TOPアメリカン・プロレス注目インディー →IWA-EC:Under the Gunn 7/13/05

IWA-EC:Under the Gunn 7/13/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚組み2時間20分です。

@エディ・キングストンvs.KUDO
 軽めの内容にもかかわらず
 KUDOの完成度の低さが露呈されてしまいました。
 それでも流行の打撃スタイルと日本人である事がそれなりの盛り上げを生んでいましたね。
 少し悪い試合。

Aトリック・ナスティvs.トレイシー・スマサーズ
 いつものスマサーズ劇場です。
 長すぎる前口上のマイクから始まり
 ゴングが鳴れば箒相手に1人プロレスを長々と披露。
 まったくもって無駄の塊ですが、
 これぞプロレスの魅力を支える1要素ですから楽しめるんですね。
 悪くない試合。

BダレンEWEvs.ウォー・ピッグ
 戦争豚の食事ショー。
 一方的にダレンを痛めつけていくと
 邪魔しに来たナスティも返り討ちにしてエンド。
 その後ナスティが次回興行での一騎打ちを要求するんですけれども
 起き上がるのが早すぎますねぇ。 

Cイアン・ロッテンvs.ミッキー・ナックルズ
 名勝負数え歌第3番は2つのテーマをはらんでいましたね。
 まず1つに・・・
 1番で尋ねた問いを改めて発し
 それを今度は自発的に答えさせるって事。
 2つに・・・
 肯と応じたミッキーに対し裏の顔、鬼の面も見せ
 壮絶な暴力で持って愛を叩きつける事。
 (次回からのデス・マッチ化を予告する椅子攻撃を一発繰り出したのもポイント)
 乱入で試合が終わるも戦いを再開し最終的には認められる、という
 単なる勝敗の問題ではない事をわざわざ説明する展開は
 不必要でしたが素晴らしい試合でしたね。 
 好勝負に少し届かず。

Dネクロ・ブッチャーvs.ジプシー・ジョー
 ジョーはデス・マッチ・レスラーで
 国際プロレスやIWA Japanに参戦していたみたいですね。
 それにしても驚きなのはジョーが72歳って事。
 もう立派なお爺ちゃんですよ。
 (もしや世界最高齢プロレスラー?)
 アブドゥーラに続きネクロ個人の夢再びって所でしょうか。
 試合ではネクロがひたすらジョーを立て
 観客席で投げベルトで鞭打たれ階段を落とされた挙句丸め込まれて幕。
 意外に面白かったですね。

EIWA -EC王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.ビリー・ガン
  WWE的なプロレスになりました。
 この世界では、長身にもかかわらずレスリングに重きを置いたヒーローは規格外で
 魅力を発揮できませんでしたけれども
 その分ビリーがスパスタとしての技を披露し盛り上げてましたね。
 平均レベル。
 試合後KUDOが挑戦を表明し受諾される。

Fノー・ロープ・バーブド・ワイヤー:JCベイリーvs.マッド・マン・ポンド
 有刺鉄線の使い方を一通り披露した後
 ブロック、ホッチキスを挟んで有刺鉄線のビッグ・スポットに戻る。
 すっきりと、まとまっていましたが
 メイン・イベントという事を考えると 
 この基本的枠組みからもう1歩外に踏み出して欲しい。
 まあまあ良い試合。

総評。
 @を除けばそれぞれの試合が
 それぞれの面白さを見せてくれたと思います。
 イアンvs.ミッキーが収録されているのも見逃せない。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:8/25/11)

注目試合の詳細

Cイアン・ロッテンvs.ミッキー・ナックルズ
  イアンはコーナーに押し込むも離れる。
  イアンがリスト・ロック。
  取り返されると張り手。
  ミッキーがリスト・ロック。
  イアンは逆立ちして蹴飛ばす。
  ミッキーをコーナーに押し込むと掌底。
  フォア・アームズも浴びせる。
  フルネルソンに捕らえる。
  ミッキーがバックを取る。
  イアンがリスト・ロックに返す。
  ミッキーがバックを取る。
  コーナーに逃げたイアンにフォア・アームズを叩き込みヘッド・ロック。
  イアンがバック・ドロップに返す。
  イアンは頬を差し出し打ってみろと言う。
  ミッキーがフォア・アームズを打ち込む。
  イアンは2倍返し。
  ミッキーがフォア・アームズ。
  イアンは揺らぎながらも2倍返し。
  ミッキーは起き上がるとフォア・アームズを連発。
  イアンの一発に倒れるもロー・ブロー。
  ミッキーがヘッド・ロック。
  かけながら拳を叩き込む。
  イアンは殴りつけて逃れるとロー・ブロー。
  しかしミッキーには利いていない。
  ならばとサミングを決めチョップ。
  ダブル・ニーを顔に叩き込む。
  顔に前腕を叩きつける。
  フィッシャーマンズ・スープレックスを狙う。
  ミッキーが逆にブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  場外に逃れたイアンにベースボール・スライド。
  エプロンに振り叩きつける。
  イアンが張り手。
  ミッキーがイアンにフォア・アームズ。
  イアンがお返ししてミッキーをリングに戻す。
  イアンがヘッド・バッドを叩き込む。
  場外へのブレーン・バスターを狙う。
  ミッキーはロープへのジョー・ブリーカーに返すとトペ・スイシーダで追撃。
  イアンが先に起き上がりヘッド・バッド。
  椅子を手にする。
  そしてミッキーの頭部に思いっきり叩きつける。
  鉄柱にもぶつけ噛みつきもする。
  ミッキーは流血している。
  倒れるミッキーにヘッド・バッドを何度も叩き込む。
  顔に前腕を叩きつける。
  リングに戻す。
  コーナーに振り突進。
  ミッキーは避けると鉄柱を使ってイアンにロー・ブロー。
  イアンの後頭部に椅子を置くとダイビング・ダブル・ストンプ。
  カバーするもカウント2。
  イアンが不意を突いてソバット。
  ミッキーの頭部を蹴り上げていく。
  椅子へのダブル・アーム・スープレックスを決める。
  カバーするもジャガレイターらがレフェリーを外に引きずり出し2人に襲いかかる。
  ゴングが鳴る。
  ジャガレイターらはリンチした後去っていく。
  ノー・コンテストが告げられる。
  イアンは立ち上がると関係ない、続けようと言って頬を差し出す。
  戸惑うミッキーにフォア・アームズを叩き込む。
  ふっきれたミッキーがフォア・アームズ。
  もう1発。
  イアンもたまらずOh Shitと叫ぶ。
  イアンがミッキーにヘッド・バッド。
  もう1発。
  フォア・アームズを浴びせロープに振る。
  ミッキーはクローズラインを避けるとフライング・クローズライン。
  イアンは起き上がると頬を差し出す。
  ミッキーは再び戸惑うもフォア・アームズを放つ。
  イアンは避けるとフルネルソン・スープレックスを決めカバー。
  レフェリーが戸惑いながらカウント3を入れる。
  試合は続行されイアンが勝者である、とアナウンスされる。
  イアンはミッキーを起こしハグ。
  イアンはマイクでミッキーに良くやったなと褒め
  次回興行ではセコンドとして俺の後ろを任したいと告げる。
  WWEのような豪華さは無いにもかかわらずIWAを見にきてくれた観客に感謝の言葉を述べる。
  改めてミッキーに戦えた事を感謝する。

試合結果

@エディ・キングストンvs.KUDO
Aトリック・ナスティvs.トレイシー・スマサーズ
BダレンEWEvs.ウォー・ピッグ(DQ)
Cイアン・ロッテンvs.ミッキー・ナックルズ
Dネクロ・ブッチャーvs.ジプシー・ジョー
EIWA -EC王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.ビリー・ガン
Fノー・ロープ・バーブド・ワイヤー:JCベイリーvs.マッド・マン・ポンド