TOPアメリカン・プロレス注目インディー →IWS:Blood,Sweat and Beers 9/22/07

IWS:Blood,Sweat and Beers 9/22/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

3枚組み時間3時間40分です。
試合の合間にチャプター割をしているのは意味不明。

Bloodstreamという予告・インタビュー付き。

リング叩きで盛り上がりながら開幕。

@タッグ王座戦:2.0(ch)vs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
 まずはオープニングという事で
 タッグ要素をふんだんに使い
 場外ダイブやハードな技で派手な奴を軽めに。
 まあまあ良い試合。

Aダミアンvs.ルフィスト
 ダミアンが手加減無しのハード・ヒッティングを見せて
 (腕へのダイビング・ダブル・ストンプとか)
 凶器無しのデス・マッチみたいな感じになり
 ルフィストの魅力が存分に発揮されました。
 只ルフィストはどうしても凶器無しだと
 決め手にかけるのが難かな。
 まあ復帰戦でこれだけの物ができれば十分合格点。
 好勝負に少し届かず。

B4コーナー・マッチ:SLI2007vs.ジャスティン・ホワイト、トマシーノvs.ツイギー、?
 細部では粗が目立ちますが
 多人数マッチにもかかわらず各自、自分の色合いを発揮できていたのが好印象。
 ファン・マッチ系とはいえ終盤があっけないので後2,3分欲しかったかな。
 平均より少し上。

Cグリーン・ファントムvs.セクシー・エディ
 テーブルや椅子を1スポットに取り入れていますが
 試合としては特別見るものは無く平均レベル。
 それよりもIWSというアンダーグラウンドな場とはいえ
 試合前のいつもの儀式で女子マネの胸をさらしており
 一線を越えてはエディの色物化が進むのではないかと危惧するばかり。

Dケビン・スティーンvs.ジェイ・ブリスコ
 元々は絶賛抗争中のブリスコズvs.スティーン、ジェネリコだったのだがマークの怪我でシングルに。
 試合の方はハードな打撃の打ち合いに気を取られて
 定型を踏んでおらず粗いですが
 そのハードさを最後まで続け
 終盤は両セコンドの乱入を皮切りに椅子を使った攻防を。
 好勝負には届かないものの中々良い試合。

Eカナディアン王座戦、ラダー・マッチ:マックス・ボイエー(ch)vs.エクセスvs.ジェームスKvs.キッド・カミカゼ
 最初の入れ替わりの展開といい各所スポットといい
 ボイエーとエクセスの抗争を軸に4人である事を上手く使った試合に。
 スポット・フェストに走らなかったのも偉い。
 只最後まで安定したレベルだったのに
 フィニッシュが余りにもあっけなさすぎる。
 ラダー・マッチのフィニッシュはそうなりがちとはいえこれは・・・。
 好勝負にはわずかに届かず。
  
FPCO、ブリック・クロウフォード、ジェイク・マシューズvs.チーム3D、フランキー・ザ・モブスター
 試合開始前にテーブル・マッチに変更とアナウンスされましたが・・・
 テーブルが1回出るだけなら3Dのいつもの試合ではないか、と突っ込みたい。
 ダンスしたり試合後テーブル・プレゼントしたりと観客へのサービスは一流なのだけれども
 試合自体にかつての輝きは無く・・・
 少し悪い試合。
 試合後PCOが負けたのをマシューズのせいにしPCPとも乱闘。
 
GIWS 王座戦:ヴァイキング(ch)vs.PCP クレイジー・ファッキン・マニー
 PCPは確か元WWEでケベサーズのジーン・ピレー・ラフィットだったはず。
 ともかく10年前な事なのでレスラーからは離れ気味のはず。
 そのためかデス・マッチ風味に。
 といってもヴァイキングの試合はいつもこんな感じか。
 前置きが長くなったが試合自体は
 柵を外して凶器として使ったり
 蛍光灯、バルコニーからテーブルへのダイブ、
 火炎有刺鉄線角材が出てきて良い内容。
 しかし結末には良くも悪くも今後に不安を抱かせます。
 まあまあ良い試合でした。
  
総評。
 定番の大大会らしく
 ルフィスト復帰や大物ゲストの参戦、
 ストーリー上重要な出来事が起こったりと
 かなり見所の多い大会でした。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Aダミアンvs.ルフィスト
  ルフィストが握手を求める。
  応じてきたダミアンになめるんじゃないよと張り手。
  ダミアンはコーナーに押し込むとヘッド・バッドに前腕を叩きつけ、
  本気でやってやるよと挨拶。
  フォア・アームズを打ち合う。
  ルフィストがショルダー・タックルを決めるも利いていない。
  ならばとヘッド・シザースから頭部を蹴り飛ばし
  クレイドル・スープレックス。
  続けてノーザンライト。カウント2。
  コーナーのダミアンに突進。
  ダミアンは避けて鉄柱に激突させると
  セカンド・ロープの上に横たわらせダイビング・ダブル・ニー・ストンプ。
  フォア・アームズを叩き込んで行きコーナーにうずくまるルフィストにダブル・ストンプ。
  場外の椅子に座らせるとエプロンからダブル・ニー・ストライク。
  ルフィストが反撃。
  シャツをめくってチョップ。フォア・アームズ。
  柵にぶつけてリングに戻す。
  ミチノク・ドライバーからセントーンでカバー。カウント2。  
  サブミッションで攻める。
  チョップ・パンチ・コンボへ。
  ダミアンが倍返しにしてダブル・ニー・ストライク。
  崩れ落ちた所でもう1発。
  フェイス・ウォッシュへ。
  ルフィストは避けると裏拳にフォア・アームズ。
  崩れ落ちた所でフェイス・ウォッシュへ。
  ダミアンが避ける。
  両者相対して顔面へのストレート・パンチを打ち合う!
  ダミアンが避けてストレート・パンチ!
  ダウンしたルフィストの腕にダイビング・ダブル・ストンプ!
  カバーするもカウントは2!
  フェイス・ウォッシュに顔面へのドロップ・キックを決めカバー。カウントは2。
  レフェリーに文句を言う。
  ルフィストがその隙に回復してスパイシー・ドロップ。
  カバーするもカウントは2。
  ニー・ストライクからフェイス・ウォッシュを決める。
  カバーするもカウントは2。
  エメラルド・フロージョンもカウント2。
  もう1発狙う。
  ダミアンは後ろに逃れるとチョップで倒しダイビング・ダブル・ニー・ストンプ!
  カバーし1,2,3!     
  ダミアンの勝利!
  ダミアンが握手を求める。
  ルフィストも応じる

試合結果

@タッグ王座戦:2.0(ch)vs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ(新チャンピオン!)
Aダミアンvs.ルフィスト
B4コーナー・マッチ:SLI2007vs.ジャスティン・ホワイト、トマシーノvs.ツイギー、ヴァネッサ・クレイヴン
Cグリーン・ファントムvs.セクシー・エディ
Dケビン・スティーンvs.ジェイ・ブリスコ
Eカナディアン王座戦、ラダー・マッチ:マックス・ボイエー(ch)vs.エクセスvs.ジェームスKvs.キッド・カミカゼ
FPCO、ブリック・クロウフォード、ジェイク・マシューズvs.チーム3D、フランキー・ザ・モブスター
GIWS王座戦:ヴァイキング(ch)vs.PCP クレイジー・ファッキン・マニー(新チャンピオン!)