IWA EC:Masters of Pain 11/29/08の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚組み2時間15分です。
出場者全員が入場し記念撮影を。
@1回戦、デイビー・ジョーンズ・ロッカー・ルーム・マッチ:サムタック・ジャックvs.マッド・マン・ポンド
ロープの代わりに釣り糸が張ってあり、そこに釣り針がぶら下がっている試合形式。
釣り糸は目をこらさないと見えませんし流血させませんが
有刺鉄線に比べ固定が緩いので体を十分に受け止めず食い込みます。
そのためインパクトは思ったよりありましたね。
釣り針を額や腕、耳にひっかけるのも狂っている。
ジャックはIWAデビューでしたが
こいつ、やりよるな、と思わせることに成功しました。
平均的な良試合。
A1回戦、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ネクロ・ブッチャーvs.ジャガレイター
1人Cクラスがまぎれこんだとはいえねぇ。
途中までジャガレイターはまったく攻撃せず
ネクロのお遊びが続きました。
クライマックスがセコンド介入で一気に凶器使用が減ったのもマイナス。
セコンドが最初にカットする際
エイジアン・スパイクでなくアブナミドル・ストレッチだったのも?です。
ネクロはCODにも出ずデス・マッチはもう期待できないのかな、と準決勝が不安になりましたね。
悪い試合。
B1回戦、ケンザン・デス・マッチ:トビー・クラインvs.ダニー・ハボック
前半は場外乱闘で雛壇の攻防やホッチキスを打ち合い。
後半は剣山+画秒がばらまかれたリングでの攻防。
そんなに過激度は高くないですが
彼らは普通の試合もできますからね。
その力を使って楽しくまとまめあげました。
まあまあ良い試合です。
C1回戦、200カーペット・ストリップス:伊東竜二vs.ドレイク・ヤンガー
好カードで実際良い攻防も繰り広げているのですが
いつも蛍光灯でやっている事を木でやられてもなぁ、というのは
少なからず感じてしまいますね。
ボードやテーブルがあるので
地味なまま終わらず、しっかり締められていたので平均的な良試合。
D準決勝、キャビン・フィーバー:サムタック・ジャックvs.ネクロ・ブッチャー
エプロン横にボードと蛍光灯を上に配置したトラップがある他
櫓系の蛍光灯を使う試合形式。
やはりネクロからはかつての輝きを感じられません。
ファンが幻想を抱くヘッド・バッドや拳を誤魔かしのために使っていたように見えましたからね。
それでも両者予期せぬダメージで大流血し盛り上がりましたよ。
また上記トラップは迫力があり
最後の蛍光灯を使おうとした所での丸め込みで勝ちを拾う、という
意表を突いたフィニッシュを導くに十分でした。
中々良い試合です。
E準決勝、デス・フロム・ビロウ:伊東竜二vs.ダニー・ハボック
有刺鉄線を中央に張り巡らせたトランポリン型のトラップ・オンリーといってもよいでしょう。
そのスポットは過激だけど
試合全体で見るとそれ以外はほとんどノーマルの試合で伊東が圧倒しているので退屈です。
悪くない試合。
後伊東はもう少し余韻を持たせて欲しいですね。
試合が終わったらすたこらさっさと帰っていくのは・・・。
F決勝、エレクトリファイド・ライト・チューブス&ペインズ・オブ・グラス:サムタック・ジャックvs.伊東竜二
電気つき蛍光灯は10本ぐらいですかね。
量で勝負できない中で上手く試合の中に取り入れてましたね。
ハードコア・バトルなのでデス・マッチの決勝としてはやや地味だったかなとも思いますけれども
優勝が伊東ではなくジャックだったのでね。
試合後は素晴らしい雰囲気になってましたよ。
中々良い試合です。
総評。
大日とのコネがあるのは大きいですね。
他が劣化していく中で安定したデス・マッチ・トーナメントを作り上げました。
またジャック自身の頑張りもあったとはいえ
USデビュー(?)のジャックを一気にUSデス・マッチ・シーンにブレイクさせたのも大きいでしょう。
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@1回戦、デイビー・ジョーンズ・ロッカー・ルーム・マッチ:サムタック・ジャックvs.マッド・マン・ポンドA1回戦、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ネクロ・ブッチャーvs.ジャガレイター
B1回戦、ケンザン・デス・マッチ:トビー・クラインvs.ダニー・ハボック
C1回戦、200カーペット・ストリップス:伊東竜二vs.ドレイク・ヤンガー
D準決勝、キャビン・フィーバー:サムタック・ジャックvs.ネクロ・ブッチャー
E準決勝、デス・フロム・ビロウ:伊東竜二vs.ダニー・ハボック
F決勝、エレクトリファイド・ライト・チューブス&ペインズ・オブ・グラス:サムタック・ジャック(優勝!)vs.伊東竜二