JAPW:Unfinished Business 3/28/09の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | JAPW王座戦：ジェイ･リーサル(ch)vs.ダン･マフ |
2枚、約3時間20分です。
①タッグ王座戦：アズリエル、ディクシー(ch)vs.コーヴィス･フィアー、マイク･クエスト
ディクシーの姿がなくアズリエルは一人で防衛しようとするも敵わず王座移動。
②ジェイ･ブリスコvs.グリム･リーファー
ブロディ･リーが乱入してきてノー･コンテスト。
リーサルが救い出そうとする。
ネクロ、リー、ブリスコズがリーサルをリンチ。
メインでリーサルと王座を争うマフがリーサルを救い出す。
③NJステイト王座#1コンテンダーズ･マッチ：アルカディアvs.ダニー･デマント
④ザ･ベスト･アラウンド(ブルース･マクスウェル、TJキャノン)vs.
フェイス･イン･ナッシング(クリスチャン･フェイス、ヴィンセント･ナッシング)
⑤ライト･ヘビー級王座戦：プリンス･ムスタファ･アリ(ch)vs.フリップ･ケンドリック
王座移動。
⑥ネクロ･ブッチャー、ブロディ･リーvs.モンスタ･マック、ハヴォック
ブリスコズが加わって駄目押ししネクロらの勝利。
⑦NJステイト王座戦：エディ･キングストン(ch)vs.バンディードJr.
⑧JAPW王座戦：ジェイ･リーサル(ch)vs.ダン･マフ
2005年にリーサルがマフから王座を奪取。
マフが非道を尽くし、リマッチも決定したのですが
リアルでマフがホミサイドに尽くし裏切り行為を働いたとの事で
マフはJAPW含む団体からブラックリストに入れられ実質的な引退に追い込まれたのでした。
つまり4年ぶりに時が動き出しリマッチという事ですね。
入場してきたリーサルをジェイが襲撃。
マフはどちらに加勢するでもなく傍観。
リーサルがジェイをリングから出すや動いて丸め込み。
これでまさかのカウント3となります。
オフィシャルがまだ試合は始まっていなかったとして王座移動を認めず。
そう決まるやいなやリーサルがトペを敢行。
しかし幻になったとはいえカウント3を取ったマフが
ゆったり余裕を持ちながら試合を進行。
復帰を好意的に受け取っている観客のチャントを
上手く織り込んで試合を運んでいきます。
時を戻そうとするマフに対し、
リーサルもブラック･マチズモ･ギミックを封印し力強く反撃。
リーサルの応援も強く、二度と生まれないであろう独特な雰囲気が漂っています。
その雰囲気に酔いながら正統に試合を構成し、
同時ダウンで終盤を明確に区切ると相対。
観客からLet's goチャントも生まれゾクゾクする瞬間でしたね。
終盤はマフがいつになく丁寧にハイ･インパクトのスポットを提供。
リーサルも感情が見えにくいものの意味深な間の取り方で攻防です。
そして4年前と同じフィニッシャー、ディープ･インパクトで王座防衛。
敢えて同じ形を取る事で止まっていた時が再び動き出した事を印象付けます。
JAPWの歴史に残るドラマチックな一戦。
しかしその余韻に浸る暇もなくネクロ、リー、ブリスコズがリーサルを襲撃。
去ろうとしたマフを呼び戻し襲い掛かります。
マフが反撃するもトレバー･マードックがネクロらに加わりマフをKO。
リーサル、マフを南部アメリカの旗の下に葬りエンドです。
正直マフ、リーサルが握手するシーンとか見たかったですね。
それでもネクロらが乱入してくるなら2人で蹴散らすとか。
試合後のインタビューでネクロらが参加しない
次回大会でのリマッチが決まるんですが、
その試合はネクロらではなくアシッドが乱入してきます。
ここは茶番の次回大会へのストーリーは諦め、感動的に完結させて欲しかった。
そこに不満は残るものの試合は大満足。
ぎりぎり好勝負です。
総評
リーサル、マフを好きな人余りいないと思いますがこの試合は見たほうが良いですよ。
唯一無二の内容ですからね。
(執筆日：1/5/12)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
①タッグ王座戦：アズリエル、ディクシー(ch)vs.コーヴィス･フィアー、マイク･クエスト(新チャンピオン!)②ジェイ･ブリスコvs.グリム･リーファー(ノー･コンテスト)
③NJステイト王座#1コンテンダーズ･マッチ：アルカディアvs.ダニー･デマント
④ザ･ベスト･アラウンド(ブルース･マクスウェル、TJキャノン)vs.フェイス･イン･ナッシング(クリスチャン･フェイス、ヴィンセント･ナッシング)
⑤ライト･ヘビー級王座戦：プリンス･ムスタファ･アリ(ch)vs.フリップ･ケンドリック(新チャンピオン!)
⑥ネクロ･ブッチャー、ブロディ･リーvs.モンスタ･マック、ハヴォック
⑦NJステイト王座戦：エディ･キングストン(ch)vs.バンディードJr.
⑧JAPW王座戦：ジェイ･リーサル(ch)vs.ダン･マフ