TOPアメリカン・プロレス注目インディー →IWS:Summer Slaughter 7/14/07

IWS:Summer Slaughter 7/14/07の分析


名勝負 なし
好勝負 ケビン・スティーンvs.ダミアン

2枚組み時間2時間15分
試合の合間にチャプター割をしているのは意味不明。

@(レフェリー:アバブ・アベレージ)グリーン・ファントム、セクシー・エディvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
 今夜のエディは2人相手に儀式をして盛り上げます。
 試合の方は完全にファントムが圧倒。
 俺にも攻めさせろよとエディが出てきた所から
 SSブラザーズが反撃を、という内容。
 SSブラザーズは下手で段取り悪く悪い試合に。
 SPレフェリーの意味も結局なし。
 
Aカナディアン王座戦:マックス・ボイエー(ch)vs.キッド・カミカゼ
 こちらはレスリングができるので面白い。
 カミカゼが腕攻めで支配するという内容。
 ボイエーが腕を使わない攻めで反撃できるともっと良くなるのだが。
 また試合時間が短い。
 できない人ならまだしも、できるんだから・・・。
 まあまあ良い試合。 

Bタッグ王座戦:ハードコア・ニンジャズ(ch)vs.2.0
 ニンジャズのスピード感ある攻めも良いし
 2.0も決して悪いタッグではないんですけど
 王座戦なんだからもう少しじっくりやっても良いと思うのですけれど。
 平均より少し上。

Cエリミネーション・マッチ:ツイギーvs.ジェームスKvs.ジャスティン・ホワイトvs.ダン・パイザン
 4ウェイ・ムーブから場外を挟むと
 後は各自ダウンするなり休むなりして
 リングでは常に1対1という図。
 平均より少し上。

DSLI2007vs.エクセス、トマシーノ
 まずはSLIのフレッドが
 ハイ・テンションでマイクを持ちながら戦って笑いを誘います。
 その後は体格、実力で劣るSLIが
 ヒール相手に独特の緩い感じで対抗していく。
 余り長くないので、もう少しスムーズにやって
 欲しかったがやっている事は悪くない。
 平均より少し上。

Eケビン・スティーンvs.ダミアン
 前回の試合は 05年のマッチ・オブ・イヤーだったそうで期待が高まります。
 まずはダミアンの入場に魅了される。
 格好良いですね。
 最初こそレスリングでしたが
 スティーンがダミアンを場外に投げ捨てると
 そこからはハード・ヒッティング一色。
 顔面へのダイビング・ダブル・ストンプなんて
 滅茶苦茶な技まで出すんだから唖然。
 余りに偏執狂的な内容ですが
 この壮絶な内容にはリング叩きも復活し
 マッチ・オブ・ザ・イヤーコールも起こりました。
 これは文句なしに好勝負。
  
FIWS王座戦:ヴァイキング(ch)vs.ジェイク・マシューズ
 体格差に対しヴァイキングが凶器を持ち込んで対抗。
 裸足で画鋲スポットを志願したり
 中々の乱戦模様で良かった物の
 メインにしては別段長くなく、
 しかもフィニッシュは乱入のノー・コンテスト。
 まあまあ良い試合。

総評。
 質はある程度ながら
 どれももっと良くできるのに、という印象を抱きやや不満が残る。
 一応リング叩き復活の兆しは見えたが
 往年の狂乱振りはどこへやらで寂しい限り。
 しかしスティーンvs.ダミアンの数え歌は
 中々の熱戦ですのでこの試合に興味があれば手に入れてみては。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Eケビン・スティーンvs.ダミアン
  ダミアンが殴ろうとするもスティーンが腕を掴んで
  レスリングだろと言わんばかりに離す。
  挑発しながらレスリング。
  すぐにフォア・アームズの打ち合いに。
  ダミアンが脚を取る。
  ヘッド・ロックに。
  スティーンは中々外せなかったが
  最後は力技で場外に投げ捨てる。
  打撃を打ち込んで行き邪魔な奴にスーパー・キック。
  ダミアンをリングに戻す。
  ダミアンがすぐに起き上がりトペ・スイシーダ。
  スティーンをエプロンによこたわらせるとダイビング・ダブル・ストンプを狙う。
  避けられるも、すぐにエプロンから飛んでダブル・ニー・ストンプ。
  リングに戻す。
  リング叩きが始まる。
  コーナーに座り込んだスティーンの頭部にダブル・ストンプ。
  コーナー上へ。
  スティーンはダミアンの体勢を崩しスーパープレックスを狙う。
  ダミアンがスティーンを殴り落としダイビング・クロス・ボディへ。
  スティーンが受け止めエリアル・クラッシュ。カウント2。
  ダミアンにチョップ、パンチを連発し突進。
  避けられ鉄柱に激突。
  ダミアンが頭部に蹴りを入れまくりロープに走る。
  スティーンがビッグ・ブーツからフルネルソン・スープレックスを狙う。
  防がれるもバック・ドロップ。
  両者ダウン。
  ダミアンがクローズラインで両者場外へ転落。
  椅子を投げ合い張り手の打ち合い。
  ダミアンが振り返しスティーンを鉄柱に。
  スティーンを椅子に座らせるとダブル・ニー・アタック。
  リングに戻し自信も戻ろうとする。
  そこにスティーンが延髄切りを決めリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ダミアンはニーを入れて防ぐとダイビング・ダブル・ストンプ。
  場外の椅子に寝かせるとダイビング・ダブル・ストンプ。
  リングに戻し顔面へのダイビング・ダブル・ストンプ。
  コーナー上へ。
  スティーンがダミアンの体勢を崩しマッスル・バスター。
  フロッグ・スプラッシュへ。
  ダミアンが膝を立てて防ぎダイビング・ダブル・ニー・ストンプ。
  カバーするもカウント2。
  バック・ドロップを狙う。
  スティーンは防ぐとパッケージ・パイル・ドライバーを狙う!
  ダミアンは後ろに逃れるとバック・ドロップ・ドライバー。
  コーナーに座り込んだスティーンにダブル・ニー・ストライク。
  フェイス・ウォッシュ2発に顔面へのドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  コーナーのスティーンに連続攻撃を叩き込んでいく。
  スティーンがダブル・ニー・ストライクを受け止めるとコーナーへのスティナライザー!
  カバーするもカウントは2。
  ならばとパッケージ・パイル・ドライバーで1,2,3!
  スティーンが握手を求める。
  観客からはMatch of the Year。
  ダミアンも応じる。

試合結果

@(レフェリー:アバブ・アベレージ)グリーン・ファントム、セクシー・エディvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
Aカナディアン王座戦:マックス・ボイエー(ch)vs.キッド・カミカゼ
Bタッグ王座戦:ハードコア・ニンジャズ(ch)vs.2.0(新チャンピオン!)
Cエリミネーション・マッチ:ツイギーvs.ジェームスKvs.ジャスティン・ホワイトvs.ダン・パイザン
DSLI2007 vs.エクセス、トマシーノ
Eケビン・スティーンvs.ダミアン
FIWS 王座戦:ヴァイキング(ch)vs.ジェイク・マシューズ(ノー・コンテスト)