IWS:Tenth Anniversary 5/30/09の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚、約2時間45分です。
今回リング・アナウンサーを務める事になるゲストのマイク・パターソンが挨拶。
@キャリアズvs.タイトルズ:アンタッチャブルズ(ch)vs.2.0
尻を丸出しにするようなファン・ムーブから安易に場外に出ると
場外を利用したハードなスポットで激化させます。
それが正しいかはさておきオープニング、キャリア・マッチという相反する両方の条件を見事に満たして見せた内容。
平均より少し上。
Aベテラン・バトル・ロイヤル
ハードコア・ニジャズ、アーセナル、トマシーノから
コミッショナーのジョセフ・フィッツモリス、リングアナのマイク・パターソンまで25人。
明らかに需要のなさそうな選手もいるので
もう少し絞ってロイヤル・ランブル形式にしたら良かったのに。
最後はニンジャズの対決の後フレッド・ラ・マルヴェイユがリングに入ってきて掠め取り。
フレッドが優勝かと思いきや俺を忘れるな、とダミアン登場。
ポーリーをシバキ倒してダミアンが優勝です。
悪い試合。
Bカナディアン王座戦:シェイン・ホーク(ch)vs.ツイギー
2人とも動けているので彼らが悪い、とは言わないが
小粒で、かといって凄いムーブをする訳でもない両者の普通の攻防には観客も静まりがち。
人気者のツイギーが王座を取って盛り上げるために組んだのかと思いきや普通にホークが防衛してるし・・・。
悪い試合。
CMMAマッチ:マックス・フューリーvs.エクセス
茶番になるかと思いきや思った以上に2人は真剣。
グラウンドの攻防は当然のこと、テイク・ダウンでグラウンドに引きずり込んだり、
打撃で削り、隙を作ったりと演出するMMAを行っている。
ただBoringチャントが起きたのも仕方ない内容ではある。
悪くない試合。
DIWS王座戦:ビーフ・ウェリントン(ch)vs.フランキー・ザ・モブスターvs.セクシー・エディ
ビーフは口でそそのかして操る知的ヒール・キャラ。
正直実力は不足しているだけにこういう直接手を合わせない形を取るのは良いアイディアですね。
ビーフのキャラを存分に使ってストーリー重視で展開、
後半はホッチキス、有刺鉄線付き角材、ゴミ箱を軽めに使って補佐しました。
まあまあ良い試合。
Eグラッジ・マッチ:ケビン・ナッシュvs.PCO
PCOの重量感溢れる肉体は素晴らしい。
40歳とは思えぬ力強さがあります。
これなら迫力ある肉弾戦ができたように思いますが
ぶつかり合いとはとても言えぬ手抜き構成。
フィニッシュも弱い。
悪い試合です。
F10ステージ・オブ・ヘル:PCPクレイジー・ファッキン・マニーvs.グリーン・ファントム
途中良く分からないカバー無効の展開がありましたが
基本10種の凶器が使われる形式という認識で良いと思います。
試合はPCPが年で受けがファントムに偏る中、
当たり所が悪かったか、ファントムの動きがいきなり鈍りましたね。
更に凶器の種類が多すぎた事もあって
見る方が感じている以上に2人にダメージが蓄積していきました。
しかしまずまずの内容。
終盤のバルコニーから火炎テーブルへのDDT、
爆破テーブルのインパクトでメインとしての満足感にまで高めました。
まあまあ良い試合。
10年間をまとめたミュージック・ビデオを収録。
総評。
10周年という事でお祭りとしてまとめていると見せかけて
実は普通に勝負してこの程度になったような印象を受ける。
悪くは無い大会だが熱狂も無く・・・。
(執筆日:3/3/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@キャリアズvs.タイトルズ:アンタッチャブルズ(ch)vs.2.0Aベテラン・バトル・ロイヤル(勝者:ダミアン)
Bカナディアン王座戦:シェイン・ホーク(ch)vs.ツイギー
CMMAマッチ:マックス・フューリーvs.エクセス
DIWS王座戦:ビーフ・ウェリントン(ch)vs.フランキー・ザ・モブスターvs.セクシー・エディ
Eグラッジ・マッチ:ケビン・ナッシュvs.PCO
F10ステージ・オブ・ヘル:PCPクレイジー・ファッキン・マニーvs.グリーン・ファントム