TOPアメリカン・プロレス注目インディー →SMW:Superbowl of Wrestling 8/4/95

SMW:Superbowl of Wrestling 8/4/95の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:ダーティ・ホワイト・ボーイ、トレイシー・スマサーズ(ch)vs.ヘブンリー・ボディーズ

Rf VideoでVHSにて購入。
約3時間45分です。
約1時間、屋外でのファンとの触れ合いを収録。

@ブライアン・アームストロングvs.ディーロ・ブラウン
 ディーロはましだけどブライアンはアピールする前にもっと見れる実力をつけるべき。
 ひどい試合。

Aヘッドバンガーズvs.フラッシュ・フラナガン、クリス・マイケルズ
  フラナガン、マイケルズの小気味良さが最初は目立っていましたが
 ヘッドバンガーズも後半になると積極的に連携技を見せていきました。
 両者ともに受けに回った時の働きがいまいちでしたがそこそこに楽しめる。
 平均レベル。

BUSタッグ王座戦:PG-13(ch)vs.フルトン、トンプソン
 PG-13のハイエナ的動きは良いが基本的に粗いです。
 フルトン、シンプソンは相手をパートナーにぶつける技が良かったですね。
 しかしPG-13に翻弄されるにはちょっと大きすぎた感あり。
 少し悪い試合。

Cパニッシャーvs.ボブ・アームストロング
 チープな人気者劇。
 ひどい試合。

DSMW王座戦:マーティ・ジャネッティ(ch)vs.アル・スノウ
 じっくり行っているが可能性を浪費していると言いたくなる程
 スケール・ダウンさせ、そして時間を無駄にかけている。
 後半は盛り上がったが時間を延ばすためにステージを下げたりしています。
 良い試合をするよりも決められた時間を守る事を優先した結果、期待を下回りました。
 平均レベル。

ENWA王座戦:ダン・セブン(ch)vs.ボビー・ブレイズ
 セブンががちがちのレスリング&スープレックスを見せます。
 しかし ブレイズが対応できない事から
 わざとらしい攻防、試合を崩す攻防になってしまいました。
 悪い試合。

Fテリー・ゴディ、トミー・リッチvs.ブー・ブラッドリー、モンゴリアン・ストンパー
 まったく能力を使う事なく終了。
 リッチの大げさな受けに笑ったぐらいか。
 悪い試合。

GUSWA王座戦:ビリー・ジャック・ヘイズ(ch)vs.ブラッド・アームストロング
 ヘイズが精悍な体つき通りの強さを見せます。
 ブラッドは良い受けをしているのに
 攻めになると同じような勢いのある物を見せませんね。
 ロシアン・レッグ・スイープでフィニッシュなんて思わなかった。
 平均レベル。

Hアンダーテイカーvs.ユナボム
 これはテイカーvs.ケインの初シングルかもしれませんね。
 ケインが予想以上に健闘してサービスしています。
 しかし試合としては退屈で
 4分間ヘッド・ロックを食らってじっとしている、という意味不明スポットまである。
 ひどい試合。

Iタッグ王座戦:ダーティ・ホワイト・ボーイ、トレイシー・スマサーズ(ch)vs.ヘブンリー・ボディーズ
 孤立には攻め手にも受け手にもタッチという観点が抜け落ちているし、
 タッグ・スポット・シーンにおいてそのスポットを炸裂させる瞬間のタイミングは甘いです。
 そこはNWAのタッグに比べると見劣りしてしまいますね。
 しかしながら自分の得意とする所を最大限に伸ばして試合としては十二分に素晴らしい内容を作り上げました。
 DWBは一部空気を読めてないものの容姿通りの強キャラを演じ、
 スマサーズはNWA経験者として連携技を提供しています。
 そしてボディーズが良かったですね。
 場外の挟み方が上手いために
 序盤でこれでもかとヘタレる事を可能にし、
 またスマサーズを長い事孤立させると
 これでもかとレフェリーの注意を逸らしてヒール・プレイを繰り返しました。
 その物量作戦は見事に成功しています。
 コルネットもセコンドについているので相当ボルテージは上がっていましたよ。
 クライマックスもテーブル葬と
 ボディーズに似つかわしいクロロホルム・フィニッシュという特別なスポットがあって良かったですね。
 ぎりぎり好勝負。

JIC王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.バディ・ランデル
 HBKのスターっぷりとランデルのヘタレっぷりがミックスして良い試合になったようにも見えるし
 HBKとの格の違いからファン・マッチを超える物ではなかったようにも見える。
 いかんせん途中からなので何とも。
 何でこれだけ途中からなんでしょうね。
 WWEがそういう条件を出したのかな。
 試合後スノウ、フリーバーズとHBK、?が乱闘を始めた所で映像は終了。
 
総評
 Superbowlと名づけられているだけあって
 WWE含め豪華な面子が揃っていますね。
 しかし中身には余り結びつかず。
 IはSMWでも屈指の好勝負だと思われるのでタッグ好きならありかな。
 カメラは2階席からで迫力がない上、時々ぶれます。
 まあNWAのように見えないという事はないから良いけど。
 (執筆日:3/13/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Iタッグ王座戦:ヘブンリー・ボディーズvs.DWB、トレイシー・スマサーズ
  トム対DWBで試合開始。
  組むとトムがグラウンド・ヘッド・ロック。
  すぐにDWBがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  トムがロープに脚をかける。
  組むとトムが腕を取る。
  DWBが腕を取り返す。
  トムが腕を取り返し髪を掴んで倒す。
  DWBが飛び起きる。
  トムがDWBの髪を掴んで倒す。
  DWBはすぐに起き上がると殴り倒す。
  組むとトムがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。   
  ロープに走る。
  DWBがカウンターでヒップ・トス。
  クローズライン。
  控えのジミーを殴り落とす。
  ふらついたトムを控えのスマサーズが殴りつける。
  DWBがトムを殴り倒す。
  トムはたまらず場外に転がり出る。
  リングに入ってきたジミーにDWBがクローズライン。
  もう1発。
  ジミーはたまらず場外に転がり出る。
  ジミー、トムは場外で間をおく。  
  トムがリングに戻る。
  組むとトムが自陣に押し込む。
  しかしDWBがトムとジミーを殴りつけていく。
  トムもジミーも何も出来ずにダウンし場外に出る。
  トムがリングに戻る。
  DWBがトムを殴りつけ腕を取る。
  タッチ。
  スマサーズはリングに入ると2人でトムの腕を取り回転させてチョップ。
  仕切りなおし。
  組むと見せかけトムが両脚を取って倒す。
  蹴り飛ばされるも脚を取って倒す。
  蹴り飛ばされるも脚を取って倒す。
  これまた蹴り飛ばされたトムは場外に出る。
  リングに戻る。
  タッチ。
  組むとジミーがスマサーズをコーナーに押し込み殴りかかる。
  スマサーズがガードし殴り飛ばす。
  組むとスマサーズがヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  ジミーが起き上がりロープに振る。
  スマサーズがショルダー・タックル。
  ロープに走りショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ジミーがカウンターでヒップ・トスを狙う。
  スマサーズがヒップ・トスに切り返す。
  更にドロップ・キック。
  ジミーがたまらず場外に出る。
  トムが近寄る。
  場外カウントをカットしてからコルネットと3人で相談。
  リングに戻る。
  組むとスマサーズが腕を取る。
  タッチ。
  2人でジミーをロープに振ると腹にエルボー。
  背中を殴りつけカバー。カウント2。
  腕を取る。
  ジミーがサミング。
  頭部を殴りつけていく。
  タッチ。
  DWBが入ってきたトムにアーム・ドラッグ。
  トムはニーを叩き込むとロープに振ろうとする。
  DWBが振り返そうとするも切れる。
  ここでトムはジミーとタッチする。
  DWBはすぐにトムにニーを叩き込みにいく。
  ロープに振る。
  チョーク・スラムを狙う。
  ジミーがコーナー上から飛びダブル・アックス。
  ロープに振りフライング・バック・エルボー。
  スマサーズを挑発。
  その隙に2人でストンピング。
  トムがノー・タッチで残りチョーク。
  起こすとチョップに蹴り。
  殴りつける。
  コーナーでチョップ。
  殴り合い。
  トムは蹴りで黙らせると自陣コーナーのターン・バックルにぶつけタッチ。
  ジミーがDWBを殴りつける。
  レフェリーの注意をひきつけている隙にトムがDWBにチョーク。
  スマサーズはそれをレフェリーに指摘しようとするがそのせいでトムまでもがDWBの喉に脚を押し付ける結果に。
  トムはタッチすると2人でDWBをロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  DWBが2人にDDT。
  タッチ。
  スマサーズが2人を殴り倒していく。
  ジミーをロープに振りドロップ・キック。
  トムをロープに振りフライング・バック・エルボーで落とす。
  ジミーにボディ・スラム。
  コーナー上へ。
  コルネットがDWBの注意を引いている隙に
  トムがスマサーズの脚を引っ張り体勢を崩す。
  転落したスマサーズを鉄柱にぶつける。
  ジミーがDWBを挑発。
  その隙にトムがスマサーズをリングに戻す。
  ジミーがストンピング。
  体を起こすとスマサーズの頭部に拳を叩き込む。
  殴りつけていく。
  スマサーズは起き上がるもダウン。
  ジミーがDWBを挑発している隙にトムがロープ越しに殴りつける。
  ジミーがスマサーズの頭部にエルボーを打ちおろしていく。
  起き上がったスマサーズの股間にパンチ。
  蹴りをいれ殴りつける。
  コーナーにもたれたスマサーズを殴りつけていく。
  レフェリーが引き離すとコルネットがラケットで腹を突く。
  もう1発。
  DWBが怒って近づくとコルネットは逃げる。
  レフェリーがDWBを戻そうとしている隙にジミーはスマサーズにチョーク。
  ノー・タッチでトムが入りスマサーズの頭部に拳を打ち付けていく。
  コーナーにもたれさせチョップにパンチ。
  チョップ。
  ふらつくスマサーズの喉をセカンド・ロープに押し付ける。
  ブレーン・バスター。
  ロープに走るとニー・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  ジミーの出した脚にぶつける。
  タッチすると2人で蹴り。
  ジミーがボディ・スラム。
  タッチするとトムを持ちあげ落としてレッグ・ドロップを決めさせる。
  トムがカバー。カウント2。
  チン・ロック。
  スマサーズがもがく。
  起き上がるとトムの腹にエルボー。
  殴りつけロープに振ろうとする。
  トムが振り返しスリーパー。
  スマサーズがもがいて後ろに逃れスリーパー。
  トムがバック・ドロップに切り返す。
  ロープに走りエルボー・ドロップへ。
  スマサーズは避けて自爆させるとボディ・プレスへ。
  トムが両膝を立てて迎撃。
  タッチ。
  ジミーがスマサーズにエルボー・ドロップ。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  スマサーズがサンセット・フリップ。
  ジミーはカウント1で返すとスーパー・キック。
  腰を振ってからカバー。カウント2。
  場外に落とす。
  トムがスマサーズを柵に叩きつける。
  DWBが近づくもレフェリーに立ちふさがれる。
  それでも近くに寄ってきたトムを殴り飛ばす。
  レフェリーがDWBを控えに戻していく。
  その隙にジミーがスマサーズを羽交い絞め。
  コルネットが腹にラケット。
  背中にラケット攻撃。
  ジミーはスマサーズをリングに戻すとカバー。
  DWBがカット。
  ジミーはスマサーズにネック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
  15分経過。
  起こしてボディ・スラム。
  首をかっきるポーズをするとムーンサルトへ。
  スマサーズは避けて自爆させる。
  起き上がると飛びついてタッチ。
  DWBはタッチして入ってきたトムを殴りつけていく。
  殴り飛ばす。
  トムをロープに振りショルダー・スルー。
  起き上がったジミーにビッグ・ブーツ。
  2人の髪を掴むと頭部をぶつける。
  スマサーズが入ってくる。
  ジミーをコーナーで殴りつけていく。
  場外に落とす。
  DWBはトムをターン・バックルに何度もぶつけていく。
  スマサーズがリングに入る。
  DWBは際限なくターン・バックルにぶつけていく。
  遂に終わりジミーが大の字でダウン。
  DWBとスマサーズはジミーを起こし場外に落とす。
  テーブルを持ってくる。
  スマサーズが振ってジミーにDWBがショルダー・スルーを決めテーブルの上に落とす。
  テーブルは割れず。
  ならばとスマサーズがジミーにテーブル上でのパイル・ドライバー。
  DWBはリングに戻るとトムにヘッド・バッド。
  ロープに振りショルダー・スルー。
  ヘッド・ロック。
  トムが押し飛ばすとDWBはエプロンに上がっていたジミーと激突。
  トムがDWBに殴りかかる。
  DWBが避けチョーク・スラム。
  ジミーがエプロンでダウンしながらもレフェリーの注意を引いている。
  コルネットがリングに入りDWBにクロロホルムをかがせる。
  ジミーがDWBをカバーし1,2,3!
  ヘブンリー・バディーズが新チャンピオンに!

試合結果

@ブライアン・アームストロングvs.ディーロ・ブラウン
Aヘッドバンガーズvs.フラッシュ・フラナガン、クリス・マイケルズ
BUSタッグ王座戦:PG-13(ch)vs.フルトン、トンプソン
Cパニッシャーvs.ボブ・アームストロング
DSMW王座戦:マーティ・ジャネッティ(ch)vs.アル・スノウ(新チャンピオン!)
ENWA王座戦:ダン・セブン(ch)vs.ボビー・ブレイズ
Fテリー・ゴディ、トミー・リッチvs.ブー・ブラッドリー、モンゴリアン・ストンパー
GUSWA王座戦:ビリー・ジャック・ヘイズ(ch)vs.ブラッド・アームストロング(新チャンピオン!)
Hアンダーテイカーvs.ユナボム
Iタッグ王座戦:ダーティ・ホワイト・ボーイ、トレイシー・スマサーズ(ch)vs.ヘブンリー・ボディーズ(新チャンピオン!)
JIC王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.バディ・ランデル