TOPアメリカン・プロレス注目インディー →FIP:Unfinished Business 1/13/07

FIP:Unfinished Business 1/13/07の分析


名勝負 なし
好勝負 ドッグ・カラー・マッチ:エリック・スティーブンス対スティーブ・マディソン

総時間約2時間50分です。

@ ラリー・スウィニー対クラウディオ・カスタニョーリ
 まずは分かりやすいベビー対ヒール対決。
 フィニッシュが弱い物の盛り上げました。
 少し悪い試合。
 
Aアリソン・デンジャー、サラ・デル・レイ対ダフニー、タリア・マディソン
 内容的には見れたが、やはり実力差がある。
 悪い試合。
 
Bハートブレイク・エクスプレス、ペレ・プリモー対ハート・スロブス、シマ・ザイオン
 この中ではスロブスも光る。
 少し悪い試合。

Cジャック・エヴァンス対グラン・アクマ
 ぎこちなくムーブだけの試合という印象も受けるが
 スタイルは相性良いし面白いムーブも見られるので
 まあまあ良い試合に。

Dジミー・レイブ対ジミー・ジェイコブス
 レイブがヒール・プレイで支配する内容なんですが
 レイブがとにかくつまらないという体たらく。
 少し悪い。
 
EFIP王座戦:ロデリック・ストロング(ch)対ブレント・オルブライト
 ストロングが必死に攻め
 オルブライトの体格、柔軟性、パワーを上手くセールしました。
 中々良い試合でした。
 
F4コーナー・マッチ:シンゴ、シェイン・ハガドーン対ブラック・マーケット対ケニー・キング、チェイスン・ランス
 ブラック・マーケットを中心に据えた試合。
 少し悪い。

GTLCマッチ:サル・リナウロ対セス・ディレイ
 セスはヒーローのIWA版の曲で登場。
 最初はセスが凶器を持つとサルが逃げたりと
 すぐに凶器に走らないのはよろしい。
 控えめな使い方から
 ビッグ・スポットへと持って行き
 単なるスポット・フェストにしないのは
 やはりこの2人がスティーブンスに次ぐ
 実力を持つオリジナルFIPレスラーである証拠。
 しかし体を張った末のフィニッシュがあれなのは勿体ない。
 サプライズではあるんだけれども。
 中々良い試合。

Hドッグ・カラー・マッチ:エリック・スティーブンス対スティーブ・マディソン
 ドッグ・カラー・マッチの正統を突き進んだ好勝負に。
 前半は技らしい技も出さず
 殴る、蹴るに鎖ムーブだけで試合を構築。
 敢えて1回もカバーにいかなかったのも上手いし
 マディソンが守れば逃げ腰に、攻めれば強気っていうのも良かった。
 両者、特にスティーブンスが大流血をしてみせ後半へ。
 前半のおかげで1発1発の技が
 凄く活きて最終決着戦にふさわしい死闘に。
 只消耗が激しい事を表現したかったのだろうが
 返しがリバース・スープレックスばっかりだったのは少しマイナス。
 上記のためこれもまた目立ってしまった。
 他の同レベル試合と比べると地味ではあるが
 文句なしに好勝負。

総評
 E、G、Hと
 良い試合が揃っているので
 FIPに興味があれば候補に入ってくる。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Hドッグ・カラー・マッチ:エリック・スティーブンス対スティーブ・マディソン
  スティーブンスは既に鎖をつけ待ち受けているが
  マディソンは中々リングに上がろうとせず上がっても鎖をつけるのを渋る。
  ようやく装着し試合開始。
  スティーブンスは鎖を掴んでマディソンを逃がさない。
  場外に逃れたマディソンをリングに戻すと
  鎖で脚を引っかけ倒すとマウント・ポジションで殴る。
  マディソンも体勢を入れ換え殴る。
  マディソンが場外へ。
  追ってきた所でリングに戻りエプロンのスティーブンスに蹴りを入れる。
  スティーブンスは鎖で締め上げマディソンを場外に出す。
  リングに戻る。
  逃げようとするマディソンに鎖を使ってのロー・ブロー。
  鎖を掴んで投げる。
  逃げようと入場口へ向かうマディソンを鎖を引っ張って倒す。
  マディソンが殴り引っ掻く。
  スティーブンスを鉄柱にぶつける。
  カメラ・マンを盾にしてから柵にもぶつける。
  鎖を拳に巻き付けて殴りつけていく。
  スティーブンスは激しく流血!
  リングに戻し鎖で締め上げる。
  鎖を巻いてボディ・スラム。
  セカンド・ロープ上から拳を落とそうとする。
  スティーブンスは迎撃すると拳に鎖を巻いて殴りつける。
  マディソンもまた激しく流血!
  マディソンがカウンターでショルダー・スルーを入れスティーブンスを落とす。
  しかし鎖でつながっているので自身も落下。
  それでも先に起きあがりスティーブンスにパイル・ドライバーを狙う。
  スティーブンスがリバース・スープレックスに返す。
  マディソンに鎖を叩きつける。
  マディソンはリングに戻ると鎖を引いてスティーブンスをロープにぶつける。
  噛みつき、殴り、拳を叩きつけていく。
  スティーブンスが気合いで耐え殴り返しショルダー・スルー。
  マディソンもここで主導権を渡してなる物かと
  鎖を叩き込みエース・クラッシャー。
  そして鎖付きアックス・ボンバー。
  カバーするもカウントは2。
  エプロンでパイル・ドライバーを狙う。
  スティーブンスはリバース・スープレックスに返してリングに入れると
  ダイビング・エルボー・ドロップへ。
  マディソンは避けるとパイル・ドライバー!
  カバーするもカウントは2!
  ならばと椅子を持ってくる。
  そして椅子の上へのパイル・ドライバーを狙う!
  スティーブンスは避けるとリバース・スープレックスに返し
  椅子の上へのドクター・ボム!
  腕に鎖を巻いてラリアットと続け1,2,3!
  スティーブンスの勝利!

試合結果

@ハートブレイク・エクスプレスvs.レット・タイタス、アレックス・ペイン(DQ)
Aカナディアン・クルーガーvs.ジェイク・マニング
Bブラック・マーケットvs.ビノ・ガンビーノ、ジャック・マンレイ
Cサル・リナウロvs.エリック・スティーブンス
Dケニー・キングvs.ジェリル・クラーク
Eセス・ディレイvs.チェイスン・ランス
Fイリミネーション・マッチ:ロデリック・ストロング、ブリスコ・ブラザーズ、エリック・スティーブンス、ペレ・プリモーvs.ブライアン・ダニエルソン、Shingo、シェイン・ハガドーン、デイビー・リチャーズ、スティーブ・マディソン