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FIP:Melbourne Meltdown 5/26/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

総時間約2時間25分です。

DPアソシエイトが今夜FIP王座を奪うとアピール。
ストロングが現れ逃げ遅れたビーズリーを蹴り飛ばしアピール。

@ジェリル・クラークvs.ダミエン・ウェイン
 ウェインをビッグ・マンとして扱ったのは正解。
 只ダミエンが”動ける長身”をアピールしていてパワー技が余りないんですね。
 そのために中盤以降を押し切れなかった形となりました。
 少し悪い試合。 

Aフロリダ・ヘリテイジ王座戦:エリック・スティーブンス(ch)vs.ダニー・ダニエルズ
 ダニエルズが力の差から劣勢になるも腕攻めで盛り返す。
 しっかり出来ていましたね。
 只終盤ダニーは攻め手に欠けましたね。
 これなら腕攻めを引っ張っても良かった。
 平均レベル。
 試合後ウェインが挑戦を表明。

Bショーン・ウォルトマンvs.ケニー・キング
 ウォルトマンはブロンコ・バスターとXファクターしかやってない気がする。
 ケニーが動いて短いゲスト・マッチを作りました。
 少し悪い試合。
 試合後YRRがウォルトマンをリンチしているとHE、マディソンが救出に駆けつける。
 ウォルトマンの提案により6マン・タッグを行う事に。

Cチェイスン・ランス、ケニー・キング、サル・リナウロvs.ハートブレイク・エクスプレス、スティーブ・マディソン
 YRRがHEのやられ役に徹して
 これで終わるかと思いきやそこからYRRによる孤立が始まると・・・。
 HE入れてこんな長々とやらないでよ、と。
 最後は反則フィニッシュだし。
 悪い試合。 

Dリッキー・ベガvs.マスクド・フィッパー#15
 CZWで言うところのタオル・ボーイを思わせるフィッパーをスカッシュ。
 でもスカッシュする方のベガもジョバーになったっておかしくない。
 ひどい試合。

EFIP王座戦:ロデリック・ストロング(ch)vs.ジミー・レイブ
 レイブのDPアソシエイトを従えるヒールとしてのコントロールと
 ストロングの苛烈なチョップ等に対しての逃げ。
 この同居が良い感じに攻防の移ろいを生み出しました。
 只20分もじっくりとやってきたのに
 ストロングが十分に反撃しないままレイブのチープ・フィニッシュ
 →デリリウスがレフェリーに指摘し再開→ストロングが瞬殺という
 勿体無い終わり方をしたのはがっかりしました。
 平均的な良試合。
 パラザックがデリリウスに復讐すべくネクロを呼び込み次の試合へ。

Fネクロ・ブッチャーvs.デリリウス
 ネクロが気持ちの良い暴れっぷりを見せます。
 デリリウスもネクロに合わせてインパクトを残しましたね。
 しかし途中から気づいたのですがこれって試合じゃないんですね。
 それなら終盤リングで凶器なしの攻防にする必要はなかったような・・・。
 まあまあ良い試合。 

Gタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.タイラー・ブラック、マレク・ブレイブ
 乱戦からいきなりダイブに持っていくと
 アップ・テンポな打ち合いで盛り上げます。
 孤立2回で終盤になるかと思いきや
 テンポを落としてターン数も稼げてますね。
 只終盤もうひとつ頑張って欲しかった。
 マレクが最後にタッチしてからずっとダウンしていたりと
 終盤の組み立てが余りできていない。
 一番の見せ場スプリングボード式ドゥームス・デイ・デバイス(S式DDD)を切り返すスポットも崩れました。
 このせいでブリスコズがフィニッシャーをS式DDDからS式DDブルドッグに変更したんじゃないですか。
 平均的な良試合。

総評
 一般的なFIPの大会はこれぐらいのレベルでしょう。
 (執筆日:5/3/09)。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジェリル・クラークvs.ダミエン・ウェイン
Aフロリダ・ヘリテイジ王座戦:エリック・スティーブンス(ch)vs.ダニー・ダニエルズ
Bショーン・ウォルトマンvs.ケニー・キング
Cチェイスン・ランス、ケニー・キング、サル・リナウロvs.ハートブレイク・エクスプレス、スティーブ・マディソン(DQ)
Dリッキー・ベガvs.マスクド・フィッパー#15
EFIP王座戦:ロデリック・ストロング(ch)vs.ジミー・レイブ
Fネクロ・ブッチャーvs.デリリウス
Gタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.タイラー・ブラック、マレク・ブレイブ