TOPアメリカン・プロレス注目インディー →UWA Hardcore Wrestling:Days of Glory 6/22/07

UWA Hardcore Wrestling:Days of Glory 6/22/07の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:リング・クルー・エクスプレス(ch)vs.アップ・イン・スモーク

創設者ファイナル・マッチ、テキサス・デス・マッチ:オサイラスvs.ライオネル・ナイト

2枚組み約2時間45分です。

@タイソン・デュークスvs.ブライアン・リー
 カンフー・マスクマンのリーにしろ
 これがUWAデビューのデュークスにしろ
 まったくなってませんね。
 何回も見苦しいミスをみせてコメディー・マッチでしょうか。
 ひどい試合です。
 
Aフラットライナーズvs.ノース・スター・エクスプレス
 ライノもどきの所属するフラットライナーズは
 NSEの上手いセールに感謝しなければなりません。
 平均レベル。

Bダン・パイザンvs.ジョシュ・アベクロンビー
 アベクロが背中攻めで圧倒的な実力差を見せつけるような内容に。
 パイザンが反撃する前の方が面白いのは・・・
 平均レベル。

Cアレックス・シェリーvs.雷神明
 全日本プロレスの雷神明は
 足を引っ張らない代わりに何もできませんね。
 それにしてもシェリーの非常に分かりやすく
 上手いキャリーは素晴らしい。
 技も敢えて受けやすい物を選んでますね。
 平均より少し上。

Dデレク・ワイルドvs.ジェニファー・ブレイク
 デレクが試合前フラットライナーズに襲撃され
 既に大ダメージという状況で、この男女対決はスタート。
 ルフィストを意識しているのだろうが
 只の気の強い女性レスラーにすぎないジェニファーを
 素晴らしいブレード・ジョブでデレクが引っ張り
 予想以上に楽しめるハードコア・マッチになりました。
 平均レベル。
 しかし良く考えるとジェニファーの方がヒールなんですよね。
 てっきり反対だと思って見てました。

Eタイラー・ブラックvs.エリック・キャノン
 エリックが鋭い打撃で支配し
 それにブラックがどう反撃するか。
 攻防を見てるともう少し良くなるはずだが。
 平均レベル。

Fカナディアン王座戦:ジョシュ・プロヒビション(ch)vs.ソンジェイ・ダット
 今までこの王座を巡って何度となく対戦した両者だけに
 非常に息が合っていて
 特に後半の攻防は素晴らしいですね。
 好勝負に届かないが中々良い試合です。

Gタッグ王座戦:リング・クルー・エクスプレス(ch)vs.アップ・イン・スモーク
 今インディーの軽量級が熱い。
 このスモーク、RCE(かつてはROHの定番ジョバーでしたが今や MCMGを破るという実績もついて)に加え、
 チェックメイトにオルセン兄弟、NSEがかなり力つけてきてますからね。
 さてこの試合。
 22分の長丁場に対して
 本当に上手い試合構成、スポット回しでvs.応してますね。
 その中におけるタッグ要素の扱いも見事。
 軽量級の迫力の無さを考えれば
 (今回凄いムーブが控えめな気がします。上手いのは結構あるんですけど)
 終盤もう少し勢いで押していくべきでしたし、
 もたつき、ミスも見受けられましたが
 これは素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

H創設者ファイナル・マッチ、テキサス・デス・マッチ:オサイラスvs.ライオネル・ナイト
 序盤はオサイラスがグラウンド・レスリングの上手さを見せ
 中盤はECWを髣髴とさせるような
 2階、外と会場中を使った喧嘩ファイト、
 終盤はリングに戻り有刺鉄線付きボードや
 ガラス板トラップを作って壮絶に。
 ファイナル・マッチという事で
 試合全体を通じてオサイラスが、
 UWAを通して目指したハードコア・レスリングの方向性を改めて提示し、
 それに対して後継者に選ばれたナイトが
 (デス・マッチ・トーナメントの決勝もこのカードでしたね)
 試合の中で学び応えるという理想的な試合に。
 ぎりぎり好勝負。
 只試合後マイクとかなかったのかな。
 てっきりあると思ってましたけど。

総評
 @以外は悪い試合がなく
 最後の3試合は文句なし。
 生みの親を見送るにふさわしい素晴らしい大会でしたよ。
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

Gタッグ王座戦:リング・クルー・エクスプレス(ch)vs.アップ・イン・スモーク
  マーカス対クラウディーで試合開始。
  マーカスがショルダー・タックルを決めるもクラウディーは倒れない。
  今度はクラウディーに行ってみろという。
  クラウディーは応じる振りして股下を通り抜け裏に回ろうとする。
  マーカスが読んでいてグラウンドの切り返し合いに。
  離れて両者交代。
  ダンがアーム・ドラッグ連発し腕を取る。
  チーチはロープを使ってヘッド・シザースに持っていく。
  交代したマーカスがアーム・ドラッグからの丸め込み。
  丸め込み合戦。
  両者跳び起き睨み合い。
  両者交代。
  クラウディーがアーム・ドラッグ連発。
  ダンの腕を取るとコーナーに走ろうとする。
  ダンが防いで担ぎ上げる。
  クラウディーがヘッド・シザースへ持っていく。
  ダンを落とすとダイブを狙う。
  ダンは防ぐとリングに戻し交代。
  クラウディーは連係攻撃を避けると交代。
  しかしチーチは入り際に襲われ流れを変えれない。
  チーチが捕まる。
  コーナー上のチーチは側転してかわすと
  控えのダンの介入をマーカスに誤爆させ
  ダンにはスプリングボード式ドロップ・キック。
  エクスプレスは交代したクラウディーを捕まえエア・ギター。
  それを見て俺の方がRockだと言ってチーチはコーナー上でエア・ギター。
  油断した所にダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  クラウディーがカバーするもカウント2。
  エクスプレスがすかさず合体技でクラウディーにヘッド・シザースを決める。
  ロープを使ってのダブル・ブレーン・バスターを狙う。
  チーチが救い出しクラウディーを打ち上げる。
  クラウディーはエクスプレスにダブル・ドロップ・キックで落とす。
  そしてコークスクリュー・トペ・スイシーダ。
  更にチーチがシューティングスター・プレス。
  クラウディーとダンがリングに戻る。
  クラウディーがクロス・ボディ。カウント2。
  クロス・ボディと見せかけ今後はヘッド・シザース。
  アーム・ドラッグからの丸め込み。
  ダンはカウント2で返すとクローズライン。
  クラウディーはマーカスにTKOを決め交代。
  マーカスを捕まえる。
  連係攻撃や腰攻めで苦しめる。
  クラウディーがマーカスを抱え挙げる。
  マーカスはクルーシーフィックス・ボムに切り返し交代。
  ダンが猛攻を見せる。
  これはまずいとチーチが入ってくる。
  ダンがチーチにサンセット・フリップ。
  クラウディーがチーチを引っ張り決まらないようにしている。
  そこにマーカスがコーナー上から飛びクラウディーにサンセット・フリップ。カウント2。
  クラウディーに合体のスライス・ブレッド#2、肩車からのセントーンを決めるもカウントは2。
  今度はスモークがダンにダブル・スーパー・キックを決めカバー。カウント2。  
  マーカスがチーチにスライス・ブレッド#2を狙う。
  チーチはマーカスをコーナーに乗せて防ぎ雪崩式の技を狙う。
  ダンがチーチを引き剥がしフェイス・バスター。
  チーチにコーナー上から肩車してのセントーンを決めカバー。カット。
  クラウディーはコーナー上のダンにスーパープレックスを狙う。
  ダンは防ぐと雪崩式ガット・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ダンに合体技を決めるもカウント2。
  エプロンのダンにダブル・ドロップ・キックを狙う。
  マーカスがチーチの脚を引っ張り妨害。
  クラウディーはマーカスにドロップ・トー・ホールドを決めダンにぶつける。
  マーカスに619+ドロップ・キックを決める。
  続けてコーナー上からシャイニング・ウィザード+パワー・ボム・バック・ブリーカー!
  カバーし1,2,3!
  スモークが新タッグ・チャンピオンに!
 

H創設者ファイナル・マッチ、テキサス・デス・マッチ:オサイラスvs.ライオネル・ナイト
  オサイラスは観客と握手しハグ。
  腕の取り合い。
  オサイラスが経験の差を見せつけ離す。
  ナイトは場外に出て間を置く。
  ナイトは力比べを求めながら
  応じてきた所を蹴りつける。
  オサイラスがショルダー・タックル。
  見事な動きでカバーに持っていく。カウント2。
  再びサブミッションを決めてから離してやる。
  ナイトは場外に出ると有刺鉄線付きボードを手にするも
  観客の歓声が気に食わないのか出しただけでリングに戻る。
  デス・マッチをやってやろうじゃないかとオサイラスがボードを入れる。
  ナイトがフォア・アームズを打つも打ち返されるやすぐ場外へ。
  ナイトがオサイラスの女子マネにちょっかいを出す。
  オサイラスが降りてナイトに張り手。
  柵にぶつけ会場の鉄柱にぶつける。
  ナイトもサミングからオサイラスを鉄柱にぶつける。
  鉄柱にもたれさせスプラッシュを狙う。
  オサイラスは蹴りを入れると鉄柱へのフォール・アウェイ・スラム。
  ナイトが反撃し壁にぶつける。
  階段を登って観客席2階へ。
  バルコニーから落とそうと殴りつけていく。
  オサイラスは椅子攻撃を食らうも何とか耐える。
  吹き抜け部分の手すりを使ってアトミック・ドロップ。
  1階に戻る。
  ボディ・スラムでテーブルの上に乗せると股間にペット・ボトルを叩きつける。
  外に出ている。
  ナイトが柱にオサイラスをぶつけ木にぶつける。
  木にもたれかかっているオサイラスにドロップ・キック。
  タイガー・ドライバーを狙う。
  オサイラスがリバース・スープレックスに切り返す。
  会場に入ってくる。
  ナイトがバック・ドロップでオサイラスをテーブルの上に落とす。
  更にテーブルへのブレーン・バスター。
  観客席裏でゴミ箱をぶつけたりする。
  立てかけたラダーへのブレーン・バスター。
  ステージの上からダブル・ストンプ。
  柵にぶつけリングに戻る。
  オサイラスが振り返し有刺鉄線付きボードの上に投げ落とす。
  ボードをコーナーに立てかけると振り飛ばす。
  更に断面へのダブル・ニー・ストライク。
  画鋲を撒く。
  画鋲へのブレーン・バスターを狙う。
  ナイトは耐えるとロー・ブロー。
  画鋲へのタイガー・ドライバー。
  女子マネに手を出そうと追っかける。
  女子マネがナイトにロー・ブロー。
  オサイラスがナイトを捕まえ花道でのシュバイン。
  リングに戻しカバー。カウントは2。
  画鋲へのデス・バレー・ドライバーもカウントは2。
  ならばと椅子とガラス板を入れる。
  ガラス板を椅子の上に橋渡しにする。
  そこへの雪崩式エクスプロイダー!
  カバーし1,2,3!
  カウント9で起き上がる。
  ジャーマンを決めるとテーブルを設置し、その上に椅子を置きガラス板を橋渡しにする。
  テーブルとガラス板の間にナイトを入れるとラダーを登って行く。
  回復したナイトも反対側から登って行く。
  オサイラスを抱えるとラダー上からガラス板目掛けアバランシュ・スラム!
  ナイトが何とかカウント9で起き上がり勝利!
  オサイラスにはThank Youコールが送られる。

試合結果

@タイソン・デュークスvs.ブライアン・リー
Aフラットライナーズvs.ノース・スター・エクスプレス
Bダン・パイザンvs.ジョシュ・アベクロンビー
Cアレックス・シェリーvs.雷神明
Dデレク・ワイルドvs.ジェニファー・ブレイク
Eタイラー・ブラックvs.エリック・キャノン
Fカナディアン王座戦:ジョシュ・プロヒビション(ch)vs.ソンジェイ・ダット
Gタッグ王座戦:リング・クルー・エクスプレス(ch)vs.アップ・イン・スモーク(新チャンピオン!)
H創設者ファイナル・マッチ、テキサス・デス・マッチ:オサイラスvs.ライオネル・ナイト