TOPアメリカン・プロレス注目インディー →IWA EC:Shoots and Ladders 4/5/06

IWA EC:Shoots and Ladders 4/5/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚組み1時間55分です。

@ミッキー・ナックルズvs.ジャガレイター
 ミッキーがハードな攻めを武器に
 セコンドの介入にもめげず男のジャガレイターに立ち向かうも・・・って内容。
 流石にオープニングなので凶器が使われる事はありませんでした。
 少し悪い試合。 

 試合後イアンがミッキーを救出し次回ジャガレイターと対決する事に。

Aトリック・ナスティ、JDエスカレードvs.ウォーピッグ
 2人で豚退治に挑むも
 JDは買収されてリングに入ることは無く・・・。
 悪い試合。
 これからトリックとJDの抗争が始まるんでしょう。

Bブル・ペインvs.イアン・ロッテン
 序盤ペインがボディ・スラムを決めた際にこけた事から
 場内の緊張の糸がとぎれてしまい・・・
 これに対してイアンがマイク合戦で対処し
 リングのせいにするなら場外で戦おうじゃないか、と持って言ったのは上手いなぁ。
 椅子攻撃などでお互い流血した後リングで締める。
 一応通常形式だというのもあるが
 これでペインはまた毒を吐ける訳だから分かってるねぇ。
 平均より少し上。

Cエル・ドランコvs.サンドマン
 前年の迷勝負再び。
 途中ドリンキング・コンテストだと言って
 ビールを口まで持っていく、
 また相手のビールを口に持っていかせない、
 という攻防をレスリングで表現したのは斬新で素晴らしい。
 これを試合のコンセプトで通したら凄いのだが
 サンドマンなので無理でした・・・。
 ボリュームが落ちた事は否めないですが
 今回も楽しめました。
 まあまあ良いファン・マッチです。

Dマッド・マン・ポンドvs.トビー・クライン
 ビッグ・スポット以外はさぼり気味だったので
 珍しく流血しませんでしたが
 テーブル上でのパイル・ドライバー、
 おもちゃのバイクへのトップ・ロープからの投げが見れました。
 平均より少し上。
 試合後囚人服の2人がポンドに襲いかかるもトニーが救出。

EIWA EC王座戦、ラダー・マッチ:クリス・ヒーロー(ch)vs.ディック東郷
 ECだからこそ出来たレア・カード(ECらしくない気もするが・・・)。
 さて試合ですが言語の壁が立ちふさがったか
 こちらの期待をやや下回りました。
 やはりラダー・マッチは凶器を中心に据えるだけに
 打ち合わせが重要になってくると思います。
 一方で、序盤のレスリングの攻防が結構良かったので
 通常形式でやった方が良かったのではと思ってしまいましたね。
 それでもクラシカルを基本に
 所々で今風のムーブを混ぜていて面白かったので
 一応成功と言って良いのではないでしょうか。
 好勝負に届かずも中々良い試合です。

総評。
 何だかんだ言ってメインは
 魅力的なカードなので星1つ。

DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:8/25/11)

注目試合の詳細

EIWA-EC王座戦、ラダー・マッチ:クリス・ヒーロー(ch)vs.ディック東郷
  重厚なレスリング。
  ヒーローが脚に狙いをつけた事で少し優位に。
  バタフライ・ロックを決める。
  東郷はミュール・キックに返す。
  仕切り直し。
  ヒーローがラダーに触って牽制。
  東郷がヘッド・ロックを決める。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  伏せたヒールを飛び越えると止まってヘッド・ロック、拳を叩き込む。
  東郷が場外に降りラダーを手にする。
  ヒーローがダイブを狙う。
  避けられるも一回転して着地。
  東郷がラダーを投げつける。
  ラダーを柵に立てかける。
  ヒーローを殴りつけリングに戻す。
  ラダーを取りリングに入ろうとする。
  ヒーローがロープ越しにドロップ・キック。
  東郷はエプロンと柵の上にのったラダーに伏せる形に。
  ヒーローがブランチャを狙うも避けられラダーに激突。
  ヒーローを殴りつけ流血させると
  エプロンにたてかけたラダーに寝かせる。
  そしてトペ・コンヒーロを決める。
  殴りリングに戻す。
  頭部にサイド・キックを決める。
  コーナーにラダーを立てかけ振り飛ばす。
  フェイス・バスターでダウンさせるとコーナー上からラダーに乗って叩きつける。
  ラダーを立て登る。
  ヒーローが殴りつけ落とす。
  ラダーへのボディ・スラムを決める。
  更にセントーン。
  ラダーをセカンド・ロープに立てかける。
  そこに振ろうとする。
  振り返されるもロープを飛び越えラダーを押し下げる事で
  シーソー式にラダーを東郷に叩きつける。
  ラダーを立て登っていく。
  東郷がヒーローを殴りつけ落とす。
  東郷がラダーを登っていく。
  ヒーローがドロップ・キックを決めると東郷は落ちロープにぶつかる。
  ラダーをコーナーに移動させる。
  東郷はジョー・ブリーカーを決めると2脚目のラダーをヒーローの頭部に挟みサイド・キック。
  コーナーに立ててあったラダーをコーナーに立てかける。
  ヒーローが東郷を担ぎマットに叩きつける。
  東郷がヒーローをコーナーのラダーへ振る。
  ヒーローはラダーの段に踏み乗るとムーンサルトへ。
  避けられるも着地。
  東郷のクローズラインを避けるとコーナー・ラダーへのショルダー・スルーを決める。
  ヒーローがラダーを登っていく。
  東郷が別のラダーで突いて落とす。
  そのラダーを並ぶように立てる。
  東郷がラダーを登っていく。
  ヒーローも別のラダーを登っていく。
  頂上で殴り合い。
  ヒーローがヘッド・バッドを決め東郷を落とすも体勢を崩し自身も落下する。
  ヒーローは場外に転がり落ちる。
  東郷がラダーを登っていく。
  ヒーローがスプリングボードでラダーに飛び乗る。
  東郷を殴りつけラダーを倒す。
  東郷はロープ上に落ち、そのまま場外に落下。
  ヒーローがベルトを取り勝利!
  ヒーローはマイクを取ると健闘を称え
  トウゴウサン、ドウモアリガトウゴザイマス。
  東郷にはPlease come backコールが送られる。

試合結果

@ミッキー・ナックルズvs.ジャガレイター
Aトリック・ナスティ、JDエスカレードvs.ウォーピッグ
Bブル・ペインvs.イアン・ロッテン
Cエル・ドランコvs.サンドマン
Dマッド・マン・ポンドvs.トビー・クライン
EIWA -EC王座戦、ラダー・マッチ:クリス・ヒーロー(ch)vs.ディック東郷