TOPアメリカン・プロレス注目インディー →UWA Hardcore Wrestling:darkest hour. 4/27/07

UWA Hardcore Wrestling:darkest hour. 4/27/07の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座トーナメント準決勝:アップ・イン・スモークvs.オルセン・ツインズ

2枚組み2時間45分です。

@マックス・ボイエーvs.ダン・パイザン
 YLC優勝者だけあってボイエーはセンスある試合構成をしますね。
 技巧的な攻防も見るものがある。
 只ボイエーのキャラは中途半端で微妙かな。
 まあまあ良い試合。

Aリッキー・レイヤースvs.アシラム
 スタイルの違いを押し出そうとしているのは分かるのですが
 表現力が足りず、それができていない。
 今一歩で悪い試合。

Bラリー・スウィニーvs.ジョシュ・アベクロンビー
 ファン・マッチ的な掴みから軽い物で
 次の試合へ引き渡します。
 芸達者の2人ならもう少し面白い物ができたかな。
 平均レベル。

Cタッグ王座トーナメント準決勝:アップ・イン・スモークvs.オルセン・ツインズ
 ごちそうさまでした。
 今回も堪能させて頂きましたよ。
 インディーを代表する名軽量級タッグによる数え歌。
 アーム・ドラッグを初めとしたルチャ・アクションに加え
 尻丸出しといった芸心溢れるファン・アクションも冴え渡っているのだから面白くならない訳がないですね。
 Cという試合位置に合わせて激しさは抑えながらも
 幾つもの完成されたスポットを使って見事な試合を構成しました。
 ぎりぎり好勝負。

Dデレク・ワイルドvs.M-Dogg 20
 元々ジェニファーvs.デレクだったのですけれども
 ジェニファーがバック・ステージに引っ込むと同時にM-Doggがデレクに襲いかかりこのカードに。
 抗争の一環とはいえM-Doggの技披露会になってしまったのはちょっとなぁ。
 せめて時間を短くしてくれていたら・・・。
 悪い試合。
 
Eライト級王座戦:ライオネル・ナイト(ch)vs.タイラー・ブラック
 ナイトのセールが素晴らしいですね。
 黒人選手でここまでできる人は他にいないでしょう。
 試合時間が長めとはいえ
 序盤をタイラーの攻め、
 中盤をナイトの脚攻めと一方的な展開にしてしまったのは
 両者の実力を考えると勿体無いかな。
 その展開自体は上手く演じられていましたけどね。
 中々良い試合でした。

Fタッグ王座トーナメント準決勝:モーター・シティ・マシンガンズvs.リング・クルー・エクスプレス
 3年前はジョバーに過ぎなかったというのに
 今ではMCMGを敗退させるという大役を仰せつかっているのだから
 RCEも偉くなったねぇ。
 さて試合はというと・・・
 体格の違いからRCEの孤立時間が長かったり
 MCMGが威力の強い技を抑え目にしていますが
 それは仕方ない物として諦め
 その中で何ができるかを追い求め高レベルなレベルに辿り着きました。
 また課題と思われた下克上の結末にしても説得力を持たせる事に成功しています。
 好勝負に届かずも中々良い試合です。

Gソンジェイ・ダット、オサイラスvs.ジョシュ・プロヒビション、ビショップ
 場外戦、ノーマル・タッグでオサイラスの孤立、
 ガラス板でハードコアと3段仕立て。
 中盤が試合時間を延ばすためにやっているような印象があるので
 完全にラフ・ファイト1本で通しても良かったかなと思いますね。
 しかし客が椅子を投げ込む定番シーンもあるし
 (固定椅子という事もあって使わずにすぐ排除するのですけど)
 ガラス板は最後を締めるに十分な壮絶さがありますから
 大会を締めるにふさわしい試合ではあったと思いますね。
 平均的な良試合。

総評
 今回も良い大会でしたね。
 これだけ洗練された興行を続けていたというのに
 1年後団体を締める事になるとはとても想像がつきません。
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

Cタッグ王座トーナメント準決勝:アップ・イン・スモークvs.オルセン・ツインズ
  クラウディー対ジミーで試合開始。
  腕の取り合いからクラウディーが丸め込み。カウント2。
  ジミーはロー・タッチを求め応じてきたクラウディーの手を踏みつける。
  嘲笑し殴りかかる。
  クラウディーは避けると後頭部を叩き足を踏みつける。
  ジミーが痛がると踊るような形に。
  ジミーもクラウディーの足を踏みつけようとする。
  クラウディーは避けると回って皆同時に跳ぶ。
  ジミーがヘッド・ロック。
  クラウディーがロープに振ろうとする。
  ジミーはクラウディーの髪をつかんで防ぎクローズラインへ。
  クラウディーは避けるとロール・アップ。
  カウント2で返されるやアーム・ドラッグから腕を取る。
  ヒップ・トスをアーム・ドラッグに返す。
  ジミーもアーム・ドラッグを狙うもすかされ自爆。
  ならばと担ぎ上げるもヘッド・シザースに返される。
  ジミーは痛がりながらもコリンに交代する。
  クラウディーもチーチに交代。
  立体的なアーム・ドラッグの打ち合い。
  コリンはサミングを決めるとコーナーを使ってのアーム・ドラッグからスタンディング・ムーンサルトへ。
  避けられるも着地しアピール。
  殴りかかってきたチーチにボディ・シザースからのアーム・ドラッグ。
  チーチは場外に逃れて間を置く。
  リングに戻ろうとした所にコリンがエルボー・ドロップを狙う。
  避けて自爆させるもジミーが入って殴りかかってくる。
  クラウディーも入りスモークがオルセンズにサンセット・フリップ。
  耐えられるもタイツをずらして尻丸出しに。
  オルセンズを殴り落とすとブランチャを狙う。
  オルセンズは同時にリングに戻るとランニング・ブランチャ。
  チーチをリングに戻す。
  お互い尻丸出しな事に気づき戻すとチーチを捕まえる。
  バンダナで締め上げたり爪を突きたてたり。
  チーチは突進してきたコリンを打ち上げて腹から叩きつける。
  チーチが自陣に這い寄るが先に交代したジミーが阻止。
  連係攻撃を狙う。
  チーチはジミーにバックを取られながらも突進してきたコリンにショルダー・スルー。
  ロックを外しジミーにもSTO。
  そしてタッチ。
  クラウディーは勢い良く攻めて行き相手の攻撃も誤爆させる。
  コリンが同じように誤爆させようとするもクラウディーが避けたので
  チーチのクローズラインはジミーにヒット。
  ジミーが命乞いし、その背後からコリンが襲いかかろうとするも
  スモークはジャスト・タイミングでバック・エルボー。
  ジミーの両脚を払いコリンへのドロップ・キックにする。
  ジミーに連係の連続攻撃を叩き込みアピール。
  その油断した所にジミーが戻って来てチーチにハイ・ニーを決め落とす。
  クラウディーにもジャーマンを放ちアピール。
  クラウディーは着地するとジャーマンを狙う。
  ジミーが体勢を入れ替えフルネルソン・スープレックス。カウントは2。
  連係のパワー・ボム。
  チーチがカットしジミーにG2S。
  コリンにパワー・ボム・バック・ブリーカー+ダイビング・シャイニング・ウィザードで1,2,3!


Fタッグ王座トーナメント準決勝:モーター・シティ・マシンガンズvs.リング・クルー・エクスプレス
  MCMGが急襲しコーナーへの攻撃を狙う。
  RCEは避けると肩に乗ってエア・ギター。
  サンセット・フリップへ。
  カウント2で返されるも続けてブルドッグ。
  エプロンに出たMCMGを蹴り落とすとダイビング・クロス・ボディ。
  セイビンを戻すと連係による連続攻撃。
  最後はマーカスがヘッド・シザースを決めカバー。カウント2。
  セイビンはリープ・フロッグを狙ったマーカスを担ぎ上げようとする。
  マーカスが逃れロール・アップへ。
  カウント2で返されロープに飛ばされたマーカスにシェリーがハイ・キック。
  セイビンはマーカスにネック・ブリーカーを決めると交代。
  体格差があるのでじっくりと攻めていく。
  マーカスはシェリーのコーナーへの攻撃を避けるとヘッド・シザース。
  シェリーはすぐに起き上がりスタナー。
  セイビンも入り控えのダンにドロップ・キック。
  連係攻撃も決め首を中心に攻め立てる。
  セイビンがコーナー上のシェリーをマーカス目がけ投げ捨てる。
  マーカスは脚を上げて迎撃するとセイビンを丸め込んでいく。
  セイビンはカウント2で返すとジャーマン。カウント2。
  コーナーへの連続攻撃を狙う。
  マーカスはエルボーで迎撃するとセイビンにヘッド・シザース。
  途中からシェリーへと移行しトルネードDDT。
  両者ダウン。
  ようやく交代。
  ダンが勢い良くセイビンに攻めかかりフェイス・バスターからカバー。カウント2。
  コーナーを使って裏に回ろうとしたセイビンを捕まえデス・バレー・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  セイビンは耐えて逃れるとフェイス・バスターを決め交代。
  フォア・アームズの打ち合いからシェリーがスピン・キック。
  コーナー上から飛びかかる。
  ダンはアトミック・ドロップで迎え撃つとコーナー上へ。
  シェリーが捕らえ雪崩式ジョー・ブリーカー。
  垂直落下式ブレーン・バスターを決めるもカウントは2。
  シェリーが脚をつかむ。
  ダンは一回転してシェリーをマーカスの方に飛ばすとマーカスがシェリーを殴りつける。
  交代したマーカスはコーナーから跳んでサンセット・フリップ。カウント2。
  インバートDDTもカウント2。
  スライス・ブレッド#2へ。
  シェリーは押し飛ばして防ぐとハリケーン・ラナを狙ったマーカスにパワー・ボム。
  交代したセイビンがミサイル・キック。
  フィッシャーマンズ・バスターからコーナー上へ。
  マーカスが捕らえスーパープレックスを狙う。
  セイビンはフェイス・バスターに返すとトルネードDDTを狙う。
  着地されるも蹴りを受け止めドラゴン・スクリュー。
  持ち上げてシットダウン・パワー・ボム。カウントは2。
  交代したシェリーはコーナーに振り突進。
  マーカスはハリケーン・ラナの要領でシェリーをターン・バックルにぶつけると
  タッチしバック・ブリーカー+ダイビング・エルボー・ドロップ。
  そして肩車してのセントーンへ!
  シェリーは膝を立てて防ぐとセイビンがダンを落としている隙に丸め込む。
  カウント2で返されるやボーダー・シティ・ストレッチ。
  ダンがコーナー上へ。
  邪魔しに来たセイビンを蹴飛ばしダイビング・エルボー・ドロップでカット。
  ダンはセイビンにフェイス・バスターを決めるとシェリーに合体技のスライス・ブレッド。
  続けて肩車してのセントーンがヒット!
  ダンがセイビンのカットを防ごうとおさえつけている間にマーカスがシェリーをカバー。
  セイビンはマーカスを押し飛ばして、ぶつけカット。
  4人で技を打ち合う。
  マーカスがセイビンにスライス・ブレッド#2を狙う。
  セイビンは防ぐと同時に逆さ吊りにする。
  連係の連続ドロップ・キックを叩き込む。
  スーパー・キック+延髄切りを決めると場外に逃れた所でセイビンがトペ・スイシーダ。
  その隙にシェリーがマーカスにシュバインを決めカバー。カウントは2。
  雪崩式シュバインを狙う。
  マーカスは防ぐと雪崩式スライス・ブレッド#2!
  カバーし1,2,3!
  RCEが大金星!

試合結果

@マックス・ボイエーvs.ダン・パイザン
Aリッキー・レイヤースvs.アシラム
Bラリー・スウィニーvs.ジョシュ・アベクロンビー
Cタッグ王座トーナメント準決勝:アップ・イン・スモークvs.オルセン・ツインズ
Dデレク・ワイルドvs.M-Dogg 20
Eライト級王座戦:ライオネル・ナイト(ch)vs.タイラー・ブラック
Fタッグ王座トーナメント準決勝:モーター・シティ・マシンガンズvs.リング・クルー・エクスプレス
Gソンジェイ・ダット、オサイラスvs.ジョシュ・プロヒビション、ビショップ