める。
  ジョーカーは気合で起き上がるとビッグ・ブーツへ。
  チーチは避けるとG2S。
  セイビアンがチーチを蹴り落とす。
  クラウディーはセイビアンにドロップ・トー・ホールドを決めてロープにもたれさせると
  戻ってきたチーチとドロップ・キック+619。
  続けてパワー・ボム・バック・ブリーカー+シャイニング・ウィザードを決め1,2,3!
  スモークの防衛!

試合結果

@ジョニー・ガルガーノvs.ダン・パイザン
Aリッキー・レイヤースvs.エリック・キャノン
Bフラットライナーズvs.リング・クルー・エクスプレス
Cジョシュ・アベクロンビーvs.ライオネル・ナイト
Dライト級王座戦:堀口ひろみ(ch)vs.ライオネル・ナイト
Eデリリウスvs.タイラー・ブラック
Fタッグ王座戦:アップ・イン・スモーク(ch)vs.ブラックアウト
Gカナディアン王座戦:ジョシュ・プロヒビション(ch)vs.ピティ・ウィリアムス(DQ)