Kaiju Big Battel:Area 57の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@ヒーロー・インターンvs.コール・ミー・ケヴィン
怪獣プロレスのポテンシャルを最大限に発揮できているのがケヴィンですね。
相変わらずバランスが良くて面白いものを見せてくれている。
インターンのセコンドについているアメリカン・ビートルがでしゃばって
援護というより介入という印象が強かったのがマイナスだが
(そもそもケヴィンはドジっ子怪獣として愛されていますからね)
テンポの良い攻防で楽しめる。
Aケージ・マッチ:スーパー・ロングvs.ゴミマン
以前に比べるとロングは受けてきている気もするが、
相変わらず最弱キャラのようで瞬殺されてました。
Bカンフー・チキン・ヌードルvs.ネオ・テッペン
まずは、かわしあいの攻防で見得を切ります。
カンフーが形状を生かして思い切った受身を取れば、
テッペンは受身ではなく、ふらつくダメージ表現で応じます。
試合の展開に理由付けした王道の構成で
普通のプロレスとして見ても十分評価できる。
最後カンフーが押し切る形となりましたが、もう少しニア・フォール合戦を入れれば激戦でした。
Cケージ・マッチ:スカイ・デビラー、モタ・ナルvs.アメリカン・ビートル、スロー・ファング
モタ・ナル、デビラーは特徴に乏しいファイト。
トルネード形式ということでそんな彼ら4人が1つのリングで戦うのだからもっさりしてしまいました。
特にファングは他との係わり合いが消極的でしたね。
彼は一匹狼的立場とはいえ。
ケージ・マッチの割にはいまいちでした。
D第八蜂vs.DWサイクロトプスIII vs.スーパー・ロング
3人でバックの取り合いなど
3ウェイらしさを意識しているのは良いですが
その中でロングの最弱キャラなどの設定が
まったく無視されているのは如何なものか
ランジュルのスーパー・パウダーを受けるのなら
前半は最弱設定でいっても良かったでしょう。
最後は業を煮やしたランジュルがフォール。
それをレフェリーが認めて3カウント。
それならダウンしているロングを敵にかぶせれば良いのでは。
怪獣ショーとはいえ最後で規律を破るのは個人的に感心しない。
E怪獣王座戦:ドクター・キューブ(ch)vs.海胆坊主
海胆坊主のハイパー・アーマー設定がなくなっている気がしますね。
中の人が代わったというよりかは
ノン・ケージということでバランスを取った結果でしょうか。
比較的バランスの良い攻防で
乱入劇などの演出もくどすぎず、
実際の攻防も見栄えの良いものになっています。
トップ・クラスではないものの王座戦としては合格点を満たしている。
総評
試合集の新作。ケージ・マッチはほとんど収録されていないものの
割かし平均点の高い試合が揃っているので、
他のDVDとのまとめ買いの候補にはなるかな、という感じです。
(執筆日:2/16/13)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ヒーロー・インターンvs.コール・ミー・ケヴィンAケージ・マッチ:スーパー・ロングvs.ゴミマン
Bカンフー・チキン・ヌードルvs.ネオ・テッペン
Cケージ・マッチ:スカイ・デビラー、モタ・ナルvs.アメリカン・ビートル、スロー・ファング
D第八蜂vs.DWサイクロトプスIII vs.スーパー・ロングvs.パワ・ランジュル
E怪獣王座戦:ドクター・キューブ(ch)vs.海胆坊主