TOPアメリカン・プロレス注目インディー →ICW:Super Show 3/4/11

ICW:Super Show 3/4/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間45分です。

@4コーナー・マッチ:デヴォン・ムーアvs.ジョシュ・ダニエルズvs.バンディードJr vs.ジョーイ・ジャネラvs.ピンキー・サンチェスvs.セイビアン
 スポット・フェストかと思いきや意外にレスラーのキャラを出しています。
 問題はその中核にセットされたのが他と違って能力が著しく劣るジョーイだという事。
 知名度のある選手を呼んでここまで活躍する場面を与えないなんてお金の無駄遣いというものです。
 これなら普通にスポット・フェストの方が面白くなったのでは。
 少し悪い試合。

AロビーR vs.マキシマス・セックス・パワー
 MSPは腹タプタプのおじさん。
 彼よりましな観客が何人もいそうです。
 話にならない内容でひどい試合。

Bダーティ・ロッテン・スカンドレルスvs.サウス・サイド・プレイヤズ・クラブ
 DRSは典型的なヒール・ワークを粗雑に、
 SSPCは印象的に動こうとしているも一部だけでこちらも雑です。
 最後はチープ・フィニッシュ。
 ひどい試合。

Cダン・マフvs.ダニー・デマント
 マフは相変わらず太っているのに機動力があるけれども
 デマントは前よりも太ったせいで動きが落ちている。
 そのせいで序盤のマフのトペを受けきれずに、
 上で跳ねさせて観客席に落下させていましたね。
 このミスに対し、相手を気遣うのは当然だけど
 ヒールなのだからそれを表に出してはいけません。
 露骨に動揺していてヒールとしては見れなくなっていました。
 その後の試合もマフは余裕の残るファイトで、
 一方のデマントはHBKのSorry、I love youをパクるなど
 言葉で観客を反応させたり危険な技を打ってでしか盛り上げられていない。
 悪くない試合。  

Dタッグ王座戦、4コーナー・マッチ:ヘヴン&ヘル(アズリエル、グリム・リーファー)(ch)vs.ナナ・コープ(パパドン、エグゼヴィアー)vs.ブロッド・タイズ(リッキー・レイヤース、ジョエル・マキシモ)
 そこまでスピードで飛ばせない4コーナー・マッチの中で
 着実に仕事を重ね、タッチも適切ながら後半に見せ場を生み出せず。
 レイヤースの孤立シーンはいまいちで、終盤はかなりレベルの低い只の打ち合いでした。
 また懐かしいエグゼヴィアーですが試合勘が衰えてましたね。
 少し悪い試合。

 試合後ナナ・コープスとブロッド・タイズが乱闘。
 ナナがやられそうになるもでかい黒人が現れ逆転します。
 この黒人、ビッグ・ブーツの際足がまるで上がっていない上に相手にちゃんと当たってなくて・・・。

Eエディ・キングストンvs.ジョン・モクスリー
 エディは一極攻めや総力戦をやらせると良い試合をするのだけど
 モクスリーのようなキャラに合わせて一進一退はいまいちなんだよねぇ。
 基本的な攻防でのミスもあり低調な内容。
 少し悪い試合。
 
FFBI(リトル・グイドー、トニー・ママルーク)vs.ホミサイド、マキシマス・セックス・パワー
 ホミサイドが俺一人で十分だが形だけ、といって無理やりつれてきたのはMSP・・・。
 ホミサイドがそんな態度な物だから
 ホミサイドがFBIと向き合うと連携力があるはずのFBIがやたら誤爆するなんていう攻防。
 中盤は当然MSPが孤立ですが、退屈なものになります。
 終盤も位置づけは変わらずホミサイドと雑魚3人という内容。
 悪い試合です。

Gアメージング・レッドvs.ロウ・キー
 ICW最高の数え歌が再び・・・ですが
 観客からチャントがおきると2人でポーズをとったりと同窓会ムードです。
 敢えて定番のかわし合いを行わず、アクションを区切って焦らした後で
 ようやくこの2人を代表するかわしあいが行われ、本当のスタート。
 しかし精度は落ちているので00年代前半の緊迫感は生まれず。
 またロウ・キーに怖さ、MMAスタイルへの拘りがなくなったせいでレッドをそんなに追い込まないんですよね。
 そんな状況ではレッドも負傷前の状態に立ち返るインセンティブを失い、
 ただ長ったらしいだけで爆発的な盛り上がりや試合への移入感を覚える事はない。
 確かに全盛期は過ぎているのだけど一部の試合を見ているとどちらもまだまだいけるはずで
 このカードなら両者が完全にとまでは言わないものの輝きを取り戻すと信じていたのだけどなぁ。
 テンポの悪い中決まった最後のネック・ロック・フィニッシュは今年一番盛り上がらなかったフィニッシュかもしれない。
 29分の試合。
 平均レベルです。

総評
 同日に更新したデイビーvs.ロウ・キーと同じく失敗に終わる。
 しかしこちらは同団体で00年代初期に凄い試合を見せてくれたカードですから
 試合を組んだ事に責任ではなく意義が生まれている。 
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:9/1/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@4コーナー・マッチ:デヴォン・ムーアvs.ジョシュ・ダニエルズvs.バンディードJr vs.ジョーイ・ジャネラvs.ピンキー・サンチェスvs.セイビアン
AロビーR vs.マキシマス・セックス・パワー
Bダーティ・ロッテン・スカンドレルスvs.サウス・サイド・プレイヤズ・クラブ
Cダン・マフvs.ダニー・デマント
Dタッグ王座戦、4コーナー・マッチ:ヘヴン&ヘル(アズリエル、グリム・リーファー)(ch)vs.ナナ・コープ(パパドン、エグゼヴィアー)vs.ブロッド・タイズ(リッキー・レイヤース、ジョエル・マキシモ)
Eエディ・キングストンvs.ジョン・モクスリー
FFBI(リトル・グイドー、トニー・ママルーク)vs.ホミサイド、マキシマス・セックス・パワー
Gアメージング・レッドvs.ロウ・キー