TOPアメリカン・プロレス注目インディー →IWA EC:Happy Hour Hatred 4/5/05

IWA EC:Happy Hour Hatred 4/5/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚組み1時間50分です。

1試合目−デリリウスvs.ジミー・ジェイコブス
 いきなりIWA -MSのヘビー級(ジェイコブス)とライトヘビー級のチャンピオン対決。
 コミカルな動きも交えて観客を暖めます。
 試合は平均的なレベル。

2試合目−ウォーピッグvs.スモーキーC
 生贄は一度も反撃することなく戦争豚の餌食と相成りました。

3試合目−イアン・ロッテンvs.トリック・ナスティ
 イアンの新人教育マッチ。
 上手い下手云々の前にナスティが何の特徴もないので
 どうしようもなく・・・。

4試合目−デイジー・ヘイズvs.ミッキー・ナックルズ
 そこいらの男子の試合よりよっぽど面白い。
 終盤があっけないですが序盤中盤のテクニカルな攻防は見ごたえあり。
 良い試合です。

5試合目−初代IWA EC王座決定戦:クリス・ヒーローvs.マイク・クァッケンブッシュ
 得意のチェーン・レスリングに
 一気にスピード・アップする展開とか
 序盤は良いんですが
 中盤の展開不足で終盤に弾みがつかずで
 期待を下回り5試合目という位置づけに即する程度の内容になってしまいました。
 正直クァックのビッグ・マッチってCC、ヒーローぐらいなもので
 マンネリ化しているのかもしれません。
 まあまあ良い試合ですけれど
 この2人で初代王座戦ということを考えると
 残念ながら失敗というしかない。 

6試合目−エル・ドランコvs.サンドマン
 ネイト・ウェブ扮する酔いどれ仮面とお馴染み酔いどれ親父の対決。
 サンドマンはEnter Sandmanで入場すると
 客にビールを飲ませたりとサービスしまくり。
 試合は前半ドランコのネタ披露で
 後半はラダーを使ったりしてECWを回顧するという展開で
 サンドマンらしいぐだぐだのプロレスを。
 中々のファン・マッチでした。
 
7試合目−ファンズ・ブリング・ウェポン:マッド・マン・ポンドvs.トビー・クライン
 電球付バットや画鋲付バットから
 蛍光灯なんかを使い手加減なしの
 中々気合の入った良いデス・マッチでした。
    
総評。
 IWA-ECは全部そうなのかは知らないのですが
 今大会一般の大会より1時間短いです。
 そのため全般的に試合の質は高いですが
 IWA-EC王座戦が期待を下回ったことで
 特別良い試合がなかったのも確か。
 一番印象に残った試合は酔いどれ対決でした。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

D初代IWA-EC王座決定戦:クリス・ヒーローvs.マイク・クァッケンブッシュ
  創意工夫に富んだチェーン・レスリング。
  どちらも一歩も引かず負けていない。
  仕切り直し後最初に仕掛けたのはクァック。
  脚を踏みつけるとスピードに乗った攻めを見せコーナー上から飛んでのアーム・ドラッグ。
  更にヘッド・シザースから場外のヒーローにトペ・コンヒーロ。
  ルチャらしいスピード感あふれる避けあいからヒーローがドロップ・キック。
  ヒーローがクァックを甚振りセントーン。カバーするもカウント2。
  クァックはコーナー上のヒーローに延髄切りを決める。
  ヒーローの脚に狙いをつける。
  十分と見たかダブル・アーム・パワー・ボムの体勢に。
  ヒーローは力で無理矢理封じると逆にスパイン・バスターを決める。   
  両者ダウン。
  ヒーローが攻め込んで行きセカンド・ロープからクラベイト・カッター。 
  カバーするもカウント2。
  もう1発クラベイト・カッターを狙う。
  逃れられるもモンキー・フリップを防ぎ
  コーナー上に置きクラベイトから投げ捨てる。
  カバーするもカウント2。
  ならばとハングマンズ・クラッチへ!
  クァックはロープを掴む。
  クァックはDDTを決めカバーするもカウントは2。
  フェイス・バスターからの丸め込みもカウント3ならず。
  ならばとアンクル・ロックを狙う。
  ヒーローは蹴り飛ばす。
  しつこく狙ってくるクァックを丸め込み1,2,3!
  ヒーローが初代IWA-ECチャンピオンに!

試合結果

@デリリウスvs.ジミー・ジェイコブス
Aウォーピッグvs.スモーキーC
Bイアン・ロッテンvs.トリック・ナスティ
Cデイジー・ヘイズvs.ミッキー・ナックルズ
D初代IWA EC王座決定戦:クリス・ヒーロー(初代チャンピオン!)vs.マイク・クァッケンブッシュ
Eエル・ドランコvs.サンドマン
Fファンズ・ブリング・ウェポン:マッド・マン・ポンドvs.トビー・クライン