IWA EC:Masters of Pain 11/7/09の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約1時間50分です。
@1回戦、ケージ・オブ・ヘル:WHACKSvs.マッド・マン・ポンド
2面に角材を立てて蛍光灯を設置、一面に有刺鉄線ネットを配置した形式。
WHACKSはもう素人という肩書きが通用しない上に
ブランクから動きが悪くなっているのでインパクトに欠けます。
形式も締めにくく結局STOPの看板攻撃でフィニッシュです。
少し悪い試合。
A1回戦、ペインズ・オブ・グラス:ドレイク・ヤンガーvs.スプリーム
スプリームは完全に名前だけ。
何も伴わないグラス割りX3でした。
精神的にも肉体的にも意識が足りない。
悪い試合。
B1回戦、バッド・オブ・ネイルズ&ネイル・ストリップス:ダニー・ハボックvs.サミ・カリハン
釘ボードと、2面ロープに釘つき棒が設置されている形式。
題目が多用できない性質に対し場外乱闘を取り入れるなどして対応していたが
地味で絵にならない事に関しては煮え切らないまま。
通常形式もやっている選手なので悪い試合ではないけど。
平均レベル。
C1回戦、スカフォーズ&テーブルズ:宮本裕向vs.デヴォン・ムーア
宮本+この形式で期待が込められているのでしょうね。
しかしテーブルはスカフォードとセットで計3発、他はホッチキスのみ。
ムーアの力では通常試合部分で十分な働きを挙げられないし
スポットとの格差が大きすぎる。
ついでに言うとフィニッシュのホッチキスでテーブル上から動けなくするのもリアリティがなく微妙。
スカフォードは決勝に取っておけなかったかなぁ。
平均レベル。
D準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ドレイク・ヤンガーvs.マッド・マン・ポンド
女性観客の胸に叩きつけたりとポンドのファン・マッチ的デス・マッチ。
ちょっとぬるい内容。
最後は蛍光灯扇風機でフィニッシュです。
平均レベル。
E準決勝、ライト・チューブス&スウィングス:宮本裕向vs.ダニー・ハボック
蛍光灯を題材に真っ向から受け合いながら、
一方では空中ブランコで遊びを加えます。
両方の相性が良くない様に思うが楽しめる内容。
まあまあ良い試合です。
F決勝、ラダー&ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&ライト・チューブ・バンドルズ:ドレイク・ヤンガーvs.宮本裕向
ヤンガーは一手に引き受けていた2,3年前と違って背負っている物が少なくなりましたね。
通常形式での重用で頭に乗っている、というと言いすぎだけど・・・。
試合は悪い訳ではない。
細かい部分で忘れてはいけない基本があるし、打撃にハードな物もある。
そしてリング・サイドのボードへのスポットは強烈。
ただラダーはスケールが大きくなっていないし、情念的な物も伝わってこない。
優等生的な内容で、平均的な良試合。
出場者が現れトロフィーの贈呈とポンドによる締めのマイク。
最後は全員で乾杯。
総評。
例年安定して楽しめる大会と認知していて
今年もそうなると思ったけれど期待外れな内容。
ケジメを取ったDSと反対で、こちらは大日本とのパイプという利点にあぐらを掻いた印象を受けました。
また宮本は他の参戦した日本人と違ってアピール・ポイントに欠けますね。
(執筆日:11/26/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:8/25/11)
注目試合の詳細
なし試合結果
@1回戦、ケージ・オブ・ヘル:WHACKSvs.マッド・マン・ポンドA1回戦、ペインズ・オブ・グラス:ドレイク・ヤンガーvs.スプリーム
B1回戦、バッド・オブ・ネイルズ&ネイル・ストリップス:ダニー・ハボックvs.サミ・カリハン
C1回戦、スカフォーズ&テーブルズ:宮本裕向vs.デヴォン・ムーア
D準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ドレイク・ヤンガーvs.マッド・マン・ポンド
E準決勝、ライト・チューブス&スウィングス:宮本裕向vs.ダニー・ハボック
F決勝、ラダー&ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&ライト・チューブ・バンドルズ:ドレイク・ヤンガーvs.宮本裕向(優勝!)